切幡寺をお参りした後お店に戻って荷物を受け取ると,11キロ
先の藤井寺に向かって歩き出す。
お昼はどうしようか。
10番下にうどん屋さんがあったみたいだけど,私たちが通った
時にはすでに閉まっていた。
なので,11月と同じうどん屋さん(結局うどんなんだけど。)で
食べることに。
Yさんは遍路装束に変身したのでいきなり立派なお遍路さんに
なっている。ただ,菅笠の紐がゆるゆるなので結局この後も被る
ことはなく,リュックにくくり付けていたけど。
そうしてうどん屋さんに到着。
歩きの人はあまりいなさそうだけど,すごい盛況ぶり!
大きい駐車場のあるそれなりの規模のお店が遍路道中に他に
ないからかも。
食べ終わってさらに歩く。
Yさんはすっかり前を行っている。
とよいちさんと1回目の思い出を語りつつ進んでいると,土手が
見えてきた。
Yさんは土手の上でちょっと驚いているのか戸惑っているよう
だったが,私たちが上にいくとスッタスッタと先に行ってしまった。
私ととよいちさんはYさんがここがすでに川の中なんだってこと
が分かっているのかなあと訝っていたのだがやっぱり分かって
いなかった。
で,Yさんが前を歩くことにまったく違和感なく歩いてたのだけど,
1つ目の沈下橋を歩いていてハッと気がついた。
沈下橋は橋の一部を除いて一車線分ぎりぎりの幅しかないから
いくら端っこを歩いても車は避けられないのだ!
わ~!こんなときこそ前歩かないと~っ!
でも、追いつけない!(爆)
と、前のほうから車が来た。ら、Yさんは出っ張った部分に駆け
込むこともなく、狭~い欄干に上がって平気で歩いてるではない
ですか! おーい、下手したら川に落ちちゃうよ~!
Yさん、こわいもの知らず、、。
大きな中州も通り過ぎて2つ目の沈下橋も渡りきり、土手を上がっ
て近くの休憩小屋でしばしの休憩。とよいちさんは近くの公園に
トイレを借りに行ったまま長いこと帰ってこないので、Yさんと一緒に
お菓子やバナナを食べて待っていたら、とよいちさん曰く、トイレで
子供たちが遊んでてなかなか入れなかったとのこと。なんだそれ?
とにかくあと1時間強ですぞ。4時には着きたい!
そして出来れば明日鍋岩まで歩いてから帰るという群馬さんに
会って手ぬぐい渡したいなあ。
で、ゆっくり行くというとよいちさんを置いて、Yさんと私は構わず
どんどん歩いていった。そしてとよいちさんの姿は見えなくなり、
結局藤井寺までに追い付くこともなく、、。
Yさんと私は4時前に到着。でも、群馬さんの姿は見えず、ちょっと
がっかり。とよいちさんは意外と早く10分後くらいには着いたので
お参りしてから今晩の宿「旅館吉野」に向かった。境内にはまだ宿
の決まっていないお遍路さん達が2,3組いて、寺近くの宿は2軒とも
いっぱいなのは確実なので今からまた駅前まで戻るのはしんどい
だろうなあ、と同情する。
群馬さんたちは駅前に宿が取れたのかしら?
と思いつつ今日の宿に2人を案内する。「旅館吉野」は前回も
泊まっていて、新しいし、女将さんもいい人なのでお勧めです。
宿に着いて宿帳に名前を記入しようとしたら、なんと群馬さんの
お名前が!?女将さんに聞いたらキャンセルでちょうど空いたから
とのこと。ひゃー、群馬さんにはやっぱりご縁があるんだわ!
また、この日はすごい偶然ながら、バー曼荼羅のオフ会にも参加
されたことのある女性も同宿で(とよいちさんの絵もお買い上げいた
だいているということで、とよいちさんも恐縮。(笑))、にぎやかな夕
食になりました。
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私はGWにはそこまでのお遍路さんには出逢えませんでした。
類は友を呼ぶ---ではないけど、やはり、お遍路さんを呼ぶ何かがあるのかもしれないですね、みいちゃんには。
でも、何度もあっても納め札を交換するかどうかはその時の雰囲気にもよるよね。
今回はYさんもいたこともあって、こういうふうに交換するんだってことを教えてあげたかったというのもあったから積極的に交換してたかも?
でも、お遍路は納め札を交換するっていう習慣というものがあるっていうのが根本にあったりするから、普段に比べても自然に渡しやすいかな。
あったばかりの男の人に普通だったらそんな簡単に住所や電話番号書いてサラッと渡さないもんねえ。