漕げばロードの日和あり^^

ひねもすポタリポタリかな。
自転車活動や食べた呑んだ等あれこれを行雲流水のように書き綴っています。

外房で黒潮薫るポタリング 1/2

2016-01-02 07:34:07 | 千葉を走る
練習だと思えば、最初から最後まで自走で走り切れる距離だった。
もっとも帰宅時には、とっぷり陽が暮れていること確実だけれど・・・
時間を節約するならバイパスを走ればよかった。
でも、それじゃあ心の中のトム・ソーヤとハック・フィンが納得しないのです。


12月30日、外房の旧道や海岸沿いを走り、黒潮薫る贅沢な時間を愉しんだ。

勝浦の朝市、この長閑で懐かしい雰囲気が好き^^

帰省先の千葉市から勝浦までは輪行。輪行すると旅情気分が増すのが面白い。
自転車を組み立て港へと向かった。
先ずは朝市を覗いて懐かしの情景を味わうのです。

   
時刻は9時を少し回ったところ。まだ10分も走ってないので寒くて仕方ない。

だから、通りの端に位置する店で、とれとれのタイ焼き(120円)や、

市の露店で、熱々のいわしのさんが汁(300円)を、はふはふと喰ってお腹の中から暖まったのです^^
※さんが:青魚を味噌と叩いたものが「なめろう」で、漁師が船の上で料理して食した。
そして、余った「なめろう」をアワビの殻に詰め、山の家に持ち帰り、焼いたのが「さんが焼き」。
さんがは、山の家、山家と書くのだとか。
この汁の場合は、「なめろう」を焼かずに煮た汁に、おぼろ昆布と青海苔をのせたものだったかな。
ふわふわの具とダシが効いた熱々の汁が、とても美味かったですわ。

暫く市の雰囲気を愉しんだ後、R128号を館山方面へ走り出した。
そして「松部漁港」のT字路を左折したのです。


国道を逸れ、海辺の道を走る。景色を眺めながら、走るのが愉しい。



尾名浦のメガネ岩。海蝕と風化で出来た自然の洞なのですって。

味のある隧道を通り抜け、鵜原の理想郷に寄り道。

理想郷へと続く最初の隧道を通り抜け、自転車押したり担いだりして、海が一望出来る場所を目指した。

自転車、どこかに停めてくればよかった・・・SPDペダル用のクリートで助かったわ。

10分弱えっちらおっちらと小路を上ると、絶景かな絶景かな^^でありました。

鵜原から行川までは、R128号(バイパスじゃあない海沿いの方)を走ります。


海が好きぃぃぃ!!
砂浜に降りたり、海原を眺めたりで、なかなか先に進まない。



 
潮の香りに波の音、観光地化していない風景が、なんともたまりませぬ^^

つづく



ナルキッソスなエンデュランスマイル

2016-01-01 21:05:17 | 千葉を走る
あけましておめでとうございます。本年も宜しくお願い致します。

恭賀新春^^

12月30日は房総半島の外房、31日は内房を、ふらりふらりと走って参りました。
順番が逆ですが、新春の雰囲気に似合う31日の記事から先に掲載する事にします。


12月31日のこと。
帰省先からR16号、127号と、ひたすら走って2015年最後の花追いエンデュランスマイル。
行きは時折、雨粒がぱらぱら落ちてきたが、年の締め括りとして好いサイクリングになった。

千葉市から鋸南町保田地区に向かって、ひたすらペダルを回した。
国道を走ると、上総湊付近までは単調過ぎて、拙は全く面白くない。
このルートを走る度に、次は富津岬まで車載で・・・
そう思うのだが、それじゃあエンデュランスマイルにならないから仕方ないのデス。


明鐘岬に建つ、音楽と珈琲の店「岬」で、ほっと一息。

富津市と鋸南町の境、R127号の明鐘隧道手前から入った岬に建つ喫茶店の岬。
窓越しに遠く沖を行く貨物線など眺めながら、珈琲とピザトースト(計1000円)で、ほっと一息。




水仙の香りに酔いしれた。既に気分は春爛漫なり^^

鋸南町保田地区は日本三大水仙群生地の一つ。
その地にある江月水仙ロードで水仙の花の色合いと香りを愉しんだ。


安政年間には船で江戸へ運ばれ、元名水仙と呼ばれていたのだとか。

山に向かう静かな町道の両脇に水仙畑が続いている。
立ち止まって水仙を眺めていると、辺りに漂う香りに酔ってしまいそうになるのです。

 

さて、そろそろ戻るとしよう。

ぴぃひょろろ、トンビがくるりと輪を描いた。

海原の眺めが良い、岩の形が面白い、港の雰囲気が素敵、トンビが鳴いたから・・・
日頃、海なし県に暮らしているせいか、海沿いの道を走ると、ついつい脚を止めてしまいます。
海にあれば山に憧れ、山にあれば海を懐かしむ。今年もまだまだ走る動機付けに困ることはなさそうです。


走行距離:145 km(総上昇量:1855 m)