ロシアというと
どうしてもクリミア問題を避けて通ることはできません。ソチ五輪直後にウクライナ領クリミア半島を侵略(2014年2月23日)したので、もう5年を過ぎました。
併合から4年半 ロシア支配のクリミアは今:nhk 2018年8月24日
半年前の記事で、クリミア半島とロシアをつなぐ橋は
- 道路部が2018/05/15開通
- 鉄道部は2029開通予定
とのことです。
武力による国境線の変更に対して
国際社会はロシアを今でも制裁しています。
国家ぐるみで薬物隠蔽工作をした事件もありました。リオや平昌(ピョンチャン)ではロシアが制裁されましたが、来年2020年の東京オリンピックでの扱いはどうなるのでしょう。見通しでは、制裁が解除されそうですが、これだけはどうなるか分かりません。
クリミア半島の住民(190万人)は
ロシアへの併合で生活はよくなるはずだと思っていたようですが、橋は国家プロジェクトだったものの、地元には関係がなく、生活は悪化しているとのこと。
ロシア併合直後には「100%」近い人がロシア編入に賛成していましたが、2017年には今住民投票が行われたら賛成すると答えた人が「79%」だとします。3年で20%の人が懐疑的になっています。
クリミア半島の主要産業は農業ですが
水がウクライナから供給されておらず、致命的な状況ですが、放置されたままのようです。
ロシア側は水を止めたウクライナに責任があるとしますが、軍事的に併合した国が言うこととは思えません。
全体主義国では、ロシアも朝鮮半島も中国も、み~んな「責任はいつも、自分ではなく他者にある」のでした。
NHK花澤は
クリミアの人たちの状況が改善されるかどうかが、ロシアと欧米の関係を左右すると結んでいるのですが、ロシアが水関係で何かを生み出せるとみているのでしょうか。
それとも、ウクライナが北朝鮮のように駆け引きして、ロシアから何かを引き出せるとみているのでしょうか。
さてさて、皆様はどう思われますか。