米朝会談が決裂したことで
- 韓国 :擬似民主国家では新人事でその場をしのぎます
- 北朝鮮:独裁国家では、まだ表面化していませんが不都合な結果をもたらした担当者がこっそり粛清されます
- 米国 :辞任解任が続き、こんな程度の決裂は日常茶飯
韓国の新しい統一部長官に指名された
金錬鉄(キム・ヨンチョル)
この人は、文在寅より激しい親北派なのかも知れません。
文政権、新統一相に金錬鉄氏:朝日新聞 2019年3月8日
ベトナムでの米朝会談が決裂したのを受けて
韓国の文在寅は、自分よりも激しいかも知れない親北派の金錬鉄(キム・ヨンチョル)を指名したようです。
なお韓国では大統領が指名したあと、公聴会で質問に答える義務があるものの、自動的に承認されるようです。つまりアメリカのように議会承認は不要なのです。:ロイター
私は会談決裂の遠因が「仲裁」した韓国にあると思います。
米朝会談が決裂した後の思惑です。
韓国:「国連制裁の枠内で検討し、米国とも協議したい」
米国:「開城団地再開を認めると韓国がずるずるとごまかす」
仲裁者→促進者という声も(もっと前からでしょう)
決して表面だけの言葉にごまかされないようお願いします。
主権を奪われたと反発するのが韓国左翼政権ですが、それならばなぜ在韓米軍がいるのですか?
韓国左翼政権の理想としては
- 在韓米軍を追い出して、無事主権を取り戻すのですが
- 朝鮮半島統一後、無事中国に支配され主権がなくなる
そう、どんな時代であれ朝鮮半島には主権がないのです。
この理想が「韓国民の総意ではない」ことを祈るばかりです。
つまり
南北経済交流を推し進めようとしている金錬鉄を統一部長官に指名したということは、いろんな裏事情があったにせよ、従来以上に文在寅は反米色を強めたことになります。
アメリカは、韓国が「南北経済協力に走ることは制裁破りにつながる」としてこれを警告しているようです。
韓国を信頼していない人たちは、監視に力を入れています。レーダー照射事件でも韓国が北朝鮮の瀬取りにかかわっていたので、あわてて「低空飛行をして威嚇している、謝罪せよ」と争点をほかに移そうとしているのではないかと疑う声もあるようです。
私が何よりも気になるのは、このような信頼性のほかに
- 文在寅の「反米姿勢」そのものではなく
- 文在寅の「無批判な北朝鮮への接近姿勢」
これは「本来の瀬戸際外交からはずれた路線」で、正しく北朝鮮をも批判しなければなりません。
えっ、双方には「いい顔をしている」、つまり正当に「卑怯なコウモリ」を演じているですって。
いやそれだけではたりません。双方を批判するのが、多くの人に認められる手法なんです。
まぁ、文在寅の、反米にも親北にも、信頼性はないのでしょう。
韓国高官「金錬鉄が統一相に就任すれば米国も何もできない」
文在寅(ムン・ジェイン)大統領から次の韓国統一部長官に指名された金錬鉄(キム・ヨンチョル)元統一研究院院長は・・・・・・
金氏は2017年4月にTHAADが慶尚北道星州郡に搬入された際には「(米国が)大韓民国を主権国家と見なしているのか疑わしい」とも述べていた。・・・・・・
野党などからは「金錬鉄氏が統一部長官に就任すれば、韓米同盟はさらに悪化するかもしれない」といった懸念の声も出ている。:朝鮮日報日本語版 2019/03/15
いや韓米同盟は
「悪化どころか、なくなってしまう」でしょう。
これが左翼政権の実態ですが、そんな統一部長官を指名するような大統領を望んだのもまた、韓国民だったのです。
私の予想ですが、3年後に再び韓国民が左翼政権を選んだ場合
- ほぼ間違いなく在韓米軍が撤退し
- 韓国は北朝鮮に飲み込まれてしまい
- 「無事」朝鮮半島は中国傘下となり
- このことが在日米軍に大きく影響を与えることでしょう。
米国が「韓国を主権国家と見なしているのか疑問」と言いますが
主権があれば国連の制裁を破っていいと思っているのでしょうか(笑)。
制裁破りを放置しておきながら「主権国家とみなされていない」と頑張っても誰も相手にしないでしょう。
もし可能ならば「制裁破りを調査する」ことですが、それができないので「大声で主権を叫んでいる」のでしょうか。まったく意味不明ですね。
新統一相候補・金錬鉄氏の放言癖:朝鮮日報日本語版 2019/03/13
典型的な北朝鮮礼賛者であるた金錬鉄(キム・ヨンチョル)が「北朝鮮の人権弾圧、違法行為の確実な証拠はない」と言っているようです。
しかし
のであり
- 宇宙人がいるという確実な証拠はない
- 徳川幕府が民主的な社会を目指していたという確実な証拠はない
でもって宇宙人を否定したり徳川幕府を攻撃しても、意味はありません。
アメリカとしては
国務長官をティラーソンからポンペオ(トランプの言うなり)に変えたのに決裂しましたが、トランプとしてポンペオは「顔色をうかがってくれる味方」であり、国内トラブルを回避するのに成功したその決裂結果に満足しているでしょう。
さてさて、皆様はどう思われますか。