本箱の整理をしていると、「そういえばこんな本を読んでいたのだ」と懐かしく思う
ことが多い。
今日見つけて取りだしたものに なだ いなだ氏の「TN君の伝記」がある。
TN君とは中江兆民のことだ。これは息子が子供のころに読んだ本。
子供の本もずいぶん始末したけれど「岩波少年文庫」はほとんど残してある。
「三国志」も「星の王子さま」も「古事記」も「ファーブル昆虫記」・・・も
このシリーズで楽しんだ。大人が読んでももちろん面白い。
初めのころはハードブックでカバーまであったが後にソフトな表紙になった。
最近は本が売れなくなっているようで(作品の内容より話題の本が売れるらしい)
私もキンドルでも読むけれどやはり紙の本の良さもある。ことに新刊書の紙の
匂いはたまらない。
近所の本屋さんが廃業して久しい。ふらりとのぞけなくなって寂しいことこの上なしだ。
暇なときふらっとパチンコに行く人は多いが、
その気持ちも解らないでもない。
確かに学生時代はよく行った。
そのうち馬鹿々々しくなり止めた。
本屋さんは別、偏った本しか読まないが本屋さんへ
行くとドーパミンが溢れ出る。
たまにしか買わない立ち読み常習者だった。
そんな客が多いから本屋さんがどんどん消えるのかな?
見つけるのですから、ふらっと立ち寄れる本屋さんは大切ですよね。
新聞広告だけでは、よほど好きな作家の本か関心のある内容のものしか目に入りませんから。
紙の本は重いし、活字離れもあって本を読まない人が増えてきているようですから本屋さんも大変です。