漕げばロードの日和あり^^

ひねもすポタリポタリかな。
自転車活動や食べた呑んだ等あれこれを行雲流水のように書き綴っています。

秋の深まり

2013-10-08 06:17:39 | 埼玉を走る

日曜日の午前5時、昨日から雨が降り続けていた。

事前の計画では、秋畑の段々畑一面を白く染める蕎麦の花を見物に行くつもりだった。

自転車で出かける支度は済ませたが、雨が止んだのが9時前。

秋畑へ向かうにはちと遅い感があるし、塩沢峠の天気も心配だった。

天気予報を確認して雨の心配の少ない皆野・秩父方面へ向かうことにした。

 

波久礼から金尾峠を越えて、下田野通りを通り、親鼻、国神を経て吉田町へと向かった。

 

金尾峠で、道端の木に絡まるアケビを見つけた^^。

拙は昔から苦手(実は喰わず嫌い)なので採りはしないが、秋の恵みの情景として眺めるのは好きなのだ。

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龍勢HCコース1本いっときませう。霧深き林道を独りゼェハァ上った。

この日はペース走の練習として軽いギアで心拍80%位で上ろうと思っていた。

ケイデンスも上げたつもりはないのに水車小屋を越える頃には90%付近をいったりきたりでモウタイヘン。

これは新たなマイエリクサーの調合が必要なのか。

 

下山後は、フルーツ街道を通って小鹿野からミューズパークを抜けて秩父市街へ向かった。

ミューズパークの銀杏並木も色付き始め、秋の深まりを少しずつ感じるようになってきた。

 

強烈な臭気を放つ果肉の下に潜む美しきヒスイ色のギンナンよ。今冬も汝の美しさと美味さを我に示せ。

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今年はギンナンの当たり年かしら。沢山実をつけていたよ。今年の冬もこいつで一杯やる日が来るのが愉しみだ^^。

 

ギンナンとキンモクセイの入り混じった香り?を暫し愉しんだ後、公園橋を渡った。

 

昼メシは、西武秩父駅近くのたじか。

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肉汁うどんの大盛り。適度にコシのある麺がなんとも美味かった。

拙は、つけ汁うどんはゴンギリした食感の麺が一番と思っていたが、こういうのもいいね^^。

 

武州日野駅近く、国道の左右に蕎麦畑が多くある。

荒川上田野近辺をふらふら走ったり、花見の里に立ち寄ったりで蕎麦の花を愛でた。

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可憐な蕎麦の花は少し離れて眺めるに限る。

決して近づいて香りを嗅ごうなどどしてはイカンのであります。きっとイメージがだいなしになると思うな。

 

西武秩父駅の仲見世通りで糖分補給。

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SETARIAでイチローズモルトと和メープルのジェラートをダブルで喰った。360円なり。

この組み合わせアタリですわ。贅沢な大人の味って感じ。次回は秩父ルージュか秩父錦を喰ってみようかな。

 

帰りは、街中を抜けて旧秩父橋を渡った。

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街中のあちこちに聖地巡礼する人達を見掛けたよ。楽しそうで結構なことでありますね^^。

 

途中、萩平で歌舞伎公演の案内をチェックした。10月27日11時開演。

今年も子供歌舞伎を見物出来たらいいな。

 

 

長瀞の法善寺に秋の花を見物に立ち寄った。

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名物の藤袴は盛りを過ぎていたが、秋明菊と紫苑の花が迎えてくれたんだ^^。

 

むむっ!今まで何度も通った道なのに、この日初めて気付いたのさ。

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岩田の大石とな? 興味あったけど陽も傾いてきたので後日に再訪しよう。

ほんと秋の日はつるべ落としであるな。

 

 

 

走行距離:149.5km

 


晴漕雨読な休日

2013-10-07 06:33:02 | 本と雑誌

せっかくの休日である土曜日は朝から雨だった。天気予報を確認しても一日雨が止むことはなさそうだった。

こういう秋の長雨な休日は晴漕雨読と洒落込もう。

 

先日、物語の料理本の記事を書いた後で、食事の場面が大好きだった物語を思い出した。

あの本はどこに仕舞ったかな? 本棚をひっくり返してようやく見つけたよ。

 

小学校高学年の時に初めて読んで以来、何かの拍子に思い出しては読み返し続けている。

この本は10年程前に買った二冊目。

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【農場の少年 (ローラ・インガルス・ワイルダー/福音館)】

 

大草原の小さな家といえば判る人も多いかしら。

あのローラの夫であるアルマンゾの少年時代を描いた開拓生活の物語。

当時の生活風景や色々な行事も面白いが、とにかく食事の描写が子供心にたまらなかった。

そして、あれこれ見た目や味を想像しては本場ものの洋食に憧れたものだ。

あまくてとろっとしたベイクド・ビーンズ

クリームのように口のなかで溶けていく塩漬け豚肉

茶色いハムの肉汁をかけた粉ふきジャガイモ

すべっこいバターを塗ったビロードにようになめらかなパン

まだまだ沢山料理や菓子が登場するのだが、今読んでも、どれもこれも喰ってみたいものばかりだ^^。

料理抜きでも健全に愉しめる物語。大人にもお奨めであります。

そういえばトム・ソーヤの冒険はどこに仕舞ったかな。秋の夜長はこれからまだまだ続くのだ。

 

そして、その日の夕方のこと。

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これぞ肉っていう噛み応えのある厚さの肉。そしてバターの風味ある肉汁をかけたジャガイモ。

どうしても頭を離れなくて食材を買いに出掛けた。

ハムは手頃なのがなかったので豚肉のソテー用で代用、味付けも馴染みのあるバター醤油にして愉しんだのだ^^。


減量による誤解?

2013-10-05 07:53:14 | 自転車

定期健診の度に引っ掛かっていた中性脂肪と内臓脂肪を減らす為、晩酌を控えたり、就寝前のラーメンを我慢した。

継続的な運動も心掛けたせいか、副次効果として体重も減って、自転車で速く走るに有利な状況となった。

パワーウエイトレシオの上昇・脂肪による放熱阻害の緩和・血管距離短縮による心臓負担の軽減である。

結果として、本来の目的である血中中性脂肪は標準値になったし、先の赤城山HCでは自己記録も更新出来た。

スーツの類が緩くなってしまったのが、ちと困ったが、昔のものをタンスから引っ張り出して事なきを得た。

しかし、そのことによる誤解は思いもよらぬところに現れたのである。

 

 

『貴様に美味いカツを御馳走してやろう。さあ一緒に昼メシに行こう。』 

ある日、突然に人生の偉大なるA先輩が仰った。

席に座るとA先輩は、いつものサービスランチのカツでなく、上等の単品ロースカツのセットを二人前注文された。

そして料理が供されるまでの間、A先輩は珍しく仕事と関係ない話をなされた。

『子供達は幾つになったかな? 色々と物入りな時期で大変だろう。 でも、もう少しで楽になるんだ。頑張れ!』

???はて、別にそんな話は拙からしたことはないし、事実大変と感じたことはないのだが・・・。

話の流れにふと疑問が浮かんだ時、丁度、熱々のカツが運ばれてきた。

『話はこれくらいにして美味いところをやっつけよう。さあ喰え。』 

久しぶりに喰うカラっと揚がった衣に透明な脂身の甘さがたまらない。美味さとは脂である!

疑問を追及せんとする思考はそこで途切れた。

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『キミは蕎麦が好きだったね。たまには一緒に蕎麦でも手繰ろう。御馳走するよ。』

A先輩にカツを御馳走になった翌日、久々に拙を尋ねてきた持久系運動の偉大なるB先輩が仰った。

席に座るとB先輩は、いつものかき揚げ天付きの盛りでなく、上等のお楽しみセット(デザート付)を二人前注文された。

そして蕎麦が供されるまでの間、B先輩は珍しく得意の持久系運動と関係ない話をなされた。

『キミは幾つになったね?』 

『そうかね、医者のお世話になってないなら結構な事だ。でも自覚症状がなくても人間ドッグを定期的に受けた方が良いよ。』

???はて、体の調子が悪いなんて拙は言ってないし、先程も赤城山HCでの話をしたばかりなのだが・・・。

話の流れにふと疑問が浮かんだ時、丁度、出来立ての蕎麦が彩鮮やかな菜を伴って運ばれてきた。

『話はこれくらいにしてシャキっとしたところを喰おうじゃないか。さあ頂こう。』 

久々に天麩羅を喰った。蕎麦を手繰る合間に、蕎麦汁につけて喰う天麩羅がたまらない。天麩羅最高!

そしてまた、疑問を追及せんとする思考はそこで途切れた。

 

あれから数日が経った。窓から雨模様をぼうっと見ていたら、あのときの疑問が、ふと解けた気がした。

ひょっとしてお二人は拙が痩せたのを見て誤解されたのではないだろうか。

A先輩は、拙が自分の食い扶持を減らして痩せてしまったと思い、御馳走してくれたのではないか?

B先輩は、なにかしらの自覚症状のない病気で痩せてしまったと思い、それとなく注意喚起してくれたのか?

もしそうだとしたら、偉大なる先輩達よ。それは誤解ですから御心配なく。そして御馳走様でした^^。

 

 

 

 


ホームズとワトソン君が愉しんだ味

2013-10-04 06:05:24 | 本と雑誌

中学生の頃、シャーロック・ホームズに夢中になった時期がある。

あの物語の食事の描写は、記憶に残っていないくらいだから、非常に少なかったと思う。

でも、ホームズとワトソン君が、ハドソン夫人のどんな手料理を喰っていたのだろうか興味が湧いたのだ^^。

 

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【シャーロック・ホームズ家の料理読本 (ファニー・クラドック/朝日文庫)】

 

ホームズの下宿の女主人であるハドソン夫人が晩年書き記したものという設定。

色々なイギリス料理のレシピが、物語中の想い出話と一緒に口語体で記されて面白い。

料理研究家であるファニー・クラドックさん著だから、きっとレシピ通りに作れば美味い料理が出来るのだろうな。

鵞鳥のプディングに腎臓のパイ。ローストした肉にオニオンソースをたっぷり掛けて・・・ああ美味そうだ。

でも自分で作るのは、ちと大変そうだから、イギリス料理店にまた行ってみよう。

でもボリュームがあるから減量期にはちと厳しいか。今年最後のレースとなる龍勢HCが終わるまでは我慢だ。

シーズンが終われば、自分ご褒美で行ってみようかしら。ああ、待ち遠しくなってきたぞ。

 

 


リレー見物

2013-10-02 05:52:50 | 日記・エッセイ・コラム

9月中旬の土曜日。愚息がトラックを駆け抜ける姿を見て、逞しくなったものよと嬉しく思った。

と同時に、我もまた親バカの一人であったのだなと気付かされた穏やかな秋の日の午後。

 

全員リレーって見応えあるなあ^^。

 

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愚息の体育祭(なんで中学校からは運動会と称さないのだろう)を、こっそりと見物した。

昔は、中学生にもなって親が見に来ることなんてなかったし、子離れ出来ていないようで恥ずかしい。

内心そう思っていたのだが、ヤマノカミの逆鱗に触れかけたので、しぶしぶ中学校へ出掛けた。

愚息には「恥ずかしいから来ないでくれ。」と言われていたので、見つかったら、これまた怒られそうだ。

まさに前門の狼、後門の虎状態でありました。

でもこれが我が家で見物する最後の体育祭であろうことを考えると、行っておいて良かったな。

 

 

話は変わるが、昔の運動会って、春と秋で年二回あったような記憶があるのだけれど、拙の記憶違いかしら。

そんな事を考えていたら、なんだか茹で栗や、緑色の温州みかんが喰いたくなってきたよ^^。