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くらぶアミーゴblog

エッセイを綴るぞっ!

菜の花咲く南房へ 後編

2005-01-17 13:14:32 | 
 各画像、クリック拡大可能です♪
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正しい昭和のお部屋


 今回はクラブトクー!で宿を取ったのだ。温泉ホテルなのだが2食付きで8千円弱。部屋の窓からの眺望がすごい。

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 海辺の道路を一本挟んで、その向こうは野島埼灯台。
「文句ない、なーんも文句ない」と二人で景色を絶賛する。それからその岬まで行ってみた。
 ものすごい強風の中をヨロけながら進む。浸食された岩が美しい岬公園だ。nojimasakitoudai250神社でお参りしてから磯に降りる。逆光の中で見える波は、透明なエメラルド色。潮風で飛沫が顔にかかる。
「すごいな、地中海と同じ色だぜ」
「千葉もきれいだなあ」
「だけど、こう顔に掛かってくるのも、なんですな」
 灯台は150円の入場料を払うと中に入れる。螺旋階段をぐるぐる上ると、さらに凄まじい強風と景色を味わえます。

 ホテルに帰って、大浴場の温泉に浸かって身体を暖めた。
 旅先で温泉に浸かっている時間というのは、いつもいろんなことを考えてしまう。世界平和の希求とか(嘘だけど)、最新の認識論の検討とか(嘘だけど)、夕べ残した飯の美味なる再生復活法とか(これはホント)。
 そして、いよいよ待望の夕飯である。勿論海の幸で埋め尽くされるのである。
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酒の持ち込みは禁止ですってば


 アルコールの炎で炙っていたサザエが爆発し、辺りに貝殻が飛び散る。しかし世はこともなし。ベランダで冷やした発泡酒が魚に合います合います。
「まあ、おひとつ」
「や、失敬」
「しかし何ですな、千葉もやりますな」
 昭和の雰囲気が濃厚な宿では、このように言葉遣いも変えなければならない。「うっそお、マジかよ」とか言っちゃあ台無しである。
 翌日は富浦町にある猫(にゃん)だ! PARKで遊んで帰りました。南房は全面的に宜しいところでしたぞ。
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