━ 麦粒腫、扁桃炎、疳の虫 ━
弱った状態の時に更に災難にあうことを「弱り目に祟り目」といいますが、
健全な目であれば祟り目になることはありません。
ところが、パソコンやテレビゲームなどで目を酷使したり、寝不足、
コンタクトレンズの長時間の着用などによって目が弱り、細菌がまぶたの
皮脂腺や毛嚢腺に入って感染し、化膿したものが“麦粒腫(=ものもらい)”
です。
初期症状は、目にゴミでも入ったようなゴソゴソ感、痒みなどで自覚し、
次第に結膜が赤く腫れ、痛みを伴い、数日で化膿してきます。
麦粒腫の場合、初期の症状のときにツボ療法を行うと、結膜の腫れが萎み、
化膿せずに治っていきます。
そこで効果的なのが、【二間 じかん】のツボです。
反対側の親指の先で【二間】穴に3秒ほど圧しては離すを繰り返したり、
温灸などで熱刺激を行うと炎症も鎮まり、腫れも引いて楽になります。
ツボ療法・・・人さし指つけ根の橈側で、関節の前のところが
【二間】のツボです。