私の日常

毎日の生活で印象に残った出来事を記録しておきたい。

ネコの日、麩の日

2017-02-22 17:07:43 | 日記

February 22, 2017

朝日新聞の「天声人語」に、今日はネコの日だと書いてあった。連載されている夏目漱石『吾輩は猫である』をはじめ、ネコの日でなくてもネコの話題に事欠かないこの頃だ。私も20年共に暮らした愛猫のメリーのことがふと頭をよぎり、写真たての中の彼女の顔に目をやった。

午後、風は強かったがウォーキングを兼ねて出かけた。どうも背中の疼きが無くならない。骨折前の体にはもう戻れないのかと少し気落ちするが、仕方がない。本屋に立ち寄り、春夏号の編み物の本に目を通す。夏のTシャツに羽織る薄い上着を編もうかと思ったが、本を買って毛糸をそろえてと考えると、何だか突然先が見えない気分になり、眼の保養で止めておいた。小さなやる気は起こってもその先が続かない。困ったことだ。いつも立ち寄る豆腐を扱った惣菜を売っている店を覗くと、今日は麩の日なので麩まんじゅうはいかがですかと声をかけられた。ネコの日だけではないのかと、少し可笑しかった。おやつにと、三つ入りの麩まんじゅうを買った。

帰宅して郵便受けを覗くと、校正をお願いした方から、盲人用の無料で送付できる郵便物を入れる郵袋が、お手紙付き(別便)で戻ってきていた。この方は、いつもすぐに校正して下さり、しかも私が足元にも及ばない実力がある方だが、今回一緒に暮らしてお世話してられるお孫さんのことで少し遅れますということだった。この英和辞典は、9人で携わっている。年齢が私と少し前後する方たちだ。今回の私の骨折もあるが、それぞれいろいろな事情を抱えてられるので、なかなか点訳に専念できない。もちろんボランティアなのだしそれでいいのだが、もうこの世界に新しく入る方を望むことができないのも現実だ。特に5年前の東北大地震以来、ボランティアの形も様変わりしている。自治体やカルチャーの教室も閉鎖されているところが多いようだ。点訳そのものが今の形を変えていくことになるとしても、現在の学生さんたちのためにはまだ必要な世界である。牛の歩みでも止まらないで進みたい。

画像は、友人のメールから、雪を冠る椿。これは春の雪でしょうか。