Hanews-はにゅうす

ウィーン歌曲歌手、「はにうたかこ」の毎日のちょっとしたことを書いています

ちょっと怒ってます

2008年02月06日 21時42分18秒 | Weblog
時間があったので、ウィーンのことをまとめようと、ネット検索していたら、「フォルクスオパー」で検索した時に、私のブログタイトルが出てきた。しかし「はにゅうす」ではないものがある。他のブログのアドレスが書かれている。これはおかしいと思って、クリックしてみたら(みなさんはしなくていいですよ)スケベサイトとか、浮気調査サイトとかの宣伝に使われていた。たった一言オペラの感想文の中に、そういう単語が入っていただけで、そんなへんな会社の広告みたいになってしまうのはもうめっちゃ腹立ちます!

そういえば、去年の秋は「ゲルマニウム」の宣伝ページに感想文持っていかれた記憶があります。もうへんなサイトだけは勘弁してほしいです。

ネット社会が悪いのじゃないんですよね、そういうことにしか頭が行かないバカな人間がいるから悪いんだと思います。時々このブログにも直接へんなコメント書く人がいますが、同じコメントをあっちこっちのブログに貼り付けていってはクリックしている、そんなことに大事な時間を使っている人がいるかと思うと、なさけなくなりますね。

ところで、今日本は冷凍食品でにぎわってますね。私は冷凍食品はあまり食べないのですが、それでも安売りの時なんかには惹かれます。でも、例の会社の冷凍食品は1~2度買って「他の会社の同じシリーズに比べてまずい」と判断していたので、まず買っていなかったと思います。普段から信用できない材料はなるべく買わないようにしていましたし、スーパーで大安売りの串カツとか「肉はどこの国ですか?」と尋ねたりしていました。(もちろん答えを聞いたら買えなかった。)

それに同じく冷凍食品で「国内産たけのこ使用」って書いてあっても、それ以外の材料がどこなのか書いていない。なのでついつい「国内産なんだ」と思ってしまう。でもたけのこだけ国内産でも、肉やシイタケはいったいどこ?これってなんだか騙されているみたいで嫌だった。

冷凍食品や出来合い物の材料が明記されなくてよいというのはおかしいと思います。些細な材料にまでちゃんと明記してもらうような制度がはやくできるようになればと思っています。もちろんこちらでも、なるべくなるべくおかしなものは買わないようにしたいと思いますが、(すぐにドイツ語が読めないので)情報が少ないのでよくわからないというのが正直な所。

すべて国内産しか買わないというわけではありません。そんなことしてたらヨーロッパなんか住んでられません。でもちゃんとしている国とそうでない国、危険が少ない食品と、注意したほうがいい食品の見分けはしたいと思いませんか?「あなたの食べているものが、あなたを作る。」再確認です。

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フォルクスオパー「タンホイザー80分」5.2.2008

2008年02月06日 06時24分31秒 | Weblog
もう「ワグネリアン」と呼ばれている人たち(ワーグナーの音楽を崇拝している人たち)は、絶対見てはいけないのではないか?と思うような公演に行ってきました。

もともとワーグナーの苦手な私。ウィーンに来てから、まだ一度もワーグナーのオペラは行ってなくって、ご遠慮いただいている状態です。そんななか「タンホイザー80分」という演目を見つけました。最近は子ども向きに作り変えたオペラもあり、てっきり「あの長いタンホイザーを80分にしてわかりやすく作った子ども向きのオペラ」だと思い、それなら私も見れるかな?とチケットを買いました。(まずは立ち見から)

しかし、出発前にフォルクスのホームページをみて、不安が…。だって出演者は1名。演奏は(私が勉強している)ウィーン民謡を演奏する専門オケ、シュランメルと書いてある。「何が起こるのだ?いったい何が?もしセリフだけだったら理解できない。どうしよう…」不安なまま、いつでも途中で帰れるように立ち見の端っこに場所をとりました。

開演前から幕前にシュランメルの椅子(バイオリン・ビオラ・アコーデオン・ギター)両端に小道具として椅子が2客、ほか効果音用の楽器(雷と雨)がおいてあるだけです。そして本当の舞台は、最後まで開きませんでした。(つまり全部幕前だけでやっちゃったということです。)

始まってびっくり!一人の役者さんが、タンホイザーもエリザベートも合唱も全部やっちゃってます。時々シュランメルのおじさんたちも歌ってます。その上なんと全部ウィーンなまり、そして音楽は確かにワーグナーのメロディなんだけど、全部ウィーン風の乗りに編曲。途中ヨーデルまで出てきた。つまり、ワーグナーを、大阪弁でメロディはそのままだけど、雰囲気河内音頭って感じだった。

もしここにワグネリアンがいたら、卒倒するか、叫ぶか、退席するか(実際に始まってすぐ帰った人が数人いた)しかないと思う。

その上、台本はここで有名なネストロイという人が作った台本なので、ワーグナーのすじは追っているものの、要所要所に笑える皮肉が入っている。80分なので休憩は10秒だけだと言われるし、すごい勢いでタンホイザー見ちゃいました。

今日の演者、マイヤーさんは、(調べてびっくり)今のフォルクスオパーの支配人のおじさんでした!そう、あの病人が出たときの言い訳おじさんです。この間の歌手の25周年記念のとき花束持ってでていた人だ!そういえば、声が同じだ!そして年末の「こうもり」のフロッシュもこの人だった!(その上調べてびっくり)ブルグ劇場の役者さんでもあった。すごい人なんだ…どうりでおもしろかったはずだ!
それにしては、歌うまかったですよ!拍手です。

Robert Meyer
MusikerNeue Wiener Concert Schrammeln
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