北京暮らしを始めてみれば ふたたび

2012年1月から再び北京生活が始まりました。(前回は2003.1~2006.1)
北京の毎日をつづります。

火傷、そして顔のアレルギー! はてさて漢方は効果的?

2012-06-06 13:18:45 | 北京暮らし いろいろ

2週間ほど前のこと。

顔がどんどん痒くなり、赤みも出て少し腫れたような状態になってしまいました。 うぇ~ん・・・。

3月頃にも北京の春の空気にやられたのか同じようなアレルギー症状が出たけど、今回は更にひどい状態。

ちょうど中医学の授業をとり始めたので先生に脈と舌を診てもらい、漢方の処方箋を書いてもらいました。

 

この紙を持って、いざ、漢方を買いにGO!!!

 

 

 

老舗中の老舗。『同仁堂』。

前門にある本店です。

 

 

一歩中に入るとぷわ~んと漂う漢方の香り。

1階は市販の漢方がずらり。

でも私の今回の目的は市販の物ではなく、私のために処方してくれた漢方だったので、インフォメーションの女性に先生の書いてくれた処方箋を見せてこれを買いたいのだけどどこへ行けばよいのかと尋ねたら、2階の処方室(だったかな?)へ行けとのこと。

 

 

2階の一番奥、そしてそこから更に細い通路の先にあるのが処方室。

いかにもザ・中国、数千年の歴史!って感じの古めかしい部屋なのかと思ったら。

 

 

 

 

近代的な機械がど~ん!

 

 

一体この処方室がどういう仕組みなのかさっぱりわからないけど、説明を読むとどうやらまずはこの番号札をゲットしなくてはならないらしい。

中国何千年どころか、郵便局か銀行ばりのシステムにちょっとびっくり。

 

 

で、待つこと数分。

 

 

『〇〇〇番、△△までどうぞ』

 

 

みたいなアナウンスが流れたので、それに従い。

 

 

 

番号が表示された受付へと向かいます。

 

 

で、そこで初めて。

 

 

 

先生が書いてくれた処方箋を見せてこれをくれと言うわけだけど、もともと書かれた文字は鉛筆書き。

どうやらそれではあかんらしく、上からわざわざボールペンでなぞりました。

その後、受付の人がパソコンに漢方の内容と分量を打ち込み、こちらの名前を伝えてお金を支払ったら、手続きは終了。

 

 

 

領収書兼、漢方の引換券みたいなものをもらえます。

ちなみにこの日は5日分で43.9元。 550円くらい。

 

 

 

あとは、自分の番号が呼ばれるのを待つだけ。

 

 

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ところで。

中医の先生に診てもらったその日、それとは別に病院で日本人医師にも診てもらいました。

日本人医師が注目したのは顔と、そして・・・火傷

 

実は3週間前に右手首に直径5センチ大の火傷を負ってしまったのです。

その部分にもアレルギー反応が出ているのを見た日本人医師は、

 

「もしかしたら、火傷部分のアレルギーのせいで、体の他の弱い部分(つまり私の場合顔)にアレルギー反応が出てしまったのかもしれない」

 

とのこと。

火傷が治癒すれば、顔のアレルギーも治まる可能性があるのだとか。 ふむふむ。

 

 

 

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話を戻して。

 

 

 

漢方はこのショーケースに並んでいる物、そしてその奥のお部屋で。

 

 

 

ひとつひとつ小さい引き出しから出して、調合されている様子。

これですよ、私がイメージしていたザ・中国!の漢方は。

 

 

しばらくすると私の番号が呼ばれ、手渡されたのは。

 

 

 

なんともかわいい、5つの包み。

 

 

 

裏面には煎じ方の説明。

家に帰って自分で煎じなければなりません。

 

 

 

中身はこんなの。 

煎じていると、部屋中に何とも言えない漢方のにほひが漂います・・・。

 

そうそう。 

北京人の友達によると、中国では煎じた後の漢方を道に捨てる人もいるとか。

悪いものは家の中に置いておかないで土に返す・・・という迷信らしいけど、今の所そんな人見たことないな。

 

 

 

 

さて、この日から5日間。

日本人医師にもらった抗アレルギー剤を1日1錠、漢方を朝晩2回、そして顔と手の火傷両方に塗り薬をぬりぬり・・・した結果。

 

2日目くらいから顔の痒み・赤みは治まり、5日目にはつるつるに。

その後、火傷のアレルギー反応も治まりました。

 

 

私の中ではとりあえずぬり薬に即効性があったのではないかと思うのだけど、漢方とか西洋薬とかいろんな要素が合わさって効果が出たのかな・・・?

いずれにせよ治ってきたので一安心です。

 

 

でもね。

 

やっぱり漢方。不味いんです。

今回は特に変に酸っぱいのが辛かったデス・・・。