茨城で、どどんぱっ!

今までのタイトルがブログの内容に合わなくなってきたので、模様替え。

とりとめのない白内障手術のお話。

2022-12-09 16:07:35 | Weblog
そして本日、残ったもう片目も無事手術は終わり両目共にクリアな視界になった。
前回の明るい世界にびっくりした驚きは今回は無かった、残念ながら。
もう新しい世界の見え方に慣れているようで、殊更、変わる事はなく、
でも片目の濁りも解消されているので、よりクリアにはなっているはずなのだが。

あと一ヶ月もすれば、この見え方に慣れて感動は無くなるのかと思うが、
手術の後の見上げた青空に浮かぶ雲の白さに見とれたことは、きっと一生忘れないと思う。

今、こうして家の窓から眺める景色、近くも遠くもハッキリ、クッキリした景色がどこまでも広がっており、
その上で流れていく雲たちも青紫や赤紫の繊細なグラデーションの濃淡を形を変えながら次々と流れていく。
微妙な色合いも綺麗に見える。
この辺のコントラストの低下がないはずなのが、今回、私が選んだ2焦点レンズ、レンティス コンフォート。
保険適用レンズでありながら唯一の?多焦点レンズ。
単焦点レンズと遜色ない見え方をするという情報に、
当初、単焦点レンズだけど2焦点見えるヤツ、と勘違いしてた。
単一にのみ焦点が合う訳でないので多焦点レンズだった。

白内障手術を受けた会社の同僚から単焦点レンズで見え方に全く問題ないと聞いてたので、
わざわざ高い自費費用の高額な多焦点にしなくてもいいかと、
そのつもりでいた。
医療保険の保険金が降りる事が事前にわかったので、
これからの一生使う目だから、プラスアルファの自分の持ち出しをしても
多焦点が良ければそうしようかとも一時は考えていたのだ。

ただ多焦点にもデメリットもあり、全ての距離をクリアに見れる訳でなく、
大体ピントは合うが単焦点ほどクリアでない事、
又、ハロー、グレアという光の見え方に滲みのようなものが生じる事、
見え方のコントラスト(多分薄い膜を通した様に見えるって意味かと理解)が
落ちるという事を鑑みて、メリットとデメリットを天秤にかけ、このレンズにした。

私は瞳孔が小さいので、この2焦点レンズのメリットを受けにくいと先生から
説明を受けていたが、
いやいや、遠くの景色も手元の本もipadも遠くも全て良く見えてますよ〜

ただ時々?中間距離の10mから20mの距離にいる人、モノが
二重に見える、所謂ゴーストという現象になる。
でも、今、窓からの景色はどこもかしこもクッキリ!

昨日の満月を見上げた時は月の下に月の灯りが二重に見え、これがハローという現象なのか?
その周りの星も同じ様に斜め下に二重に灯りが見えた。
ここはちょっとだけ残念。
このクリアになった目で、今年行った北アルプスの山の上からの夜空で、
うっすらとしか見えなかった天の川と満点の星を来年また見ることを楽しみにしてたけど、
ダブってしか見えないのかなぁ、、

ただ脳が新しく見えだした情報にまだ慣れてないせいもあるかと思うので、
今後、脳が補正してくれる事に期待しよう。

手術後に視力検査を毎回やるのだが、
これは?これは?という指す輪っかが見えなくて、
ちょっとわかりません、、
という度に見えなくてすみません、、という申し訳ない気持になってくるのだが、
これは決して視力が下がった訳でなく、今までまるで見えなかった
視力1以上の厳しい所を指している為なんだけれども。。

私としては、輪っかが良く見えなくても、
これだけ視界がクリアになってくれれば全然いいのだ。
視力の数値なんてどうでもいいのだ。

前回の右目の時は目の汚れを取るのに時間かかっていたから
今回もそんなものかと思っていたら今回はそんなこともなく、
スムーズに終わった。
前回の様に何回も微調整や視力測定もやらず、
早く終わったのに、今回は前回感じなかった目の中の何となく痛みがまだ続いている。
この違いが少しだけ不安。

私がネットで執拗に探して見え方に拘ってくれ、技術の確かそうな眼医者さん、
諸星眼科クリニック
近所でも評判は知れ渡っているらしく、
洗髪に訪れた美容室でも遠くから患者が来てるらしい有名なクリニックですよね、と言ってた。

でも、どんなに腕のいい眼医者さんでも自分の目の手術はできないよなぁ、
その時はどーすんだろ?
そんなとりとめのない事を考えていたら、
今日、先生が眼鏡をかけていることに気づき、
なんかびっくり。
いや、眼医者さんだからって目がいい、悪いは別だけど、
私が驚いたのが今まで10回以上通っていて、今日気づいたことかも。

眼医者さんが眼鏡使うぐらいだから、コンタクトって、
あんまり良くないのかなぁ、と又とりとめのない事を考えたり、
又吉直樹似?の先生が笑っている写真をクリニックの中に貼ってある記事で見て、
あの先生も笑うんだ!?
と、驚いたり。

いや、別に冷たい先生ではないのだが、
いつも立て板に水で、ツラツラとクールに説明する
先生に笑顔は結びつかなかった。

流石に10回近く通っていると、最初は何だか良く分からなかった内部の様子も
つぶさに観察し、あの看護師さんは舌ったらずな甘い喋り方が可愛いなぁ、
名前は何ていうんだろ?
とか、
あの看護師さんは美人だなぁ、
でもユニホームは何種類かある様で、
今日着てた全身紺の服より下が白、上がピンク色のユニホームの方が
全然イイのにぃ〜
と、どーでもいい事を待ち時間に観察。

そして、眼科クリニックで目薬の正しい指し方を知った。
最近は何度も目薬差しているせいか目の玉に直に落とせる様になって、
だいぶ私も目薬差しが上達したわい、と思っていたら、
正しい差し方は、目の下をあかんべして、
そのあかんべの皮膚の裏側に落とすのが正しいらしい。
いつも看護師さんが目薬差してくれる時はそうしてくれている事に気付いていたが、
先日、看護師さんが70代ぐらいの男性患者に、
そうじゃない、ここを押して、ココ!
ダメ!めをパチパチさせると目薬は全部鼻に落ちていっちゃう!
と、かなり熱く指導してたのを隣で聞いていた。

にしても、なんでこの患者さんにこんな熱く指導してるのか、
それが気になった。
だってクリニックではいつも看護師さんが目薬差してくれるし、
私だって決して差し方は褒められたものでもないが。

そういえば、最初に手術した目とこれから手術する目は違う目薬を使なければならなかったが、
こんな複雑な?使い分けは、お年寄りなんて、きっと間違えちゃうわよ、
と心配になっていたが、間違えたのは他ならぬこの私だった。

手術前の目の検査をしてる内に私の瞳孔が開いてる!
と、慌てた看護師さん数人に取り囲まれ、
私の持っている全部の目薬を確認され、
「これは手術当日に指す目薬です!」
とまだ早いと指摘され、頭を掻く自分。

薬袋には間違えない様に、
「左」「右」と大きく色分けして書いておいたのに、
恥ずかしい。。
飲み薬も次の手術分も入っていると勘違いして、
飲むのを中断した事もあり
先生にも「不思議な間違え方をしますね」と、失笑を買ってしまった。。

まぁ、こういう人間だとは自分ではわかってはいたが、
間違えずにいる高齢者以下かと思うと少し情けない。。

とりとめのない話が続いたが結論。
段々と年を重ね、衰える事が多くなる事を感じる日々の中で
唯一、取り戻せた身体の機能。
一度、失ったモノだからこそわかる、その価値。
これからの人生に一筋の光明。
生きていく事さえ、楽しく感じられる。
ただ目に映る景色を見るだけで幸せ。
今までと別の世界になった、新世界。

目に入ってくる情報がクリアになったお陰で、
自分の五感の全てが研ぎ澄まされた感がある。
音に対して、匂いに対して、
全てに敏感になった気がする。

この目で来年は又、北アルプスに行き、
そこからの360度の世界を見渡したい。
願わくば満点の星と天の川も。


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西荻窪、吉祥寺に出没中

2022-12-09 11:40:24 | Weblog
最近、かかっている眼医者の関係で、クリニックのある西荻窪、
お隣の吉祥寺に出没する事が増えた。

せっかく滅多に行かない所だからと、
犬が電柱にお印をするかの如く、
あちこちのランチに出没。

まず駅北口直ぐの生打ち麺パスタという店。
海老と明太子のパスタ、サラダ、コーヒー付¥1100は可も無く不可も無く。
サラダの菜っ葉に鮮度が無いのは、この手の店にありがちな事で、
この価格でのランチであれば普通。

次に、一番行きたかった、その店より更に駅位遠に進んだイタリアン。
この店が一番行きたかった店で、ipadの地図に表示される店で、
一番期待が高かった。

パスタランチ¥1000だったかな、確か。
セットのサラダがシャキシャキしていて野菜の味が濃い。
これは期待出来るかも!
と追加でコーヒーとケーキを追加注文。
だが、パスタの味、中に入っている肉も美味しいのだが、
量が多すぎのと(大盛)、ブロッコリーの茹で加減がイマイチ。
茹で過ぎなのだ。
この量といい茹で加減といい、大雑把な調理のコックだと、
残念に感じる。
コーヒー、ケーキも普通。
パスタの大盛が祟って食べきれず。
トータル¥1650になったのは自分で追加注文した為なんで仕方なし。

次のイタリアンはipadの地図にも載ってなかった、
東京三菱UFJを左に入った四つ角にある全面ガラス張りの明るい店。
私が訪れたイタリアンの3店の中では一番、コスパがいい店だった。
¥1100のパスタセットはコーヒーとサラダが付いて¥1100。
この店は再訪してランチのカレーセット¥850も食べたが、
これも値段に見合った満足感のあるものだった。

この店に二度訪れたのは、別の目的の店があったのに、
やってなかったからだ。
その店が何度言っても時間が合わなかったりで、
空振っていたので、やむ無くだった。
その店は「海のポン」
ちょっと高級な小料理屋という店構えなのだが、
ランチは千円少々の価格設定で、それ程高くは無い。
他の店でランチした後にこの店の前を通り、
ランチメニューをチェックし、和食の美味しそうなランチに
次は絶対にこの店だ!
と決めて何度も行ってるのに、やってない。
いつも11時ぐらいにランチを目指していくので、
その店のランチが12時からだと、こないだ知った。
いつかきっと行くぞ。

もう一つ気になる店が坂本屋。
西荻窪駅のスクランブル交差点からクリニックに向かう途中にあるのだが、
いつも店の前に10人近い行列が出来ている。
クリニックの看護師さんに、その店は美味いのか尋ねたが、
実は一度も自分は行けてない、
火、木、土しか営業してないけど、
自分はその曜日はいつもクリニックの仕事が忙しいのだ、
そう哀しそうな表情を浮かべていた。
逆に行けたら是非感想を聞かせてね、と言われた。

中華料理店のようだが、後4回くらいはクリニックに通うので、
絶対に制覇しようと思う。

そして、お隣の街、吉祥寺も電車やバスで直ぐなんで、
こちらも探索。

マザーグースというドリアが評判らしい店の友人の口コミで
いつか行きたいと思ってた。
というのも洗足学園大学近くのイタリアンで食べたドリアがとても美味しかったので、
あの味と同じものが食べられるかも!
と期待していったが、、
残念な感じでした。

そんな中で一番残念な店は本日訪れた吉祥寺の
「階段の上の、、」という店。
これもipadの地図に表示される店の中で拘りの素材を取り寄せて
ランチをやっているようなので行きたかったのだ。
特に赤穂から取り寄せた牡蠣のカキフライ、
ランチで1700円の価格設定は高いけど、
衣、牡蠣、素材に拘っているんだからしょうがない!
と期待MAX。

店に一歩入ると、手を消毒して下さい!
とカウンターの中から店主らしき人が尖った目で声をかけてきた。
え?どこに消毒液あるんだろ?とキョロキョロしても
店主は料理に忙しいのか、お構いなし。

思えば、この三角のとんがった目の店主に会った時、
いや〜な予感はしたのだ。
ココで止めておけば良かった、出来ることなら。
料理にコックの人柄が味に出るのだ。

サラダ、フツー。
前菜に小皿に盛った5つの先付けが出て来たが、
どれもこれも美味しくない。
ただ5つそれらしく盛れば、美味しいそうに見えるだろう的な
完全な見かけ倒し。

そして期待のカキフライ。
ホームページで見た時は大粒な立派な牡蠣に見えたが
小ぶりのカキフライが5つ。
この時点でかなり盛り下がる。
でも美味しければいいのさ。

そして食べる。
全然、サクッと揚っておらず何か脂っこい。
そういえば店内に足を踏み入れた瞬間から油の匂いが
鼻にまとわりつき不快だった。

それでも赤穂なる所から取り寄せた牡蠣が美味しければ
これらの不満も帳消しになっただろうが、
これっぽっちも美味しくない。。
ジューシーさも濃厚さも無くパサパサの縮まった牡蠣に絶望的な気分になる。
自分でスーパーの牡蠣買って揚げた方がきっと美味いだろう。
近所の山忠のカキフライなら未だ食べた事はないが同じ値段設定だが、
あっちは絶対美味しい筈で、お金をドブに捨てたような残念な気持ちになる。

最近は自宅の食事のレベルが上がり、
外食での味に満足ゆく事が少なくなってきた。
それなのに、あぁ何故私は外食に行ってしまうのだろぉ。。

自宅で吟味した味噌、昆布、鰹節、素材のいい大根を入れただけの味噌汁の美味いことよ。
最初のひと口で美味い!と心の底から小躍りするような
そんな美味しさには中々出逢えない。

それでも美味しそうな店の紹介を見ると、つい期待して行ってしまうのは性か。。

二度と行かないぞ!
とお金を無駄にした自責の念に駆られながら誓う店は本日のカキフライの店。

最近気づいた観光地の食事は美味しくないという仕組み。
(一元さんばかりだからリピーター用に美味しくする必然性が無いから)
住宅地の店はリピーターが大切だから、必然的に美味しくなる。

この吉祥寺という街も一元さんの多い観光地と一緒か、、
と気づく。
ここも店の移り変わりの激しい所に違いない。
仕事柄、数々の飲食店の閉店を目の当たりにする事に
飲食店の継続の困難さはよくわかる。

そう考えると新宿というあんなに店の移り変わりが激しい街で
何十年もその場所で営業してる三国一(うどん屋)はスゴイ!
だって美味しいもん、新宿に行ったら絶対行くもん。





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