酔いしれることがなかった人生

ロック歌手が亡くなってお別れに多くの人が集まったそうだ。
皆に愛され、慕われた歌手だったのだと思う。
わたしは名前は知っていたけれど、一度もその音楽を聴いたことがないし、もちろんレコードも持っていない。
宝塚へも３回は行っているけれど、特に誰のファンでもないし、追っかけなんてしたことがない。
歌舞伎は大好きで何度も観にいっているけれど、好きな役者さんはいるけれど、その人のお芝居は必ずといったほどでもない。
お相撲も場所に足を運んだのは３回で、野球は１回。
特に誰を、どのチームを応援しているわけでもない。

熱狂的に酔いしれることがない、考えようによってはつまらない人生を送っているということになる。

学生時代、デモに参加したことはあったけれど、やはりノンポリだった。
わたしにも青春時代は紛れもなくあったのに、激しく燃えることなく過ごしてしまった。

でも、今、後悔しているかといえばそうでもないのが不思議だ。


民主党の小沢代表が辞任した。
これから民主党は、政治はどのようになっていくのだろう。
こちらのほうが関心がある。

バランスボール

このごろ、散歩にも行かなくなり運動不足で、体重計にのるのが怖いくらいだった。
息子が「こんな本があるからあげるよ」とくれたのが「体が若返る１０の生活習慣」・・・「頑張らない、無理しない、簡単エクササイズ」（中野ジェームズ修一）作。
ついでにバランスボールまで買ってくれて、荷物の中に入れて送ってきた。
今日ＴＶをその上に座って観たけれど何時まで続けられるか。
何でも始めるのは簡単だけれど継続するのが難しい。

我が家は天井が高く、電球の取替えに難儀をする。
もともと高所恐怖症なのに脚立に乗るのは危なっかしいので電気屋さんに来てもらった。
明日は草取りを頼んでいる人が来てくれると思うし、近所の人に笑われるけれど人の力を頼みに過ごしている。
そういえば、実家でもいつも誰かが家に出入りしていたっけ。

誕生日

３日から息子のところへ行っていて先ほど帰宅。
どこもかしこも人、人、人で一杯。
ＤＶＤでパート１を家で見て、映画館で「レッド　クリフパート２」を見てきた。
壮大でやはりＤＶＤで観るのとは違い、迫力があった。
殊に、赤壁の場面だから当然なのだけれどすごかった。

今日が誕生日なので昨夜一晩早くケーキのろうそくを吹き消し、お祝いももらって、またひとつ歳をとった。
ほぼ毎年息子のところで誕生日を迎えることになる。
うれしいとか寂しいとかという感情はなくて、「あら、あら」という感じだ。

また１年、新しい歳が始まる。せいぜい楽しく、気分よく過ごしたい。

親に見捨てられる子供・・・どうして？

自分の子供を殺して、土の中に埋めたり、冷蔵庫に隠したりととんでもない母親の事件がこのところ続けて起きた。
自分の子供ほどかわいいものはないのに。子供が大きくなり、よほど自分よりしっかりしてきても、何時までたっても子供は子供で、心配したり、案じたりするものだと思うけれど、どうなるとわが子に手をかけるということになるのか。
子供より男を選ぶ。信じられない。

まだ子供が小さかったとき、かなり弱い子でよく病気になった。
一番風邪をひいても困らないのは夫で、次はわたし。子供が風邪をひくと本当に心配で、気持ちが落ち着かなかった。
夫には食事を作りさえすれば食べてくれるし、後は自分でお医者様に行くし、静かに寝ていてくれればそのうち快復する。
わたしが寝込むと、夫に負担をかけるし、子供はまとわりついてうつしてしまうことになる。
子供は様子が分からないので、気をもむこと限りなしだった。

今は一人で大きくなったと思っているかもしれないけれど、親とは大体そういうものではないかと思う。