July 1, 2019
うつうつした天気のせいか、何をやっても集中力が続かず、仕方がないので駅前まで出かけ、マックでコーヒーを飲んでバスで帰るといった日々を過ごしていたが、やっと少し元気が戻ってきた。友人が訪ねてくれたり、別の友人と電話でおしゃべりしたりしたのがよかったのかもしれない。何しろ人間の心は自分でも把握できないほど気まぐれだ。危ない橋を渡っているような状態だが、多分もう大丈夫だろう。
BSテレビで、全盲ヨットマンの太平洋横断を記録した番組を見た。私自身、今は右目がほとんど物を識別できないうえに、左目は、眼鏡をかけてもある程度以上は視力が上がってこない。もともと目は弱く、中学生の時から眼鏡を着用している。最初に眼鏡をかけたときの世界が明るくなった感じは、今でも記憶の中にあるが、加齢とともに、いろいろと不都合が起こり、さらに白内障の手術がうまくいかず、今のような状態になってしまった。普通に日常生活を送っていても、いつもぼんやりとした光の中にいるような感じでいるが、全盲の人と比べれば、ぜいたくな悩みだ。このテレビの中でも語られていたが、目が見えないことは、暗闇の中にいることだ。しかし、そういったことを忘れさせるような映像だった。人が生きていくことは、もっと別のところにあるのだと気づかせてくれた。
画像は、「ワイヤープランツ」。室内の小さな緑です。