そして本日、残ったもう片目も無事手術は終わり両目共にクリアな視界になった。
前回の明るい世界にびっくりした驚きは今回は無かった、残念ながら。
もう新しい世界の見え方に慣れているようで、殊更、変わる事はなく、
でも片目の濁りも解消されているので、よりクリアにはなっているはずなのだが。
あと一ヶ月もすれば、この見え方に慣れて感動は無くなるのかと思うが、
手術の後の見上げた青空に浮かぶ雲の白さに見とれたことは、きっと一生忘れないと思う。
今、こうして家の窓から眺める景色、近くも遠くもハッキリ、クッキリした景色がどこまでも広がっており、
その上で流れていく雲たちも青紫や赤紫の繊細なグラデーションの濃淡を形を変えながら次々と流れていく。
微妙な色合いも綺麗に見える。
この辺のコントラストの低下がないはずなのが、今回、私が選んだ2焦点レンズ、レンティス コンフォート。
保険適用レンズでありながら唯一の?多焦点レンズ。
単焦点レンズと遜色ない見え方をするという情報に、
当初、単焦点レンズだけど2焦点見えるヤツ、と勘違いしてた。
単一にのみ焦点が合う訳でないので多焦点レンズだった。
白内障手術を受けた会社の同僚から単焦点レンズで見え方に全く問題ないと聞いてたので、
わざわざ高い自費費用の高額な多焦点にしなくてもいいかと、
そのつもりでいた。
医療保険の保険金が降りる事が事前にわかったので、
これからの一生使う目だから、プラスアルファの自分の持ち出しをしても
多焦点が良ければそうしようかとも一時は考えていたのだ。
ただ多焦点にもデメリットもあり、全ての距離をクリアに見れる訳でなく、
大体ピントは合うが単焦点ほどクリアでない事、
又、ハロー、グレアという光の見え方に滲みのようなものが生じる事、
見え方のコントラスト(多分薄い膜を通した様に見えるって意味かと理解)が
落ちるという事を鑑みて、メリットとデメリットを天秤にかけ、このレンズにした。
私は瞳孔が小さいので、この2焦点レンズのメリットを受けにくいと先生から
説明を受けていたが、
いやいや、遠くの景色も手元の本もipadも遠くも全て良く見えてますよ〜
ただ時々?中間距離の10mから20mの距離にいる人、モノが
二重に見える、所謂ゴーストという現象になる。
でも、今、窓からの景色はどこもかしこもクッキリ!
昨日の満月を見上げた時は月の下に月の灯りが二重に見え、これがハローという現象なのか?
その周りの星も同じ様に斜め下に二重に灯りが見えた。
ここはちょっとだけ残念。
このクリアになった目で、今年行った北アルプスの山の上からの夜空で、
うっすらとしか見えなかった天の川と満点の星を来年また見ることを楽しみにしてたけど、
ダブってしか見えないのかなぁ、、
ただ脳が新しく見えだした情報にまだ慣れてないせいもあるかと思うので、
今後、脳が補正してくれる事に期待しよう。
手術後に視力検査を毎回やるのだが、
これは?これは?という指す輪っかが見えなくて、
ちょっとわかりません、、
という度に見えなくてすみません、、という申し訳ない気持になってくるのだが、
これは決して視力が下がった訳でなく、今までまるで見えなかった
視力1以上の厳しい所を指している為なんだけれども。。
私としては、輪っかが良く見えなくても、
これだけ視界がクリアになってくれれば全然いいのだ。
視力の数値なんてどうでもいいのだ。
前回の右目の時は目の汚れを取るのに時間かかっていたから
今回もそんなものかと思っていたら今回はそんなこともなく、
スムーズに終わった。
前回の様に何回も微調整や視力測定もやらず、
早く終わったのに、今回は前回感じなかった目の中の何となく痛みがまだ続いている。
この違いが少しだけ不安。
私がネットで執拗に探して見え方に拘ってくれ、技術の確かそうな眼医者さん、
諸星眼科クリニック。
近所でも評判は知れ渡っているらしく、
洗髪に訪れた美容室でも遠くから患者が来てるらしい有名なクリニックですよね、と言ってた。
でも、どんなに腕のいい眼医者さんでも自分の目の手術はできないよなぁ、
その時はどーすんだろ?
そんなとりとめのない事を考えていたら、
今日、先生が眼鏡をかけていることに気づき、
なんかびっくり。
いや、眼医者さんだからって目がいい、悪いは別だけど、
私が驚いたのが今まで10回以上通っていて、今日気づいたことかも。
眼医者さんが眼鏡使うぐらいだから、コンタクトって、
あんまり良くないのかなぁ、と又とりとめのない事を考えたり、
又吉直樹似?の先生が笑っている写真をクリニックの中に貼ってある記事で見て、
あの先生も笑うんだ!?
と、驚いたり。
いや、別に冷たい先生ではないのだが、
いつも立て板に水で、ツラツラとクールに説明する
先生に笑顔は結びつかなかった。
流石に10回近く通っていると、最初は何だか良く分からなかった内部の様子も
つぶさに観察し、あの看護師さんは舌ったらずな甘い喋り方が可愛いなぁ、
名前は何ていうんだろ?
とか、
あの看護師さんは美人だなぁ、
でもユニホームは何種類かある様で、
今日着てた全身紺の服より下が白、上がピンク色のユニホームの方が
全然イイのにぃ〜
と、どーでもいい事を待ち時間に観察。
そして、眼科クリニックで目薬の正しい指し方を知った。
最近は何度も目薬差しているせいか目の玉に直に落とせる様になって、
だいぶ私も目薬差しが上達したわい、と思っていたら、
正しい差し方は、目の下をあかんべして、
そのあかんべの皮膚の裏側に落とすのが正しいらしい。
いつも看護師さんが目薬差してくれる時はそうしてくれている事に気付いていたが、
先日、看護師さんが70代ぐらいの男性患者に、
そうじゃない、ここを押して、ココ!
ダメ!めをパチパチさせると目薬は全部鼻に落ちていっちゃう!
と、かなり熱く指導してたのを隣で聞いていた。
にしても、なんでこの患者さんにこんな熱く指導してるのか、
それが気になった。
だってクリニックではいつも看護師さんが目薬差してくれるし、
私だって決して差し方は褒められたものでもないが。
そういえば、最初に手術した目とこれから手術する目は違う目薬を使なければならなかったが、
こんな複雑な?使い分けは、お年寄りなんて、きっと間違えちゃうわよ、
と心配になっていたが、間違えたのは他ならぬこの私だった。
手術前の目の検査をしてる内に私の瞳孔が開いてる!
と、慌てた看護師さん数人に取り囲まれ、
私の持っている全部の目薬を確認され、
「これは手術当日に指す目薬です!」
とまだ早いと指摘され、頭を掻く自分。
薬袋には間違えない様に、
「左」「右」と大きく色分けして書いておいたのに、
恥ずかしい。。
飲み薬も次の手術分も入っていると勘違いして、
飲むのを中断した事もあり
先生にも「不思議な間違え方をしますね」と、失笑を買ってしまった。。
まぁ、こういう人間だとは自分ではわかってはいたが、
間違えずにいる高齢者以下かと思うと少し情けない。。
とりとめのない話が続いたが結論。
段々と年を重ね、衰える事が多くなる事を感じる日々の中で
唯一、取り戻せた身体の機能。
一度、失ったモノだからこそわかる、その価値。
これからの人生に一筋の光明。
生きていく事さえ、楽しく感じられる。
ただ目に映る景色を見るだけで幸せ。
今までと別の世界になった、新世界。
目に入ってくる情報がクリアになったお陰で、
自分の五感の全てが研ぎ澄まされた感がある。
音に対して、匂いに対して、
全てに敏感になった気がする。
この目で来年は又、北アルプスに行き、
そこからの360度の世界を見渡したい。
願わくば満点の星と天の川も。
前回の明るい世界にびっくりした驚きは今回は無かった、残念ながら。
もう新しい世界の見え方に慣れているようで、殊更、変わる事はなく、
でも片目の濁りも解消されているので、よりクリアにはなっているはずなのだが。
あと一ヶ月もすれば、この見え方に慣れて感動は無くなるのかと思うが、
手術の後の見上げた青空に浮かぶ雲の白さに見とれたことは、きっと一生忘れないと思う。
今、こうして家の窓から眺める景色、近くも遠くもハッキリ、クッキリした景色がどこまでも広がっており、
その上で流れていく雲たちも青紫や赤紫の繊細なグラデーションの濃淡を形を変えながら次々と流れていく。
微妙な色合いも綺麗に見える。
この辺のコントラストの低下がないはずなのが、今回、私が選んだ2焦点レンズ、レンティス コンフォート。
保険適用レンズでありながら唯一の?多焦点レンズ。
単焦点レンズと遜色ない見え方をするという情報に、
当初、単焦点レンズだけど2焦点見えるヤツ、と勘違いしてた。
単一にのみ焦点が合う訳でないので多焦点レンズだった。
白内障手術を受けた会社の同僚から単焦点レンズで見え方に全く問題ないと聞いてたので、
わざわざ高い自費費用の高額な多焦点にしなくてもいいかと、
そのつもりでいた。
医療保険の保険金が降りる事が事前にわかったので、
これからの一生使う目だから、プラスアルファの自分の持ち出しをしても
多焦点が良ければそうしようかとも一時は考えていたのだ。
ただ多焦点にもデメリットもあり、全ての距離をクリアに見れる訳でなく、
大体ピントは合うが単焦点ほどクリアでない事、
又、ハロー、グレアという光の見え方に滲みのようなものが生じる事、
見え方のコントラスト(多分薄い膜を通した様に見えるって意味かと理解)が
落ちるという事を鑑みて、メリットとデメリットを天秤にかけ、このレンズにした。
私は瞳孔が小さいので、この2焦点レンズのメリットを受けにくいと先生から
説明を受けていたが、
いやいや、遠くの景色も手元の本もipadも遠くも全て良く見えてますよ〜
ただ時々?中間距離の10mから20mの距離にいる人、モノが
二重に見える、所謂ゴーストという現象になる。
でも、今、窓からの景色はどこもかしこもクッキリ!
昨日の満月を見上げた時は月の下に月の灯りが二重に見え、これがハローという現象なのか?
その周りの星も同じ様に斜め下に二重に灯りが見えた。
ここはちょっとだけ残念。
このクリアになった目で、今年行った北アルプスの山の上からの夜空で、
うっすらとしか見えなかった天の川と満点の星を来年また見ることを楽しみにしてたけど、
ダブってしか見えないのかなぁ、、
ただ脳が新しく見えだした情報にまだ慣れてないせいもあるかと思うので、
今後、脳が補正してくれる事に期待しよう。
手術後に視力検査を毎回やるのだが、
これは?これは?という指す輪っかが見えなくて、
ちょっとわかりません、、
という度に見えなくてすみません、、という申し訳ない気持になってくるのだが、
これは決して視力が下がった訳でなく、今までまるで見えなかった
視力1以上の厳しい所を指している為なんだけれども。。
私としては、輪っかが良く見えなくても、
これだけ視界がクリアになってくれれば全然いいのだ。
視力の数値なんてどうでもいいのだ。
前回の右目の時は目の汚れを取るのに時間かかっていたから
今回もそんなものかと思っていたら今回はそんなこともなく、
スムーズに終わった。
前回の様に何回も微調整や視力測定もやらず、
早く終わったのに、今回は前回感じなかった目の中の何となく痛みがまだ続いている。
この違いが少しだけ不安。
私がネットで執拗に探して見え方に拘ってくれ、技術の確かそうな眼医者さん、
諸星眼科クリニック。
近所でも評判は知れ渡っているらしく、
洗髪に訪れた美容室でも遠くから患者が来てるらしい有名なクリニックですよね、と言ってた。
でも、どんなに腕のいい眼医者さんでも自分の目の手術はできないよなぁ、
その時はどーすんだろ?
そんなとりとめのない事を考えていたら、
今日、先生が眼鏡をかけていることに気づき、
なんかびっくり。
いや、眼医者さんだからって目がいい、悪いは別だけど、
私が驚いたのが今まで10回以上通っていて、今日気づいたことかも。
眼医者さんが眼鏡使うぐらいだから、コンタクトって、
あんまり良くないのかなぁ、と又とりとめのない事を考えたり、
又吉直樹似?の先生が笑っている写真をクリニックの中に貼ってある記事で見て、
あの先生も笑うんだ!?
と、驚いたり。
いや、別に冷たい先生ではないのだが、
いつも立て板に水で、ツラツラとクールに説明する
先生に笑顔は結びつかなかった。
流石に10回近く通っていると、最初は何だか良く分からなかった内部の様子も
つぶさに観察し、あの看護師さんは舌ったらずな甘い喋り方が可愛いなぁ、
名前は何ていうんだろ?
とか、
あの看護師さんは美人だなぁ、
でもユニホームは何種類かある様で、
今日着てた全身紺の服より下が白、上がピンク色のユニホームの方が
全然イイのにぃ〜
と、どーでもいい事を待ち時間に観察。
そして、眼科クリニックで目薬の正しい指し方を知った。
最近は何度も目薬差しているせいか目の玉に直に落とせる様になって、
だいぶ私も目薬差しが上達したわい、と思っていたら、
正しい差し方は、目の下をあかんべして、
そのあかんべの皮膚の裏側に落とすのが正しいらしい。
いつも看護師さんが目薬差してくれる時はそうしてくれている事に気付いていたが、
先日、看護師さんが70代ぐらいの男性患者に、
そうじゃない、ここを押して、ココ!
ダメ!めをパチパチさせると目薬は全部鼻に落ちていっちゃう!
と、かなり熱く指導してたのを隣で聞いていた。
にしても、なんでこの患者さんにこんな熱く指導してるのか、
それが気になった。
だってクリニックではいつも看護師さんが目薬差してくれるし、
私だって決して差し方は褒められたものでもないが。
そういえば、最初に手術した目とこれから手術する目は違う目薬を使なければならなかったが、
こんな複雑な?使い分けは、お年寄りなんて、きっと間違えちゃうわよ、
と心配になっていたが、間違えたのは他ならぬこの私だった。
手術前の目の検査をしてる内に私の瞳孔が開いてる!
と、慌てた看護師さん数人に取り囲まれ、
私の持っている全部の目薬を確認され、
「これは手術当日に指す目薬です!」
とまだ早いと指摘され、頭を掻く自分。
薬袋には間違えない様に、
「左」「右」と大きく色分けして書いておいたのに、
恥ずかしい。。
飲み薬も次の手術分も入っていると勘違いして、
飲むのを中断した事もあり
先生にも「不思議な間違え方をしますね」と、失笑を買ってしまった。。
まぁ、こういう人間だとは自分ではわかってはいたが、
間違えずにいる高齢者以下かと思うと少し情けない。。
とりとめのない話が続いたが結論。
段々と年を重ね、衰える事が多くなる事を感じる日々の中で
唯一、取り戻せた身体の機能。
一度、失ったモノだからこそわかる、その価値。
これからの人生に一筋の光明。
生きていく事さえ、楽しく感じられる。
ただ目に映る景色を見るだけで幸せ。
今までと別の世界になった、新世界。
目に入ってくる情報がクリアになったお陰で、
自分の五感の全てが研ぎ澄まされた感がある。
音に対して、匂いに対して、
全てに敏感になった気がする。
この目で来年は又、北アルプスに行き、
そこからの360度の世界を見渡したい。
願わくば満点の星と天の川も。