カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

韓国の醜聞606 米国のグローバル化が終わった

2019年03月03日 23時57分35秒 | アジア

 


韓国があれほどまでに恐れていた世界:朝鮮日報日本語版 2019/03/03 


2年ほど前に米国で出版され

先月韓国訳が出版された本があるそうで、その名は「『シェール革命とアメリカのない世界』(原題:The Absent Superpower)」。

もちろん私は、日本語訳や原本にも目を通していません。

記事によると、2年前の本にしては今の韓国を言い当てており、出版社の陰謀があるかも知れませんが、優れた著述なのでしょう。

その内容ですが、記事によると

アメリカは、シェール石油の自信によって、もはや中国の台頭を促したグローバル化の夢を追わなくなり、トランプの反グローバル化に至った、というのです。

この結果、トランプは自国第一主義をかかげ、韓国は中国と共に発展し、しかも中国と日本の間に挟まれて窮地に陥ってしまった、と言うのです。

ただし中国に限りなく接近した朴槿恵や、北朝鮮に限りなく接近している今の文在寅が、韓国民の総意でもって窮地に陥っているのかどうか、私にはわかりません。 

説得力がありますね。

しかし「責任はいつも、自分ではなく他者にある」と思っている限り、朝鮮半島には永遠に明るい未来が来そうにありません。

さてさて、皆様はどう思われますか。


アメリカの醜聞233 コーエン証言

2019年03月03日 20時52分20秒 | 海外

つい先日2019/02/27-28(4日前)

ベトナムのハノイで第2回目米朝会談がありましたが、同じ日にトランプの母国アメリカでは、昨年の中間選挙で下院で過半数を占めていた民主党が中心になって「10年ほどトランプの側近を続けていたものの議会での偽証罪に問われ司法取引に応じた」マイケル・コーエンの証言が全米に中継されていました。

トランプは、米朝会談どころではなく、「コーエンは罪を軽くするためにウソをついた」などと逐次反発していたようです。

結局

コーエン証言で不利になると考えたのか「妙な米朝会談にするとますます不利になる」と恐れ、トランプが会談を決裂させたのではないかという声も出る始末です。

それでなくてもトランプは、対中国の交渉もあり、中国と韓国を分断させる意味からも、韓国の文在寅を非難できず(普通ならば韓国を徹底的に罵倒するところ)、会談の事前には異様なほど北朝鮮を持ち上げており、奇妙な取引をするのではないかと恐れる人もいました。北朝鮮に丸め込まれるのではないかというわけです。

民主党が主力になった下院でコーエン証言が会談と同じ日に行なわれたのは、そんな「トランプが妙な取引をするはず」と読んだ民主党が仕掛けたものでしょう。

北朝鮮もまた民主党と共和党を分断させるのに人一倍熱心であり、とにかく共和党トランプのうちに決めたいと思って、民主党と同じ読みで強硬に出たため、トランプは会談を決裂させたに違いありません。北朝鮮では、この決裂が意外なものであったらしく、いずれこの責任を取らされ、予想外の人が粛清されるでしょうが、これは「おおやけ(公)」にされるかも知れず、「こやけ」に終わるかも知れません。

そんな程度の北朝鮮でして、勘違いなさいませんように。 


コーエン被告の証言要旨、「トランプ氏は詐欺師」:日経新聞 2019/2/28


 He Is a Racist, He Is a Con Man, and He Is a Cheat:NYT  Feb. 27, 2019  

Racist:人種差別主義者

Con man=Confidence man:詐欺師

Cheat:ペテン師 


さてさて、皆様はどう思われますか。


中国に関する醜聞488 弁護士・閣僚・新車もまた

2019年03月03日 07時16分09秒 | アジア

中国では

弁護士Aが中国共産党の非道ぶりを指摘すると、しばしばその理由で逮捕され、裁判の際には別の弁護士B(中国共産党べったり)が弁護します。

しかしやがて弁護士Bもまた中国共産党の意向と異なる弁護をしたため逮捕されると、またまた別の弁護士C(今度こそ中国共産党べったり)が登場して、裁判で弁護するのです。

その他の人たちが、突然行方不明になり、後日(1週間~数か月後)当局に汚職容疑か脱税容疑で逮捕されていることが判明するのと違って、これは異色です。

これは、次のような関係と似てます。

せっかくトランプに指名され議会承認されても、やがてその人はトランプに解任されるか自ら辞任に追い込まれます。トランプによって新しく指名されて議会承認後にその職務に別の人が就きますが、その人も、やがて解任辞任に・・・・・・。

旧型の車のリコールムードを払拭するために新車が発表されますが、その新車も、やがてリコール対象に・・・・・・。

つまり

かつてのイメージを払しょくするために新しい弁護士・閣僚・車が登場するのですが、それもまた輪廻(りんね)のように繰り返しては消える運命にあるのでした。

これは擬似民主国家の中国でも、独裁大統領をかかえる米国でも、そして日本の自動車会社でも、それぞれ異なる法的側面をもっているとはいえ、同じ構造なのです。


習近平が仕掛ける「清朝」歴史戦争:クロスリー newsweek 2019年2月16日 


この記事は

米政府による対中貿易問題が起こったあと

第2回目米朝会談の前

のものです。

中国共産党は、その成り立ちゆえに、過去の歴史さえ現在の解釈で弾圧統治に利用します。

韓国もそっくりです。

弾圧支配や報道規制が危ういとみると、歴史を狡猾に利用し、日本人が、ころりとだまされるようですね。

朝鮮半島(韓国・北朝鮮)を見ているとよくわかりますが

  • 朴槿恵が中国へ
  • 文在寅が北朝鮮へ

無批判に接近するのには、意味があったのです。

北朝鮮の暴走に備えて米製THAADミサイルを韓国内に配備したときに、中国共産党は米国ではなく韓国を制裁しましたが、韓国がWTOへ提訴したという声を聞いたことがない、のがその証拠でしょう。

そう

  • 朴槿恵の韓国も、ミサイルの配備問題で
  • 文在寅の韓国も、米朝会談の決裂問題で

中国共産党の暗躍が見え隠れします。

韓国は

大失敗をしたのですが、いつものように「責任は他者にある」としたため、永遠に同じことを繰り返しております。 


記事の内容ですが、3つの使命があると言います。

  1. 全王朝の正史、いわゆる勝者の論理に基づく歴史書ですが、清(1636~1912)滅亡後に新王朝ができず、王朝支持派が案を練ったものの中華民国政府が出版を禁じ、2000年以降になって中国共産党が意欲を示し、近く出版するようです。
  2. 清史関連のデジタル化を進めることでファイルは200万件になろうかとされているようです。
  3. 習近平は清王朝を、「伝統的なマルクス主義史観と外国人研究者を打破」するために、使っているとしています。 

に関しては、前半はともかく、後半の解釈が分かれていますが、習近平は従来の中国共産党の解釈や外国人歴史家ともちがう説を唱えていると言います。 

  • 国民党:清は中国人の奴隷化と虐殺を放置した
  • 共産党:従来は、儒教が中国人民を抑圧した
  • 歴史家:米国では、力・富・虐殺で征服した帝国とみる
  • 習近平:巨大な文化・経済に喜んで参画したのが周辺国

特に習近平の方針には注意が必要だとします。

  1. 2013年国家主席就任後、外国の史研究者に対する敵意に満ちた攻撃を指示し、この攻撃は今も続いています。要するに反対を許さないという方針は、従来の共産党と同じです。
  2. 習近平は、外国人歴史家を「新たな衣をまとった帝国主義者」とし、帝国主義とグローバル化が歴史を書き換えているとしますが、どちらが書き換えているのでしょうね。中国では「敵対相手が歴史を勝手に書き換えている」と非難するのであり、「歴史は学問」ではなく、時の政権が解釈を恣意的に変えられるのです。こんなところで「共通の歴史教科書」などあり得ませんが、中途半端な韓国では、日本はドイツに倣えと支離滅裂なことを言っております。法治社会を偽造する「すき間産業そのもの」でしょう。
  3. 国境線は、「検証不可能な歴史的主張ではなく、条約や国際社会の承認によって決まる」、とするのが筆者の考えです。しかし中国共産党は今でも「検証不可能な歴史的主張で国境が決まる」と考えています。 

習近平は

結局のところ、外国人歴史家が相手というよりも、中国国民をこの歴史観に染めたいらしく、中国国内の歴史家にその命を下しているようです。

「現在の都合に合わせて過去を解釈」するというのは、まさに事後法そのもので

中国

韓国

北朝鮮

では、それが当たり前なんでしょう。

これらの国の主張が、条約や国際的な法支配の方向ではなく、検証不可能な主張に基づくことは、最近の動きからしても明らかですね。

検証不可能だからこそ、どっぷり浸かることができ、誰をも寄せ付けないのです。そんな儒教国家が、日本の近くにたくさんあることを知っておかねばなりません。

習近平もまた

利用され使いまわされる「弁護士・側近・車」と同じように、輪廻のごとく消え去る運命にあるのでしょう。

さてさて、皆様はどう思われますか。