━ 心身の疲れ(癒やしのツボ) ━
“疲れる”とは、“憑(つ)かれる”という言葉から来ているとも言われて
いますが、身体に邪気(目には見えない悪いもの=悪霊など)が入り込み、
気血の流れが弱まった状態のことを指します。
ツボ療法には、その疲れの邪気を取り除き、肉体や精神を癒やしてくれる
ツボがあります。
それが手のひらのほぼ中央にある【労宮 ろうきゅう】のツボです。
【労宮】の“労”は、心労・疲労の労、“宮”は部屋(館)を表し、
疲労の部屋(=疲労の反応がもっとも現れる場所)と見做します。
気分が憂鬱(ゆううつ)、イライラ、不眠、また人前でのスピーチ、
面接などでのこころの緊張感などのときには、反対側の親指で【労宮】を
揉みほぐすように刺激してみてください。
こころがリラックスして、自然体で行動できるようになります。
また、【内関】のツボを併用するとより効果がアップします。
ツボ療法・・・【労宮】穴は、手のひらのほぼ中央で、
第3指関節と第4指関節の間にあります。