カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

スポーツ生中継2つ

2014年10月15日 07時17分41秒 | スポーツ

 

昨日の2つの生中継とは

  1. 北海道(パ・リーグ3位)2-1オリックス(パ・リーグ2位)で、1勝1敗でしたが日本ハムが勝ちました。日本シリーズへ進出できる最終的なパ・リーグ代表が、今日から始まる福岡(パ・リーグ1位)と北海道(パ・リーグ3位)の試合で決まります。こちらは7回戦ですが事前に1位の福岡に1勝が与えられていて、実質6試合であり、福岡は3勝をあげれば4勝となり日本シリーズ進出、北海道の場合は6試合のうち4勝が必要です。日本の場合、すでにリーグ優勝は決まっており、今やっているのは日本シリーズへの進出権を争っている「クライマックス・シリーズ」というヤツです。
  2. シンガポールで行われたサッカー強化試合(親善試合)であり、ネイマールが4ゴールを決めブラジル4-0日本で終わりました。

同じ時間帯でしたが、試合時間が長い野球のほうが1時間早く始まったので、19時からは両方のチャンネルを切り替えて視聴できました。あ~いそがしい(笑)。

 

敢えて言えば、

好きな人にとっては重要かも知れないもののサッカーの勝敗はどうでもいい「強化試合」ですが、野球のほうは勝った方が「最終パ・リーグ代表決定戦」へ進出できるとあって、より重要かと思いました。

いい試合展開が続いて延長に入ったとたん、北海道4番の中田翔のセンター越えの本塁打が出て、ぎりぎり2-1で北海道が勝っております。なお5番打者として大谷が登場していましたが、さっぱりでした。

考えると

北海道の監督栗山は、素質があった中田翔を、だめでもだめでも、使い続けましたね。

また大谷が入団前から米国野球を希望していたので一生懸命に語りかけてなんとか入団させて今年が2年目。投手として11勝(2年通算で14勝)防御率2.61(2年通算で3.07)、打者として本塁打10(2年通算で13)打率0.274(2年通算で0.257)という成績をあげるまでに成長しました。投手で2年目11勝だけでも立派と言えるのに、本塁打10とはみごとなものです。

結果論かもしれませんが、栗山の執念が実ったと言えましょうか。昨年の最下位から奮起して、今年は3位。そしてCSシリーズを勝ち抜いて今日から福岡との決戦です。

ちなみに大谷の2年目と、イチロー・落合の2年目を比較すると

イチロー

2年目では打率0.188、本塁打1(2年通算で1)、打点3(2年通算で8)

そして3年目に開眼し、打率0.385、本塁打13

9年間のオリックスを経てMLB(マリナーズ~現在ヤンキース在籍)の今2014年終了時点では、打率(NPB通算9年で.354、MLB通算14年で.371)、本塁打23年通算で230)、打点124623年通算で1246)、安打23年通算で4122)です。

落合博満

2年目では、打率.282、本塁打15(2年通算で17)、打点32(2年通算で39)

そして3年目に開眼し、打率.326、本塁打33、打点90

生涯の20年通算では、打率.311、本塁打510(歴代6位)、打点1564(歴代5位)三冠王3回は歴代1位

〔通算記録:こちらも〕

 

つまり大谷翔平(おおたに しょうへい)が

今年2年目に残した、投手として11勝、打者として10本塁打、という数値は、実に立派な記録なのであり、大谷の来年3年目に極めて大きい関心がある根拠を示すために、イチローや落合が3年目で開眼したことを紹介したのでした。


今日から始まるパ・リーグ代表決定戦で

北海道が勝っても負けても、私にはどうでもいいことです(笑)。

大谷が来年3年目の開眼を目指す前提で、今日からの闘いを活かせるかどうか、それだけに関心があるのでした(大笑)。


 


2014台風19号 日本列島通過の軌跡

2014年10月14日 08時38分31秒 | 科学(気象)

「でした」などと安易に過去形で済ませようという意図はなく、被害を受けた人たちのことをよく理解しています。

今年の台風で、連続して発生し、なおかつ似た経路をたどったのがありました。

台風18号

  • 南太平洋で発生
  • 静岡に上陸
  • 内陸部を通り茨城から太平洋へ
  • 南太平洋で発生
  • 鹿児島に上陸し宮崎から海へ
  • 高知に上陸し徳島?から海へ
  • 大阪へ上陸
  • 内陸部を通り福島から太平洋へ

ということでした。


気になった一つはNHK総合の報道で、2014台風19号が大阪へ上陸するときのこと。

気象庁によると、として2回ほど画面に「現在地を緯度経度つき」で示していました。それは淡路島のやや北から大阪湾へ抜けたころと、大阪市の南港近くへ上陸したころのことです。

ところが最新状態だったはずなのに、その発表の5分後〔10/13 20:41〕の臨時ニュースで「大阪府岸和田市に上陸」となりました。

大阪市と岸和田市は約20km離れていて、同じ大阪府内とはいえかなり離れています。20kmといえば、羽田空港からなら横浜あるいは船橋への距離に相当しますから、かなりの誤差とも言えます。

昔の記憶では、「台風~号が~市に上陸しました」と断定していたようですが、今の時代では台風~号が~市付近に上陸したと見られます」とあいまいになってきました。観測精度が上がっているはずなのになぜこうなったかと言えば、おそらく台風の上陸そのものの定義が変わったからでしょう。「台風の中心」というのが、中心気圧がひっければひくいほど(大きければ大きいほど)あいまいになりますし、どの時点、どの場所で、上陸したと特定することが難しくなったからではないか、と勝手に考えています。


もう一つは「再上陸」という言葉です。

再度(さいど) goo辞書によれば

ふたたび。二度。両度。副詞的にも用いる。「―にわたる交渉」「―注意する」

神戸市には地名として残っているようです。

「再度」を「ふたたび」と読ませ、再度公園(ふたたびこうえん)とか再度山(ふたたびさん)などの例があります。

ところが3ヶ所に上陸したとされる今回の2014台風19号のニュースでNHKは

  1. 最初鹿児島に上陸(これはこれでいいでしょう)
  2. 高知県に再上陸(これもこれでいいでしょう)
  3. 岸和田市に再上陸

最後では「再々度上陸しました」などのほかの表現を使い、「3回目の上陸だった」ことを示すほうがよかった、のかも知れません。

 

さいさい【再再】( 副 )

ある動作を何回も繰り返すさま。たびたび。何度も。 「 -申し入れたとおり」 「 -にわたる警告」 (三省堂大辞林)


尤も、

どのくらいの面積以上の島から「上陸」とするのかといえば、「島」の定義にもよります。同様に大陸と島の定義もあやふや(綾小路麩屋町:あやのこうじふやまち)ですね(笑)。

つまり沖縄本島ならば、堂々と南から上陸して北へ抜けても「通」にぎず、九州ならば鹿児島の南部をほんの少しかすめた程度なのに「上陸」とするのか、ということですね。

まぁ今回も、どうでもいいことばかりでしたか(大笑)。



ニユーヨーク・タイムズの正体

2014年10月13日 06時52分37秒 | 海外

どこのマスメディアも、

「たたけば埃(ほこり)が出る」ので、特別に珍しいことではありません。

しかし不思議なことながら、薄い関心しかない人にとっては、活字になった情報の「信頼性がきわめて高い」ようで、これは「危険度がきわめて高い」状況と言えます。

要は

どのマスメディアにはどういう危険があるかを、各人が自分の見方でもいいから、しっかりもっていること

でしょうか。

それぞれの人間にはかけがえのない長所があると同時に、どうしても超えられない奇妙な欠点もある、ということでしょう。

たとえば次のようなものです。

あるマスメディアが

  • どの政党を支持し、どの政党のあら探しをしているか。
  • どの国にべったりで、どの国のあら探しをしたがるか。
  • 競合他社のマスメディアと、どういう競争関係にあるか。
  • どういう資本関係・支配下にあるか〔特に資本主義国の場合〕。
  • 必ずあるはずの、どんな偏向をもっているか。

上記のようなことを薄々でもいいからわかっているなら素晴らしいし、もしもまったく頓着しないなら、あなたは相当偉大な人物です(笑)。


まず大切なのは、

日本のマスメディアが世界各紙から引用する場合に、これぞ、と思った記事を引用することがあり、やはりそこに「自社に都合のいい内容を選ぶ」という「拭(ぬぐ)えど拭えない固有の」傾向(クセ)が見られます。

あるマスメディアが、ある日本の組織を記事にする場合など、海外のどこかの組織に取り上げられたことを引用し・・・・

世界的に著名などこどこが、日本のどこどこの、なになにをこうこうしています・・・・

と表現します。

自社が取り上げた記事の信頼度を補完させる意味で、海外の「権威」を利用しています。この場合のその海外の権威を、かってに「高い」とみなしているのですが、実態はそうではないことも多いのです。

よって、マスメディアのこの引用の仕方が、そのマスメディアの特徴をみごとにあらわしていると言えます。


さてニユーヨーク・タイムズですが、朝日新聞と対比してみると、おもしろいことがわかってきます。

 

  • ニユーヨーク・タイムズは朝日新聞と提携をしている。これはよくあることで問題なし。
  • ニユーヨーク・タイムズの東京支社が、朝日新聞の東京本社ビル内にあること。これもよくありますが、よっぽど親密でないとこうはなりません。
  • ニユーヨーク・タイムズにも朝日新聞にも、まともな記事が存在する。これは産経・読売・毎日などにも、言えることです。
  • ニユーヨーク・タイムズにも朝日新聞にも、時折みょうな記事が見られる。「親中で、反日」という点で両社が妙に一致していて、同一ビル内の提携会社らしさを思わせます。特に「日中関連記事」では、多くの場合、両社には中国共産党の立場から見た記述が目立ち、日本の対応が未熟であるという前提が認められます。それもそのはず、ニユーヨーク・タイムズのWebサイトでは、唯一の外国語選択が「中文」となっていて、英語を読めない世界中の人を軽視してまで中国人読者を意識しています。中国への肩入れと中国での儲けを意識しているあきらかな証拠でしょう。もちろん米国内の中国系読者も念頭にあるかも。ただし次の参考サイトの内容に関してはその真偽をご自分で判断して下さいね。〔その1 その2
  • ニユーヨーク・タイムズにも朝日新聞にも、多くの誤報がありますが、ほとんどの場合、その件で謝罪をしないという共通体質がみられます。ただし「誤りを認めない」という社風は世界的に見て珍しくはありませんので、あえて「謝罪しない」という視聴者の感性に訴えて悪者扱いにするような表現は、ここでは避けなければならないでしょう。
  • 2014年の夏には、大変珍しいことですが、吉田関連〔吉田証言・吉田調書〕で朝日新聞が連続して謝罪記事を発信しています。実にけっこうなことですが、遅すぎるとも言え、今までの信頼性が大きく崩れました。おもしろいのは、朝日を無分別に引用してきた韓国紙の多くが「朝日新聞がゆえなきイジメを受けている」と報じていることで、どこかピントがずれているようです。「ゆえなきイジメ」ではなくて、謝罪によって朝日が長年にわたって築いてきた信頼性に揺らぎが生じているというのが、現在の混乱の本質でしょうが、それを「ゆえなきイジメ」ととらえる「自己本位制には呆れてしまいます。
  • ニユーヨーク・タイムズにも謝罪が見られました、朝日新聞のように大々的なものではなく、あくまでも個別的なものです。たとえばインドの火星探査機が火星周遊軌道に入ったニュースで「宇宙クラブというエリートたちの部屋を、牛を連れたインド人がノックしている」マンガを掲載し、インド人を傷つけたとして謝罪しました。〔読売新聞 NYT 2014/09/29  その1 その2 その3 
  • ニユーヨーク・タイムズも朝日新聞も、十分に日本を取材しているとは思えない点で共通しています。少し古いのですが東北震災に関して、「ただ、面白いのは多くの日本人が原発やその規制手段に疑問を抱きながら、原発推進派の自民党を選んだこと。日本がどこへ向かいたいのか、まだはっきりしないようだ。」とニユーヨーク・タイムズ紙マーティン・ファクラー東京支局長が記事にしている通り、肝心な日本の事情をほとんど無視して記事を書いているようです。すなわち、①日本人があれだけ熱狂的に受け入れたはずの民主党の頼りなさと、その裏にある自民党の猥雑さ、②折しも暴力的に台頭してきた中国を考え、反原発志向よりも自民党を選ばざるを得なかった、など。ニユーヨーク・タイムズ紙の「親中」イデオロギーからは中国に原因があるという発想はなさそうで日本がどこに向いたいのか」と理解不可能であることを吐露しています。
  • 朝日新聞社(西日本版)の社旗は誰が見ても「旭日旗(きょくじつき)」を思い出させますが、反日が沸騰している中国・韓国でもこの社旗に対しては反発がないようで、両国が恣意的に反日を標榜している裏が見えてきます。不思議なことですね(笑)。近年名称を「朝日新聞」と統一したらしいのですが、かつての大阪朝日新聞と東京朝日新聞とでは太陽の位置が異なるらしい(左下隅と右下隅 ) 「中国・韓国よ、朝日新聞社を攻撃しなさい」とこれまた大いに笑いたいところです。
  • ニユーヨーク・タイムズ創業者ザルツバーガー家の声明「ニューヨーク・タイムズは売りません」でもわかるように、大手に買収されていない希有のマスメディアなのかもしれません。大手に買収されているから全面的に信頼できない、とも限りませんし、創業者が頑張っているから全面的に信頼できる、わけでもありませんね。朝日新聞社も日本の常識にしたがって非上場の報道会社で、筆頭株主は、①テレ朝 ②村山 上野 とのことですが合計するとやはり村山家の所有でしょう。両社とも、独善的なところが似ているのかも知れません。
  • ニユーヨーク・タイムズにも朝日新聞にも、事件がありました。〔朝日の村山事件 ニユーヨーク・タイムズの捏造事件(朝日の吉田証言・吉田調書の誤報記事を思い出させます)〕
 
さあ、これに懲りず、読売新聞も、産経新聞も、毎日新聞も、朝日新聞も、襟を正しながら、人々から愛される報道会社に成長していってほしいと念じています。

唯一気になるのは、経営努力との兼ね合いで、部数を伸ばすために妙な論調を前面に出しがちなので、私たちはこれを厳しく監視し続けましょう。

中国にはあり得ない「人が自由に意見を表明」できる代償として、それら自由意見に対する厳しい監視も、求められています。そして同時に、その「監視」の質も問われています。いったい何が「高い質」なのか、と(笑)。

ときの政権にヨイショする監視ごときが「高い質」ではない

これは中国共産党を見ていると、いやというほど感じるのです。

そしてもちろん

ときの政権に疑義を発するごときが「高い質」でもない

ことは、言うまでもありません(大笑)。

参考サイト




 

2014台風19号

2014年10月12日 04時40分47秒 | 科学(気象)

気象庁のデータを、GoogleEarthに書き込んだ地図をどうぞ〔ただし2014/10/12 03:00現在〕。

ただいま北上中。近く右折して九州方面へ向うとされていますが、さてどうなることやら。

風についてはいろいろ報道があるので、2014台風19号の1時間雨量をみました。

気象庁によれば、昨日 2014/10/11、1時間の降雨量が沖縄県各地で軒並み30mmを超え、中には50mmを越える猛烈な雨も観測されています。

本部町では62.0mmで、これは同町の観測史上1位の73.0mm〔1984/07/24〕には及ばないものの、56.0mm〔2004/10/08〕を超えて10月としては1位の値を更新しているとのことです。 

 

参考サイト

沖縄タイムス 2014年10月12日 00:47

琉球新報 2014年10月12日

 

 

 


香港騒動を武力鎮圧

2014年10月12日 04時11分30秒 | アジア

ワタクチメ「はと」の読みですが

香港で民主選挙をもとめて占拠しているデモ隊を、中国共産党が武力鎮圧するのは

2014/11/13(木曜日)

から、と予言しておきます。

来月つまり2014年11月11日-12日に北京で開催されるのがAPEC(アジア太平洋経済協力)会議ですから、それを無事終えてからにならねばなりません。なぜかといえば、それ以前に強硬鎮圧をすると、会議をボイコットする国が出てくるからで、メンツ第一(内容はどうでもいい)主義の中国としては、そういう事態を避けねばならないからです。

本日は、2014年10月12日ですから、ちょうど1ヶ月後に会議が開催されるので、中国共産党としては、1ヶ月の間どうしても香港の武力鎮圧を開始できず、あの手この手を使って1ヶ月ほど引き延ばし戦術をとるとみられます。何をするかわからないのが中国共産党ですから保証はできませんが、これはほぼ、間違いがないでしょう。


引き延ばし戦術

その1 議題

デモ隊と会話を開始すると見せかけていますが、もちろんこれはまともな対話ではなく、見せかけ。そこで、対話の「議題」について交渉をします。引き延ばすだけのことですから、中国共産党の担当者には、まとめる権限はもちろんのこと、まともに交渉する権限さえも与えられていない。

その2 場所

対話をするには、対話の場所を選定する必要があります。対話に相応しい場所というものがあるはずで、面子(メンツ)を重んじる中国らしい進め方です。

もちろんこれは、引き延ばし戦術に他ならず、「対話の場所」について話し合った、という実績さえあればよく、内容はどうでもいい。評価については、あとで好き勝手に、いかようにも、でっち上げることができるので、心配をしておりません(笑)。

ここまでが報道されている内容ですが

・・・・

ワタクチメ「はと」の予言を披露すると、次のようになります。

その3 人数

対話の人数についても話し合わねばなりません。3人と10人では話し合いにはなりませんから、対等な数を主張することでしょう。もちろんこれは、中国共産党の引き延ばし作戦であり、実際の人数はどうでもよく、中国共産党の交渉担当者としては、ただ早期に決めてはならないという指示さえ守ればよろしい。

もちろん、いつでも突然、中国共産党としては前言をひるがえしても構いません。その時に備えて、民主派の落ち度を徹底的に探し回っていて、でっちあげをする準備に余念がありません。

その4 話し合いの手順

議題が決まっても、手順が必要です。「手順」の意味には興味がありません。ただ「手順」が必要なのです。

無事に「手順」が決まったとしても、先に結論をもっている中国共産党としては、結論から逆算して、どこでどういうふうに交渉を決裂させるか、中国共産党内部では目下(もっか)、議論が沸騰していることでしょう。


このような意味のない引き延ばし戦術は、先年の北朝鮮に関する6カ国協議で見せた「議長国だった中国の実績」があるため、もう迷うことはありません(笑)。

6カ国協議とは、2003年あたりから2007年あたりまで、北朝鮮問題に関して、議長国である中国・北朝鮮・韓国・ロシア・アメリカ・日本が回数を重ねて協議したものの、結局何の成果もなく休会・崩壊したままです。ウソ偽りが多すぎるとして、日米が北朝鮮に制裁を強化してきました。議長国自体がまとめる能力を欠き、いたずらに引き延ばすだけだったのです。その後、中国は、北朝鮮との距離をあけつつあり、いまや韓国に手を伸ばしつつあり、なんとか朝鮮半島を支配しようとねらっております。

もうデジカメの時代ですから、現像や焼き増しや引き延ばしは通用しませんよ(笑)。


こういうように、

決まりそうになれば「責任者の了解を得たい」として先送りし続ければ、1ヶ月など「あっという間の為五郎(ためごろう)」。

北京の空気が、会議に相応しくない「最悪」ではないことを示すために

自動車の通行を制限するなどのごまかし戦術でAPECが終わりさえすれば、中国共産党は、2014年10月13日から香港デモ隊を問答無用とばかり武力排除するでしょう。とにかく反発する連中を許すことはできない、これが中国の体制でした。

弾圧は「すでに天安門事件で経験がある手法」ですから、とくに難しいことはありません。1ヶ月間、我慢したかいがあるというものですね。

この場合に発生する、世界中からの猛烈な非難合唱に対して、どう反論するかを、現在、鋭意検討中、というところ。

ソチ五輪終了直後からロシアがウクライナのクリミア半島を武力占領しても、半年もすれば忘れてしまう人が世界中で多い、とにらんでいるようです。実際はそうではありませんが・・・・・・。

本日のニュースによれば

香港の民主派が「全人代の決定の撤回」を求めていましたが、それだけでは効果がないと見て、「全人代の決定の根拠となった梁振英(りょうしんえい)香港長官の報告」に疑惑があると指摘する戦術を併用し始めたようです。 


中国主席に公開書簡=香港民主派  【香港時事】香港民主派系学生団体の大学生連合会(学連)は11日、中国の習近平国家主席に対する公開書簡を発表し、香港行政長官の「普通選挙」から民主派を事実上排除した中国全国人民代表大会(全人代=国会)常務委員会の決定の根拠になった梁振英長官の選挙制度に関する報告は間違いだったと主張した。  また、書簡は中国本土で汚職取り締まりが重視されていることを指摘した上で、梁長官は外国企業から多額の秘密報酬を受け取っていた「汚職官僚」だと非難した。:時事ドットコム(2014/10/12-01:19)

 

また、梁振英(りょうしんえい)香港長官のオーストラリア企業からの不正献金についての報道も見られるようです。原典を見ていないので、なんとも言えませんが、証拠を詳細に提示せず、まず概要を伝えて反応を見てから、やがて詳細を述べるオーストラリア「ジ・エイジ紙」のやり方でしょうか。


2014/11/11 といえば、久しぶりに日本で開催される日米野球が始まる時期です

私たちは、野球に浮かれることなく、香港を注視しなければならないでしょう。

1ヶ月後に間違いなく起こるであろう香港武力弾圧をきっかけとして、中国各地で「反中国共産党運動」が勃発し、中国が内戦状態に陥るだろうという証拠は、今のところどこにもありません

しかし、香港武力弾圧をきっかけとして、中国各地で「反中国共産党運動」が勃発せず、中国が内戦状態にはならないだろう、という証拠も残念ながら見られません


「決定を撤回することはあり得ない」とする中国共産党と、「対話路線を放棄しない」とする民主派の、永遠に見える「1ヶ月だけの抗争」が、続きます。


どちらにしても私は、武力でものごとを解決しようとする勢力に賛同するわけにはまいりません。ただし最終的に民主的な手続きで決定したことを自分の考えに反するからと言って暴力的に「死守」する姿勢までを肯定するわけにはゆかない、これがささやかな、ワタクチメ「はと」の考え方でした。

この点から言えば、まだ香港民主派に「理」がある、と見ております。

 


2014台風19号

2014年10月11日 08時57分44秒 | 科学(気象)

ここ石垣島では、当初「まっすぐこられたらヤバイ」とされていた台風19号ですが、気象庁の予言通り〔←「予報」とお言い?〕、右折して、ただいま沖縄本島の南を北へ進んでおり、もしもこのまま北上するなら沖縄本島付近を通過するものと思われます。

気象庁のデータをGoogleEarthに書き込んでみました。

当初、中心気圧が940hPa程度だったのが1~2日で急激に900hPaまで強暴になり、いったいどうなることやらと案じておりましたが、今では930hPaにまでおさまっております。とはいえまだまだ猛烈な台風ですので、沖縄本島近辺はもとより、薩南諸島~九州方面の皆様は、十分にご注意下さい。 ←それくらいしか言えないのがつらい(泣)。

 

 

 


地震の原因

2014年10月10日 17時26分18秒 | その他

「地震(じしん)」の専門家の場合

十分な根拠と「自信(じしん)」がないと発言できませんが、そこは素人の強みで、恐怖を「煽る(あおる)」ことや「名誉毀損」に注意さえすれば、韓国検察のように「起訴」はされないでしょう(笑)。

とにかく韓国は、民主国として、まだまだ未熟ですね。小さな自分のことしか考えずに、ただうろうろと左右に振れまくって行動しております。よって民主主義を否定している中国とは相性がいいはずです。ところが日米ガイドラインのニュースが流れると「冷戦復活」と大騒ぎしているらしい(笑)。

さて地震の話に戻りますが、

火山噴火の噴石によるおそらく即死と思われる死者が50人を超えている御嶽山(おんたけさん)ですが、この頂上から東南東13km前後のところに、牧尾ダムというのがあります。

他の要因が多く直接の因果関係はまだ不明とのことですが、ダムと噴火の関係がささやかれているようです。つまり、ダムによる誘発地震と御嶽山噴火の因果関係です。

誘発地震にもいろいろあるようですが、ダム建設後に貯水が完成した頃に地震が起こるというのなら、なかなか説得力があります。

自作の絵を描いてみました。

規模が大きいダムでは

貯水量も多量になり、無視できません。尤も因果関係を否定する立場の人たちは、もっと大きいダムでないと因果関係が立証できていない、と頑張っているようです。専門家たちは、それぞれの立場を擁護しなければ禄をはむこと能わず、つらいところです。

Wikipediaによれば、牧尾ダム(有効貯水容量 68,000,000 m3) 、中国の三峡ダム(有効貯水容量 22,150,000,000 m3) ですから、日本と中国ではダムの規模が違いすぎ、後者には相当の因果関係が考えられます。長大な河川ゆえに膨大な水量になり、これが中国の気候や農業に重大な影響を与える可能性があり、中国共産党の生き残りだけを考えているとろくなことがありません。

ただし貯水量が少ない日本のダムとはいえ、狭い国で人が近くにも住んでいるでしょうから、その影響に関して軽重があるとも言えず、しっかり調査研究しなければなりません。


参考サイト

岐阜県にある徳山ダム記事の中に、牧尾ダムの話が掲載されています。

誘発地震については、その1その2、などがあります。

シェールガスを採掘するときに入れる莫大な量の水がありシェールガスと地震の因果関係も疑われているらしい。

 

 


 


南西諸島の火山

2014年10月09日 06時02分21秒 | その他

ここでは南西諸島に絞って、火山をまとめておきたいと思います。次の地図は、加藤祐三著「沖縄でも地震は起きる」から引用したものです。

さすがは専門家の説

私たち素人は、南西諸島というのは一つの弧でできあがっていると見ていましたが、厳密には2列なのですね。

余談ですが、沖縄本島のすぐ北にある与論島(よろんじま)が鹿児島県の最南端で、それよりも北にある硫黄鳥島(いおうとりしま)が沖縄県の最北端となっていて、いわば、ねじれた県境になっています。

上図では部分的にしかわからないので、南西諸島全体がわかるような地図に書き込んでみました。使った地図はこちらです。

 

補足しておかねばならないことがあります。

    • 沖縄県の(活)火山は1つだけ

硫黄鳥島〔いおうとりしま〕

    • 沖縄県の(活)火山は2つだけ

硫黄鳥島と西表海底火山〔いりおもて〕

    • 鹿児島県以北には火山・火山島はたくさんある

つまり西表海底火山は、

海底で噴火している火山であり、まだ海上にまで島ができていないため、火山島としては硫黄鳥島1つだけですが、「火山」に広げるならば、2つになるという意味でしょう。

なお活火山ですが、Wikipedia気象庁によれば

休火山とか死火山という分類をやめたのは知っておりますが、この数千年に活動している火山を活火山とするのでしょうか。とすれば、活火山といわなくても火山だけでいいのでしょうね。

地図でもわかるように

霧島火山帯〔阿蘇~霧島~桜島〕は南西へ延長すれば硫黄鳥島ともつながっており、更に西へ延長すれなら、西表海底火山も含まれる、と考えていいのでしょう。

西表海底火山の

  • 最後の噴火は1924年(大正13年)だったようで、大規模な噴火に至れば津波も覚悟しなければなりませんね。
  • たまたま近くを通りかかった船が報告しているようで、海底深くから軽石が吹き出していて、噴火の真上あたりでは海水が沸騰しているように見えたとのこと。

御嶽山のように噴火を続けている山ならなおさらですが、そう頻繁に噴火してはいない(活)火山にも十分注意したいものです。

御嶽山の噴火事故で火山灰の下に埋まったままの人たちの中には、台風18号通過による捜索中止期間もあったため、残念なことですが、遺体が発見されないままの人も出てくると覚悟しておかねばならないようです。


子供に「ウソ」をつかせる悲しさ

2014年10月08日 10時01分52秒 | 生き方

どの社会でも見られるでしょうが、とりわけ

独裁政権下の人たちが、政府と反政府の間で苦しみ、自分の子供にウソを強要しなければならない

ことがあるようです。これを「内戦の犠牲者」で片付けてしまっていいのかどうか。これでは実態がまったく伝わらないと思います。

 

シリアの内戦

クーデターで実権を握った父アサド大統領(在任1971-2000)の長期独裁政権が、大統領突然の死(心臓病か)で終わると、次男のアサドがその独裁弾圧政権を引き継ぎ現在に至っています(大統領在任2000- )。

歴史的に国際関係が複雑で、イスラム教の派閥争いもあり、誰が首脳になっても大変な地域ですが、石油産出という恵まれた地域ゆえか、その富の分配をめぐって部族間抗争・宗教対立が激しくなったとしたら、天然資源である石油も罪なものですね。石油そのものには責任はないでしょうが、石油が人間の欲望をかき立てたことは確かだと思います。

一言でいえば、地域を統一しないと、どうしても外国の干渉を招く、ということでしょうか。

独裁政権に特有のことですが、政府派と反政府派の争いがなくならず、しかも2014年になってシリアとイラク国境あたりで「イスラム国」なるものが誕生し、シリア国内では、アサド弾圧政権・反政府組織(自由シリア軍やクルド人)・イスラム国の4つが入り乱れるところとなっています。

この中で最も過激なイスラム国に対して、同じイスラム圏の国家が、国としてが承認しないどころか、あんな組織を「イスラム国」と呼ばないで欲しい、とイスラム圏の国家が世界各国へ要請する始末。

ぱっと理解できないためシリアの白地図シリアの勢力図を参考にして、自作の地図をつくってみました。暫定的なものであり実際とは異なるところがあると思われます。

この地図の欠点は、シリアと外国(特にトルコやレバノン)との関係が無視されている所でしょうか。これを知らないと中東を理解したとはとうてい言えないとお叱りを受けそうですが・・・・

 

 

空爆

アメリカなどはアサド政権に批判的で、反政府勢力を支持してきました。最初、残虐な「イスラム国」地域のうち、イラク領土内だけに絞って空爆〔空爆1〕してきたのですが、これだと、イスラム国をやっかいだと思っていたアサド独裁政権を利することになるのではないか、と見られたため、そういう権利・資格があるかどうかを別問題として、シリア領土内のイスラム国へも空爆〔空爆2〕を始めたようです。

アサド政権から見ると

アメリカなど外国の干渉を拒んでいたアサド政権ですが、それは表向きの姿勢であり、自国内にできた不法組織「イスラム国」への空爆にも、ある意味で助かる面があるのでしょう。

シリア内戦は、アサド独裁政権とそれに対抗する反政府組織との闘いと見られてはいましたが、詳しく見ると、ひどく入り組んだ複雑な関係にあることがわかります。

クルド人から見ると、

決められた国境に関係なくトルコ・シリア・イラク・イランの周辺に暮らしていて、新しくできたイスラム国とも激しく対立していますし、もちろんアサド政権とも大きく対立、しかも反政府軍(自由シリア軍)ともうまくいっていなかったようですが、協力関係にあるとも言われています。とにかく民族に関係なく国境線を引いたことにも一因があり、なかなか民族対立がなくなりません。

反アサドの意味では、反アサド勢力(自由シリア軍)と協力するかもしれません。 


イギリスITN Productions2014年制作「シリア内戦 前線の子どもたち」〔NHKBS12014/10/07放送〕では、幼い娘をもつ母親が、こう言っておりました。

末っ子の娘サラには、誰に聞かれても「アサドは嫌いだ」と言ってはいけないよ。お父さんもお母さんも捕まっちゃうから、と言い聞かせてあります。サラはわかったと言いました。子供たちにウソをつくよう教えるのはつらいですが、生きるためです。

たえず、相手が敵か味方かを考えながら日常を生活することの大変さを垣間見るようです。サラの姉であるヘレン(13歳)は、こうも言っていました。

(小学校時代の)友だちの半数は政権を支持していたから、仲のよかった子たちともぎくしゃくしました。父がデモに参加したときのインタビューが放送されると、みんな離れていった。先生からも冷たくされました。授業のあといつも、校長先生にたたかれて、とても恐かった。学校の階段で先生とすれ違うときも、捕まるんじゃないかと、おびえていました。地下室に連れ込まれて殺されるんじゃないかと。いつそうなってもおかしくない状況でした。

こういう社会を作ったのがアサド政権なのかどうかは私にはわかりませんが、独裁弾圧を続けている政権に明日はないと言うことなら、まちがいなくそう言えるでしょう。

少し前までは、化学兵器をどうするか、くらいでしか記憶がなかったシリア問題ですが、知れば知るほど、根は相当に深いようです。

 

中国の内戦 

内戦とか弾圧なら、中国も負けてはいません。すでに文化大革命〔1966-1967〕で多くの知識人が抹殺され、中国共産党は自分たちより上のレベルの中国人をことごとく粛正・拘束・処刑しました。この時は、毛沢東の威光を掲げたじゃりが、老練な人たちを次々に自己批判させし、全土の親たちがいつ自分の子どもがいつ自分を中国共産党へ密告するかわからないと心配した時代でした。

中国の老練な人たちの腐敗ぶりを理解している日本人には、この行動にも一理があるとは思えたものですが、あまりにもひどすぎ、「紅衛兵」という名のチンピラヤクザが、限度をわきまえずにのぼせ上がった時代、と言えましょうか。

この時からではありませんが、中国人は政府さえ信用できなくなり、もちろん親戚縁者たち、自分の子どもさえ信頼できなくなってしまったようです。その代り、現実主義者らしく、一生懸命に金儲けに励むのが一番だと、考えるに至りました。

香港のデモを見ていて、「香港の政治的独立性よりも、占拠で商売ができないことのほうにいらだっている人」が見られますが、そういう歴史があるからなのでしょう。

 

偽りを子どもに強要する

シリアの親が子どもに対して、本当は嫌いであっても、誰にも「アサドは嫌いだ」と言わないように教育するのは、親が逮捕されてしまうのを避ける意味があったようです。

これが暗示するのが、中国人の親が同じように「中国共産党は嫌いだ」と言わせないように子どもを教育しているに違いない、ということ。独裁政権下ではおおいにあり得ることです。

事実とことなることを表明しなければならないと教育された幼い子どもが、長じてどんな人間になるか、は考えるべき重大なテーマでしょう。

日本に来た中国人留学生が「日本はなんて自由な国なのだろう」と驚く真の意味が、ここにあります。日本では、別に「菅直人首相は退陣すべきだ」とか「安倍晋三首相は嫌いだ」などと発言しても、中国やロシアのように、政府によって拘束・逮捕されないのでした。

それだけではなく、限定された意味かも知れませんが、正直に意見を表明したところで、周囲の人から嫌われることはあっても、それを根拠として国家権力によって拘束・逮捕されることはないのです。中国人留学生はこれに驚いている、このことを知っておいたほうがいいのでしょう。

これは重みのあることなのです。が、それに気付いている日本人がどれほどいるのか(大笑)。

 

 


「市民」とは?

2014年10月07日 08時17分02秒 | 社会

いろいろな定義で様々に使われており、意味として重複したり異なったりしますが、どうやら「市民」は「市」+「民」ではなさそうな気がします。

  • 市民団体(組織)
  • 非営利団体(組織)
  • 非政府団体(組織)
  • 市民ランナー
  • 国民・県民・市民・町民・村民
  • 市民代表
  • 公民
  • 市民社会
  • 市民の権利

など、言葉自体が雑多なようで、まだ、整理整頓されていない、とみました。


市民ランナーですが

  • 実業団、つまりどこかの企業・公共団体などに属し、仕事をしながらあるいはせずに、競走に専念する人たちが実業団ランナー
  • それ以外の、仕事を別にもち、夜や休日に練習をする個人選手のことを市民ランナー

と呼ぶらしいのですが、どうも「市民」にひっかかります。どこかの企業に所属していると「市民」にはなれないらしい(笑)。


国際大会(オリンピックなど)に

参加する人たちの多様化がみられる時代ですが、まだ競技によっては、団体が既得権を守りたいがために妙な制約・規則を残していているかもしれません。これに加えて、これらが政党の票集めに利用されているのならば、一刻もはやく透明な組織に移行しなければなりません。

実業団所属選手には食事・体調・練習などの管理を担当する専属コーチがつくため、あらゆる面で有利なはずなのに、企業が宣伝効果という実利主義に走るあまり、その分野のスポーツをやりたいと願っている一途な選手を妙に縛ることがあったり、選手の側にもサラリーマン根性が芽生える、など問題はありそうです。

それゆえ、経済的・管理面で恵まれないけれども、個人で国内大会へ自由に参加する人の方が好成績を出す例がみられるようになりました。いわば、スポーツ選手のありかたに多様性がみられるようになったわけです。そうならば、一刻も早く組織の見直しが必要でしょう。

所属企業の業績そのものが低迷したため廃部される例もあり、実力があったのに涙を呑んで選手生活を終えた人も多かったことでしょう。

また業界団体が、既得権を守ろうとするあまり管理部門のトップに天下りを受け入れ、組織の存続が最優先されてしまい、いい選手を排出するという大目標を見失うなら、大会参加の決まりそのものを、全面的に見直さねばなりません。


一番いい例がバレーボールやカーリングに見られました。


古い話ですが、東京オリンピックの女子バレー(東洋の魔女)で優勝した日本代表のほとんどが実業団所属の選手だったようで、広く日本全体から日本代表レベルを選定できる仕組みができあがっていなかったのでしょう。一企業の選手が日本代表を占めるよりも、日本全体から広く能力のある選手を集めるほうがいいのに決まっています。

カーリングでは、少し前なら「チーム青森」、最近の例では「北海道銀行チーム」が、ほぼそのまま日本代表となっているようですが、これなら東洋の魔女レベルと言わざるを得ません。「いやカーリングはチームワークの勝負だから」というのでは、ほかの団体競技の「チームワーク」を軽んじていることになります。チーム対抗の国内大会の場合ならやむを得ませんが、日本代表となって国際大会で戦う場合に同じチームから優れた選手ばかりを出せるとは限りません。多様化をみすえて、組織を改編する必要があるでしょう。


実業団に属さない市民ランナーにも道を開き、1企業の選手ばかりで日本代表となることがないような改善がみられるなら、日本のスポーツ界に、輝かしい未来が約束されることでしょう(笑)。

 

参考サイト

 その1〔webR25〕

 その2〔Wikipedia〕 

 その3〔Sprotiva〕



ロシアと中国

2014年10月06日 13時48分56秒 | その他

 

現在、自爆や暴動が多発する大国と言えば、もちろん

です。

上の構成地図をみると、いろいろなことがわかってきます。


中華人民共和国

  • 自治区がたくさんありますが、領土を拡張していることがわかります。ウイグル自治区やチベット自治区など、暴動が多発している地区では、中国に占領される前には国家として十分に「自治」があったのに、中国に占領されて「自治区」になってから「自治」がなくなった、これは有名なジョークですね。
  • ウイグル自治区やチベット自治区は、旧ソ連で言えば東欧諸国の役割を果していると思われます。つまりヨーロッパとソ連の間にあって、共産主義の本家に直接ヨーロッパの危害が及ばないようなクッション材としての東欧諸国が必要でしたが、中国もそうで、西からのイスラム教や外国の干渉に備えてクッション材としての地域が必要なのでしょう。ただしソ連が崩壊してソ連が占領していたその東欧諸国がどんどんEUに加盟するようになっています。同様に考えると、中国共産党も崩壊して、これら自治区が本来の国家を構成するようにならねばなりません。

ロシア連邦

  • ソ連が崩壊したので誰でも「東西冷戦が終わった」とのんきなことを言っておりますが、私は決して「東西冷戦は終わっていない」と思っています。ロシアはあいかわらず共産主義国のような隠蔽主義・弾圧主義だし、中国は開放経済を形式的に標榜するものの、本質は文字通り共産主義国家であり、法よりも中国共産党の意向が最優先され、隠蔽主義・弾圧主義が弱まる気配は、まったくありません。
  • まだロシア連邦にも、中国同様に、御しきれない広大さがあり、チェチェン共和国などでしばしば暴動が起こっています。ウクライナ国のクリミア半島を武力侵略するなどは、中国が海域で領土を拡大させている言動と瓜二つではありませんか。

 

つまり冷戦は終わっていない、のでした。

「中国とロシア」対「世界各国」という図式が成立し、2国に対する警戒がますます強まってきていて、「善人」を信頼するのにもほどがある、となってきましたね。


明日(2014/10/07)からいよいよ今年2014年度ノーベル賞の発表が続きます。私がとくに関心があるのは、やはりノーベル平和賞です。

ある機関の予想では「憲法9条」をもつ日本が受賞するのでは、とされていますが、これはあてになりません。

注意しなければならないのは、ノーベル平和賞を授与された人・国・地域には、ろくなことが起こっていないということです。

太陽路線の金大中が北朝鮮のカモになったし、好戦的なブッシュのあとを継いだオバマの対話路線を中国共産党が利用したし、EUが受賞して武力行使しにくいのを見越してロシアがクリミアを占領、などなど、北朝鮮・中国・ロシアは、ノーベル平和賞を受賞したところが好戦的になりにくいという弱点を、たくみに利用していると言えます。

ノルウェー・ノーベル委員会には、決して悪意はなかったと信じますが、

ノーベル平和賞には、平和の望みを与える効果があったものの、結果的に、平和を破壊させる効果もあった

と言えるのは、皮肉なものです。

もし日本がノーベル平和賞を受賞することになれば、これを利用しようと考えるのが、中国や朝鮮半島でしょうから、受賞が決まったとしても手放しで喜んでいてはいけないのですぞ、おのおのがた(大笑)。

 

 


2014台風18号

2014年10月06日 12時57分44秒 | 科学(気象)

NHK総合を見ていると

台風が通過した直後になって各地で避難勧告が出ています。

静岡県の浜松市に上陸した直後に、同じ静岡県で避難勧告が出るのにも疑問があります。一番風が強いときに、一体どこへ避難せよというのでしょうね。

御嶽山の噴火による遭難者の捜索も、二次災害の恐れが十分にあるため中止になっています。台風の風雨によってさらに土砂崩れが発生し、遺体の発見がますます困難になってしまうかも知れません。

なお2014/10/06 11:00現在の1時間雨量では

  • 静岡県静岡市鍵穴 87.0mm
  • 神奈川県平塚市  72.0mm

で観測史上最大の雨量を観測していると気象庁が発表しております。なおこれは11時現在なので、「数値」は、更新される可能性があります。1時間50mmでも歩行や車の運転が不可能なのに、70mmなどというのは、言い表せないほどすごい雨なのにちがいなく、こんな時に家の外へ出て避難するなんてことは考えられません。


自治体が暴風雨の最中に「避難勧告」を出すことについては、安全上、何らかの条件が必要なのかも知れません。

 

なお、全国の「王滝」を調べると 

長野県木曽郡王滝村〔今回噴火した御嶽山付近〕
愛知県豊田市王滝

の2件。

また、全国の「大滝」は

北海道伊達市大滝
埼玉県秩父市大滝
三重県尾鷲市大滝
三重県伊賀市大滝

など20件ほどが見られました。

最後に、気象庁の発表した台風中心の緯度経度情報を私がGoogleEarthに書き込んだ地図を御覧下さい。 〔2014/10/06 12:57現在〕 


香港騒動その後

2014年10月05日 09時51分28秒 | アジア

2014/09/26深夜からなので、発生から1週間を超えた香港デモ騒動。


  • 予想されてはおりましたが、民主派の長期にわたる抗議行動の影響で商売が成り立たないとし、現実利益を生活信条とする香港中国人の中には、日常生活を犠牲にできないと判断する人も増えてきて、いくら中国共産党の弾圧政権であれ、巧みに泳ぎわたって金儲けに奔走する日常のほうを優先したいという本音がみえつつあります。つまり占拠に懐疑的な人がデモ占拠に反対するようになりました。
  • そこで中国共産党は最終的な武力鎮圧時に「この政府弾圧を甘受する人たち」を巧みに利用しようと、策略を練りつつあり、本土や香港のヤクザを「弾圧甘受派」の味方だと装わせ、ひたすら民主派の分断を図っております。デモが発生したときの有力な対応策の一つは、デモ派を分断することでした。
  • さらに民主派の中も一枚岩ではなさそうです。リーダーを設けると、弾圧派がリーダーを拘束すれば簡単に排除できると考えた民主派は、今回、中心となるリーダーを置かない作戦に出たようです。これで、弾圧派が民主派を分断できなくなると判断したというのです。
  • しかしこの作戦を逆用したのが中国共産党。つまりリーダーを置かないからこそ、分断させやすくなったと考えたのでしょう。①「中国共産党との対話」路線と②「行政長官選挙方式の撤回」路線の二つです。

①では一人一票になったのだからいいではないかとし、

②ではいくら普通選挙になったとは言え立候補者が中国共産党の承認を必要とする制度など決して認められず一人一票に意味はない、

とします。

私は、

為政者である中国共産党は、不都合な立候補者を事前に排除できるような姑息な制度をとるべきではなく、立候補に制限を設けないで中国共産党にとって不都合な人さえ立候補させ、自由に香港人に選ばせる、こういう堂々たる姿勢をみせるほうが1国2制度に相応しい

と思うのですが、

一党支配を続け、しかも民主制度を否定する独裁政権にそれを期待するのは無理、あり得ない選択でしょうか。

だからこそこれだけ混迷を続けているのかも知れず、中国共産党が崩壊せざるを得ないゆえんです。


もう一つの要素は、

来月 2014年11月に北京で開催される予定のAPEC(アジア太平洋経済協力 1989- )を前にした中国の素行です。

APECを直前に控えて、もしも中国共産党が香港で武力弾圧すれば参加予定の全21カ国・地域のいくつかが大会参加をボイコットすることでしょう。

そこで中国共産党が参考になる手順を、ロシアがソチで示しました。ロシアは、ソチ冬季オリンピック終了(2/23)を見届けてからウクライナのクリミア半島を武力侵略。パラリンピック(3/6-3/16)開催前でしたね。

今はAPEC開催の前です。まだ1ヶ月以上あるので、引き延ばしは無理でしょうから、中国共産党としては、そこはなんとか香港民主派をごまかして形式程度に一件落着にしておき、APEC終了後になだれ式に実質香港支配を企む戦術にでるかもしれません。


さて余談を許さない香港事情。

皆様は、この混乱をどうとらえていますか。ご自分の問題としてとらえることができますか、それとも対岸の火事でしょうか。

本記事が、ささやかながらもそれを判断する一つの資料になりましたでしょうか、それとも大いにあり得ることですが、ほとんど価値がない記事で、時間のムダでしたか。もしも後者ならばワタクチメ「はと」としては、大いに反省するしだいです(大笑)。

 

上図では「過激派」としておりますが、あくまでも香港争乱に限ってわかりやすくしたもので、イスラム国やロシアや中国に対応した呼称ではありません。本来の意味では、むしろ中国共産党のほうが過激派でしょう。

 


香港騒動

2014年10月04日 10時23分52秒 | アジア

中国共産党は

香港の問題に外国がとやかく言うのは内政干渉

と反発していますが、この反発は無視してよろしいようで。

というのは、中国自身がつねに外国に内政干渉しているからです。詐欺師が「人をだますのはよくない」と主張するのに似ていますか(笑)。

こういうのを

天につばする共産党

であると当ブログでは何回も表現しています。

中国共産党は

対話の姿勢を装いながら香港民主派とは妥協しない、と強硬な姿勢を貫いています。自ら崩壊の傷口を広げながらも、「対話」を口にすれば外国をだませると、あいかわらず妙な勘違い。

私の趣旨は一貫していて

民主主義を否定しながら民主主義の恩恵を受け続ける中国共産党の姿勢がきわめて薄汚く、これはダメ

というもので、中国共産党は近く滅亡する、とますます固く信じるようになっています。

どんな政権でも末路は惨め(みじめ)なもので、弾圧をきわめた場合には一層ひどいもの。決して期待するわけではありませんが、崩壊のあかつきには中国共産党の幹部の多くが、かつて受けた残虐な暴力的粛正を恨みにもつ無数の庶民によって、まちがいなく惨殺されることでしょう。

そして中国共産党を倒すほどの「力」〔軍事力とは限らない〕をもつからこそ、その後の各派の衝突が懸念されると、当ブログでは何回も述べております。

アメリカの大統領オバマが

「香港市民の志を支持」

とし、中国外相である王は

「内政干渉」

としていますが、上述の通り、都合が悪ければ「内政干渉」、都合がよければ「無言」、という悪質な言動と、世界中の昨今の様々な反応から見て、

中国に勝ち目はない

でしょう。

さて香港のこれからの見通しですが、

天安門事件のように、でっちあげによって強硬に鎮圧するしかないのが独裁政権の宿命ですから、これによって決定的に世界中からの制裁が強化されることでしょう。

注意すべき事はその際、香港の民主派が暴力的だったとでっち上げる、ことで、これにだまされてはいけません(笑)。

すでに中国共産党の末端組織が、香港のヤクザを動員して民主派に暴力をふるっていて、民主派は

「中国政府は、民主派に対する暴力を取り締まろうとしない」

と強く反発しています。

また、いつものことですが、

制裁が強まると豹変し、ニコニコ笑顔を浮かべながら、あまい言葉と共に日本に接近してくること、まちがいありません。大切なのは、そんな程度の豹変にだまされないことです。その場しのぎの甘いニンジンにだまされるのが企業優先の自民党だし、妙に中国を擁護したがる民主党。

また香港を暴力で鎮圧した直後に、世界各国の中国に対する敵意を感じた韓国は、豹変の王者らしく日本へ異常接近することでしょう。遅すぎるとはいえ、香港と同じ運命を朝鮮半島に感じたからに他なりません。しかし、こんな豹変にもだまされないことです。スポーツ大会で公正な運営をしようとする意図もなく、いつもいつも疑惑を招き、産業的にもパクリ続けるやら、世界中で嫌われるやら、この国にも明るい未来はなさそうです。


世界は、ロシアと中国が、その経済力にふんぞり返るあまり、言動がひどすぎる、と感じつつあります。

 

ロシアでは、同じキリスト教とされるロシア正教が中心。これさえソ連時代には禁止されていたようですから、ソ連が崩壊していくぶん緩和されまともになったとは言えても、ロシア正教そのものがとても長い間ヨーロッパのキリスト教とは相容れない状態になっていて、まるで異教徒の争いのような印象があります。もちろんこの国に宗教の自由は存在しませんし、当然のことながら言論の自由もなく、政権に反対の意見を表明することは固く禁じられています。

中国と言えば、言論の自由はおろか民主制度さえ否定しており、通常の宗教も禁止、つまり日本の江戸時代のようにキリシタン禁制〔バテレン追放〕であり、バチカンとも国交断絶を続けています。日本のようにキリスト教などを受け入れてもそれほど増えるとも思えないのに、中国では国家権力でこれを禁止しています。やはり勘ぐれば、中国共産党そのものが宗教政党だからでしょう。最近暴力をふるっていて空爆を受けている過激派のイスラム国のようなものでしょうか。


さて香港騒動で

いよいよ我慢できなくなった中国共産党が、香港の民主派を暴力的に鎮圧する準備を整えつつあります。

ロシアが他国のウクライナからクリミアを武力で奪ったので制裁を受けつつあるのとは事情が異なり、すでに中国へ返還された香港ですから中国が好きなようにやってもよさそうですが、1国2制度の約束をしたからにはこれを守るのが「まともな国家」のはず。

しかしチベットやウイグルや台湾などを含めると1国5制度くらいにもなりつつあり、もはや独裁政権の我慢の限度を超えているようです。

香港騒動をきっかけにして、一刻もはやい

中国共産党の「暴走」と「崩壊」

を秘かに期待する次第です。この場合、周辺国に大きな痛みを伴うことは、覚悟しておかねばなりません。

 


マスメディアの公平さについて

2014年10月03日 06時24分02秒 | 社会

5ヶ月ほど前の記事ですが、

「報ステ、NEWS23、サンモニは政治的に公平か?」:産経ニュース 2014.5.25 18:00 [高橋昌之のとっておき]

なるものがあり、いろいろと考えさせられました。

 

テレビ朝日系列の「報道ステーション」

そういえば、先日、テレビ朝日の社長が「おわび」する騒ぎがありました。九州原発に関する番組で不適切な内容があったというものです。ほとんど見ていないものの古館なりに一生懸命にやっているという印象でしたが、やはり朝日特有の問題なのでしょうか。まぁそうとも言えませんが(笑)。

以前には久米宏が「ニュースステーション」としてやってましたがCMタイムについてふざけすぎて降板しましたね。

TBS系列の「NEWS23」「サンデーモーニング」

ここも過去に問題を起こしていますが、名前を変えてかなりの長寿番組になっているようです。毎日系は朝日よりはマシなところも朝日と似たような所も感じます。もちろん読売・産経にも問題が多いですね(笑)。

 

上記3つのテレビ番組名を挙げて「報ステ、NEWS23、サンモニは政治的に公平か?」と記事にしたのが産経ニュースですから、フジテレビ系列の番組が入っていないのはごく自然でもあり、産経系の番組も入れていないというのは、別の意味では残念だとも言えます(笑)。

 

この種の「政治的に公平か?」とする問いかけのことですが

  • マスメディアは、公平になれるか
  • マスメディアは、公平でなければならないか
  • 「マスメディアは公平だ」と信じてもいいか

などを問いかけているようで、おもしろいですね。 まぁこの記事の著者がそう考えていたかどうかは別として(笑)。

上記ニュース記事は、

産経新聞の記事ですから、「テレ朝系列やTBS系列の番組が公平ではないという前提で書かれている」と見て、まず問題はないでしょう。

つまり「~は公平か?」という問いかけは、「~は公平ではない」と主張したいとき特有の書き始めかも知れず、フジ系列のマスメディアが掲載する記事としては、自分のことは棚に上げてでもいいから、「テレ朝やTBSの番組は公平でない」と言わねばなりません(笑)。

「マスメディアの公平さ」についての私の考えは、明確ではありませんが・・・・次のようなものです。

公平になれるか、といえば

まず無理だろうと思います。保守なり革新という言葉は古くさいものですが、世間が貼っているレッテルには関係なく、思い通りにやればよく、何か問題があればできるだけ早めに訂正と謝罪をすること、これだけです。

マスメディアは自社としては公平なつもりでいいでしょうが、実際には公平とは言えないことが多すぎ、このため複数のマスメディアに目を通さなければならない、という結論に至ります。

公平でなければならないか、といえば

マスメディアは、自社のことを公平だと思っていても、残念なことにそれぞれの色眼鏡をかけているからこそ、個性が出てきます。それでいいのです。

一つの利益団体を代表するかのような記事・番組ならあきらかに偏向していますが、偏向してはいないと見せかけるのも、これまた編集上のテクニックで、いかに公平を装うかを各社が競っています。

つまり「公平でなければならない」と思うのは常識ある社ならば共通した考えですが、その公平のあり方に、大いなる差があると言えます。

そのマスメディアの大株主が、妙に頑固なオーナーなのか、どこのチェーン店組織に属するのか、も無視できないでしょう。

しかし視野の広い視聴者なら、「マスメディアは公平でなければならない」とは思わないでしょう。各マスメディア自身に「公平にやっている」という信仰があるし、私自身にも「公平でなくても十分に価値がある」という信仰がありますから。

賢明な視聴者なら、それでも、不公平なマスメディアの多くに目を通しながらも、それに左右されることなく、少しずつ自分なりのものの見方をつくってゆくのでしょう。

ですから、視聴者が自分の判断力に「妙でもいいから」少しでも自信があるならば、「マスメディアは公平でなければならない」とまでは思わないのではないか。

逆に言うと、テレビは1社のみしか見ない、新聞も同じ系列の1社しか読まない、という人ならば、「まともなマスメディアは公平だ」と信じているはずであり、「公平でなければならない」のは自明の理なのでしょう。

新聞は読まずテレビはNHKだけ、というのも同じ意味で危ないし、日テレ系のテレビと読売新聞だけを視聴するというのも危ないし、もうきりがありません(笑)。

多いだけが取り柄ではないとしても、危険分散のため、できるだけたくさんの種類の食材を食することが大切、というのに似ているかも知れません。

 

「~は政治的に公平か?」という問いかけに興味を示すならば、それはそれで結構なことであり、可能性としては2つあると思います。

一つは、新しい発見をして自分のものの見方が変わる可能性があるし

もう一つは、自分がひいきにするマスメディアを否定する論調をどう擁護するかの視点で視聴するため、ものの見方が変わる可能性はない、

この2つです。 

結論として、「~は公平か」とは、

  • 健全な懐疑心を失わない人には、興味のある問いかけ
  • 何も疑わない人にとっては自明過ぎて、興味のない問いかけ

なのでしょうか(大笑)。