━ 腰痛、尾骨痛(尾てい骨痛) ━
年齢にかかわらず、多くの人が“腰痛”に悩んでいます。
私たちの背骨は、脊髄という神経を守り、からだを支えるほかに、
24個の脊椎が積み木のように重なって、前後に曲げたり、捻ったりできる
ようになっています。
それぞれの脊椎の前の部分を「椎体」といい、椎体と椎体の間にある椎間板
のおかげで、背骨がスムーズに動き、上下の衝撃を和らげています。
しかし、加齢などによって椎間板の弾力性は失われ、その上に運動不足、
冷え、肥満、長時間の同じ姿勢などが重なり、腰への負担も大きくなります。
腰痛を感じたら、まずは日常生活の動作などを工夫することが大切です。
そして有効なのが【懸枢 けんすう】のツボです。
【懸枢】穴へ温灸を施すことで腰の血行が良くなり、炎症や筋肉の凝りが
なくなり痛みが楽になります。
また、内閉鎖筋が異常緊張することで起こる尾骨痛(尾てい骨痛)にも
効果を発揮します。
ツボ療法・・・ 第1、2腰椎棘突起の間のところが【懸枢】のツボです。