Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

病名

2008-09-13 | 想い・雑感
癌であるかどうかは
極めて私的なもので
守られる必要のある個人情報のはず

でも保険に出す診断書などを
職場に出す必要がある場合
その個人情報は
当然第三者が見ることになる
そして職場の(会社の)知るところとなる

でなければ
癌になったというだけで
職場から追われるはずがない

病名という個人情報を
守る手だてはないものだろうか


社会保障が間に合うといいけど

2008-09-12 | 想い・雑感
アメリカの刑事ものテレビで
老人ホームでの殺人事件の話があった

家族から孤立し
経済的困難からホームへの支払いが滞り
かつ医療を受ける必要のある老人の何人かが突然死をとげる

病死とされていたのだが
実はホームの理事が
ホーム運営の実績を上げるために
経営上お荷物となる老人をヒ素で殺害していたという結末

日本において
予想より長生きする方が増え
老人施設を運営している会社が当初予想していた寿命を大きく超えているらしい
いやな言葉だが
損益分岐点とやらを考えると
損のほうに傾く情勢らしい
さあどうやって支えていくのか

ほんの数日前に人とこのことを話したばかりだったので
アメリカのドラマが妙に気になる

農水省の監督責任

2008-09-12 | 想い・雑感
汚染米に関する報道は
三笠フーヅがどこに売却したか
に集中しているように見える

三笠フーヅへ汚染米がどのように流れたのか
その流れにかかわる人々は
年余にわたる三笠の販売手法を知らなかったのか
監督責任のある農水省
立ち入り検査を前もって予告していたこと自体に
監督する意志がないように感じるのだが
農水省職員へ金品はわたっていないのか
関与する政治家はいないのか

などなど
もっと報道する人々は
真実を暴き出してほしい

農水省が三笠フーズと同社のグループ企業である辰之巳
の2社を不正競争防止法違反容疑で熊本県警に告発したそうだが
この動きの速さは
農水省の責任をうやむやにするため?
と勘ぐってしまう

心象

2008-09-11 | 想い・雑感
7才頃まで住んでいたアパート
数年前に取り壊された
久しぶりに
ふとその地を訪れると
住宅地に変身
最初は気づかず通り過ぎてしまった

周囲も大きく変わり
あの頃の風景は
私の心象に淡く残るのみ

史実には出てこない
個人の様々な想い
そんなものが全部一緒くたになって
世の中は動いてきたのだろうし
これからもそうなのだろう

でも様々な想いって
死んだあとは
どこに行ってしまうのだろうか

瞬時に逃げる能力

2008-09-10 | 想い・雑感
昔に比べ
身の回りに見かける虫たちが
激減した
清潔になったという見方もできるが
はたして良い方向に向かっているのかどうかはわからない

うるさく飛び回っていた蠅たちを見かける機会も
ずいぶん少なくなった

市場で当たり前にぶら下がっていたハエ取り紙も
見かけることは少ない

蠅たたきを使用することなど皆無である

子供のころは
蠅たたきを得意としていた
精神を統一
蠅と相対し
一気に攻め込む
ビシッ!!
が時には逃げられることもあった

最近米カリフォルニア工科大から
ハエは危険を察知すると
0.2秒で離陸準備を完了し
危険の近づく方向から逃げるような向きへ
瞬時に飛び立つとの研究報告が出されたらしい
そして
「ハエたたきのコツは、ハエが今いるところを狙うのではなく、
逃げる方向を先回りすること」
とのアドバイスをしてくれているらしいのだが
どうやったら先回りするべき方向がわかるの?

先を見通す目があるらしい(本人によるとだが…)福田首相なら
それも簡単に見出すことができるかもしれない
でも見いだせても
万事に動きが遅そうだから
やはり蠅たたきは得意でないかな
さっと逃げ出すほうは得意なようですがね

無理なものは・・・

2008-09-09 | 想い・雑感
無理なものは無理
ということはたくさんある

極端な例をあげれば
永遠の命を望んでも
無理なものは無理

消化器癌の治療も同様
あるところを越えれば
治癒を望んでも希望はかなえられない

抗がん剤の使用を行っているとき
著しい効果をあげる薬でも
いつか効かなくなる
薬を変える
またいずれ効かなくなる

手持ちの選択肢がなくなれば
できることはなくなる

先日の学会で
癌化学療法の専門家といわれる人に
進行胃癌に対し4種類の薬剤を使って
効かなくなった場合の手段や如何
と念のため尋ねてみたが

できること無し

との明確なお答え

やっぱりそうだよなぁ
無理なものは無理だよなぁ

身の置き場

2008-09-08 | 想い・雑感
私たち人間は
多くの関係性の中で
今の立ち位置が決まる

国 地方
親 子供 身内
職場
師 弟子
・ ・・
 などとの関係の中で

様々な関係の上に
立場というものが出来上がる
それは窮屈でもあるが
自身のアイデンティティーを確認できるものでもある

癌を患うと
そのような関係性を失ってしまう危険が出てくる
早期癌で根治できた場合ですら
職を失う人がいる
根治が難しく闘病が長引くにつれ
ますます失いがちな関係性が出てくる

関係を失うと
身の置き場が無くなってしまう
実際の生活の中で
居場所がないというのはつらいもの

そんな時心の置き場まで失ってしまうと
強い孤独感に苛まれてしまうだろう
特に身内との関係性を絶たれると
そのような事態になってしまいやすい

例えば癌であるという事実を
本人と身内との間で隠しあっているような場合
言葉は表面的なもので終わり
心の底からの会話は成り立たず
本人がじっと孤独に耐えるという状況になってしまう

心の置き場は個々人が見つけていくものかもしれないし
生きるというのは孤独に耐えることなのかもしれないが
癌のいよいよ末期に
本人の意識がはっきりしないところまで来ると
本人も 残される者も
大切な時間を二度と取り戻すことはできない

そうならないためには
お互い隠さずに語り合うことが大切だと思う

ものいい

2008-09-07 | 想い・雑感
勝敗を決する瞬間が微妙だったり
行司の判断に疑義があったりすると
土俵周囲にいる親方が立ち上がり
ものいい となる

土俵上に親方が集まり協議しその結果
差し違えを宣言したり
取り直しになったり

力士の大麻検査陽性の結果をうけて
物言いがついた先日
再検査という取り直しになった
結果やはり陽性

結果を信じない などという本人
本人の言うことを信じるという親方
やれやれである

結果を信じないということを私たちに信じさせるには
検査自体の不安定性や問題点を指摘する必要があるだろうが
相手はドーピングに関して公認の検査機関
無理だろうなぁ

それにしても今回の物言い
相撲でのそれと違うのは

本人が物言いに参加している
土俵を囲む観衆は判定に全く疑義を感じていない
土俵上という公の場での協議がなされていない

というような点だろうか

勝負自体でなく
このような話題で注目される土俵が
かわいそう

大麻

2008-09-04 | 想い・雑感
実際の臭いがどんなものかは知らないが
大麻というのは独特なにおいがして
その臭いがなかなかとれないらしい
だから使用している人はにおいを消すための努力をするとか

相撲取りの大麻使用が問題になっている
相撲部屋という
閉ざされた領域で
大麻を吸っている者がいれば
わからない筈がない

一人だけが使用していたなんてありえない
周りが気付かなかったなんてありえない

と思うけどなぁ…

嘘をつく力士
それを許す相撲協会

日本の伝統なんて言う資格はないし
協会が財団法人である資格もない

と思うけどなぁ…

あかいくつ バス

2008-09-04 | 想い・雑感
内視鏡外科学会

体の中にカメラを入れて
それを見ながら手術をする
境視下手術

その手術に関する話題が主となる学会

現在横浜で開かれており
発表のため久々に私も横浜へ

ランドマークタワーができたころはまだ閑散とした雰囲気でしたが
随分整備されてきましたね

赤い靴という名前を付けた
バスが走っていました
たしか以前はなかった
そのバスにボランティアの方が乗って
元町
中華街
山下公園
その他の解説をしていた

知らないことをいろいろ聞きました
市民あげての活動なんでしょうね

出産に対して何の心配もしていなかった…!?

2008-09-01 | 想い・雑感
妊娠は病気ではない
昔も今もそれは変わらない
病気ではないけど
出産に伴なって
母児伴に命の危険がある
これとて昔も今も変わらない

日本においては
産科医療の充実のお陰で
出産にまつわる死亡は極めて少ない
他の先進国と比べても同等以上である
世界には出産時に母親や胎児が死亡することは
よくあることなのである

病気でなくても
危険な出来事である出産
病気(異常)があれば
当然危険性もあがる
中には日本の医療水準をもってしても
救いきれない場合というものは当然ある

それを当然と思えない人たちや
マスコミの人間の意見を前にすると
何とか頑張って
目の前の命を救いたい
という使命感が潰えてしまいそうで
悲しい