Dr. 鼻メガネの 「健康で行こう!」

ダンディー爺さんを目指して 日々を生き抜く
ダンジーブログ

家族に伝えたいけれど

2008-09-15 | 想い・雑感
医療は
患者本人と
医療者との間で
認識を共有しつつ
本人の意思決定に従って進められていく
というのが大前提になっている

本人にきちっと説明を行っていれば
家族への説明を本人が望まなければ
医療者は家族への説明をする義務はない
これは現実に司法でもそのように判断される判決が出ている

法的にはそうかもしれないが
本当にそれでいいのだろうか

前医から私が引き継ぎ
胃がんに対する化学療法を行っているCさん
動注療法なども組み合わせて行っているが
いよいよ厳しくなってきた

先日
「Cさんはいつも一人で来られるけど
現在の状態を一度ご家族にお話ししなくてよいですか?」
とおたずねしたが
「まあしなくていいでしょう」
とのお答え

そうは言ってもねぇ…

家に電話をかけて
家族にご本人とお話していただいた上で
来てもらうようにお伝えしてよいものかどうか
思案中である

倫理

2008-09-15 | 想い・雑感
三笠フーズ、農政事務所元課長を接待 05~06年(朝日新聞) - goo ニュース

国家公務員倫理規程というものがある
李下に冠を正さず という趣旨のものだが
李下で冠を正すどころか
実際に李(すもも)を盗む公務員もいる

国家公務員のヒエラルキーの中で
頂上近くにいる霞ヶ関の役人のトップあたりが
平気で規定を破っている出来事がニュースとなったりする

そんなとき
関係省庁のどこからか
こんなことしたらあかんよ!
という内容のお触れが回ってくる
下の者への締め付けは厳しくなるばかりだが
上の者へはゆるゆるという印象がある

今回の農政課長
便宜供与ははかっていないと言って
涼しい顔をしているようだが
どう見ても利害関係にある
三笠フーズ側と飲食をともにしている時点で
倫理規程違反でしょう