人間なんて宇宙の中ではホンの小さな塵に過ぎない。
人の一生が100年だとしても、地球の46億年からしたら瞬きの一瞬にもならない。
でも、でも、そんなちっぽけな存在が
何故にこんなにも心が締め付けられて、
幾重にも心が折り重ねられ、
どこまで深い世界なんだろう。
それは、人類の細胞の数が37兆個、
そんな天文学的な膨大な大きさを
この塵の存在の中に抱えているから?
ただ生きていく、
やがて老いていく、
誰もが通る道に何故にこうも胸が締め付けられるのだろう。
老いた親から大事な話がある、
そう呼び出され、ここ数日、ずっと憂鬱。
大方の話は予想出来てる。
こっちも引き換え条件を用意。
その一つは車の運転をやめさせること。
毎回、いくら説得しても、
自分は他の人とは違う。
毎日、ウォーキングや、社交ダンスもしてるし、
大丈夫だからと、全く聞く耳を持たない。
自営業だった父は会社員の人と比べ、
妥協とか、意に合わない事を渋々承諾してきて経験が無いから、
困ったものだと頭が痛かった。
今回こそ!
と気合をいれて臨むと、
暫くじっと黙り込んで、
そうか、わかった、と哀しそうな顔をして運転はやめると言ってくれた。
何事もなく60年、ずっと運転してきたんだけどな、、、
そう言って俯く父を見たら、
やっと聞いてくれた!
と喜ぶ気持ちよりも、
別な感情が込み上げてきた。
いつも猛反発してた父が、こんなに塩らしく歯向かってこない、
父親が老いたことを感じてしまったのだ、こんな事で。
いつものように平気な顔でクビを横に振ってくると思ってたのに、
拍子抜け。
数年前、やはり友人が親に運転をやめさせる承諾をとり、
その後、彼女は私の前で号泣したのだ、親の世界を私が奪ったと。
あの時はただ自分はオロオロするばかりだったが、
今、正に自分が彼女の立場に立った。
今は彼女の号泣が私にやってきた。
私だって辛いのだ。
親の世界を奪ったこと。
親が初めて私の言う事を大人しく聞いたこと。
親が年老いた事を実感してしまったこと。
色んな感情がごちゃまぜでとにかく辛いのだ。
人の一生が100年だとしても、地球の46億年からしたら瞬きの一瞬にもならない。
でも、でも、そんなちっぽけな存在が
何故にこんなにも心が締め付けられて、
幾重にも心が折り重ねられ、
どこまで深い世界なんだろう。
それは、人類の細胞の数が37兆個、
そんな天文学的な膨大な大きさを
この塵の存在の中に抱えているから?
ただ生きていく、
やがて老いていく、
誰もが通る道に何故にこうも胸が締め付けられるのだろう。
老いた親から大事な話がある、
そう呼び出され、ここ数日、ずっと憂鬱。
大方の話は予想出来てる。
こっちも引き換え条件を用意。
その一つは車の運転をやめさせること。
毎回、いくら説得しても、
自分は他の人とは違う。
毎日、ウォーキングや、社交ダンスもしてるし、
大丈夫だからと、全く聞く耳を持たない。
自営業だった父は会社員の人と比べ、
妥協とか、意に合わない事を渋々承諾してきて経験が無いから、
困ったものだと頭が痛かった。
今回こそ!
と気合をいれて臨むと、
暫くじっと黙り込んで、
そうか、わかった、と哀しそうな顔をして運転はやめると言ってくれた。
何事もなく60年、ずっと運転してきたんだけどな、、、
そう言って俯く父を見たら、
やっと聞いてくれた!
と喜ぶ気持ちよりも、
別な感情が込み上げてきた。
いつも猛反発してた父が、こんなに塩らしく歯向かってこない、
父親が老いたことを感じてしまったのだ、こんな事で。
いつものように平気な顔でクビを横に振ってくると思ってたのに、
拍子抜け。
数年前、やはり友人が親に運転をやめさせる承諾をとり、
その後、彼女は私の前で号泣したのだ、親の世界を私が奪ったと。
あの時はただ自分はオロオロするばかりだったが、
今、正に自分が彼女の立場に立った。
今は彼女の号泣が私にやってきた。
私だって辛いのだ。
親の世界を奪ったこと。
親が初めて私の言う事を大人しく聞いたこと。
親が年老いた事を実感してしまったこと。
色んな感情がごちゃまぜでとにかく辛いのだ。