北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)

2024.1本帰国しました。

おばちゃんと犬に励まされるの巻

2012-09-24 22:10:08 | 北京暮らし 中国のひとびと

今日も用事で出かけたわけですが、とにかくできるだけ日本人とわかっちゃう格好は避けています。

たとえば。

 

 

 

日焼け防止の手袋。 これはぜったい禁止!

 

どうやらこれを着用するのは日本人がほとんどらしく、いつぞやもマンションのエレベーターで一緒になったアメリカ人がいきなり。

 

 

「ナニ人?」

 

 

と聞いてきたので、中国人以外からこの質問は珍しいなと思いつつ日本人だと答えたところ、彼が一言。

 

 

「そうだと思った」

 

 

 

聞くと、この手袋をしているのを見て日本人だとわかったのだとか。 

とまあ、それくらい「ワタシ、日本人デス!」とアピールする手袋なので、こんな時期はぜったい着用不可なのです。

 

 

 

さて、今日はデモ以降初めて地下鉄を利用しました。

いつも利用する駅は大使館から一番近い駅なので、デモ直後は駅自体が封鎖、地下鉄もこの駅は通過するという状態だったほど。

が、駅周辺も落ち着いているし、地下鉄に乗った人からこの駅も利用できるようになったと聞いたので、今日行ってみました。

私の家からこの駅まで、まずは自転車でGO!

 

 

そして。

 

 

 

この駐輪場に自転車を停めます。 

ちなみに利用料は1回3角(約4円)。 安っ!

 

 

 

駐輪場を管理しているのはおじちゃんおばちゃん夫婦。

しょっちゅう利用するうちに結構仲良くなったんだけど、場所が場所だけにあのデモを間近で体験したはず。

これまでと態度が変わるかもしれないな、冷たい態度をとられても仕方ないし落ち込まないようにしようと自分に言い聞かせて駐輪場へ行ったら。

 

 

いつも通り、ニコニコ迎えてくれました。うるっ。

 

 

 

そして、ちょうどお昼ごはん中だったおじちゃんおばちゃんが、なんと。

 

 

 

「こっち来ていっしょにご飯食べていき!」

 

 

 

 

まじで??

そんなこと今まで一度もなかったのに・・・。

 

残念ながら時間がなかったのでご飯は遠慮したのですが、一人地下鉄内でうるうる状態の私だったのでした。

 

 

 

 

 

そして、用事を済ませて再び駐輪場に戻ってきたら、今度はなぜかおばちゃんと

 

 

 

ワンコが尻尾ガンガン振って出迎えてくれた。

 

 

 

おばちゃん達が飼ってるワンコらしい。

 

 

 

この時も始終ニコニコしていたおばちゃんだけど、一瞬だけ真顔になって

 

 

 

「くれぐれも注意するんやで」

 

 

 

と肩をぽんぽんと叩きながら私にささやいたのでした。 

あなたがひどい目に合うのは絶対嫌だからと。

 

こういう人たちがいてくれるから、私はこの国を嫌いにならずにいられるんだと思う。