HageOyaji通信

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第1368話≪2012年度実施「OECD生徒の学習到達度調査(PISA)」分析結果≫

2013年12月11日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、2000年に始まった3年に1回行われているPISA(Programme for International Student Assessment)と呼ばれる国際的な学習到達度に関する調査に関し、国立教育政策研究所が文部科学省と共同で取りまとめた結果を12/3行っています。


 調査の概要は、

 ◆参加国が共同で国際的に開発し、実施している15歳児を対象とする学習到達調査

 ◆読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシー、の3分野について調査

 ◆過去の参加国:

    ・2000年調査参加国 32カ国

    ・2003年調査参加国 41カ国

    ・2006年調査参加国 57カ国

    ・2009年調査参加国 65カ国

    ・2012年調査参加国 65カ国

 ◆国際的な調査の実施・調整は、オーストラリア教育研究所を中心とする国際コンソーシアムが行い、テスト問題及び質問紙調査項目の開発、調査の実施・調整、データの収集、結果の分析などを担当。

   日本では、国際コンソーシアムのメンバーである国立教育政策研究所を中心に、文部科学省と連携し調査。


 下記に国立教育政策研究所が纏めた「OECD生徒の学習到達度調査(PISA2012)のポイント」を抜粋しておきましょう。詳細はクリックしてお読みください。


  ◆数学的リテラシー、読解力、科学的リテラシーの3分野すべてにおいて、平均得点が比較可能な調査回以降、最も高くなっている。また習熟度レベル別でも、2009年調査から引き続き、レベル1以下の下位層の割合
が減少し、レベル5以上の上位層の割合が増加している。

    ・数学的リテラシーは、平均得点が低下した2006年に比べ、有意に上昇

    ・読解力は2009年に引き続き、平均得点が有意に上昇

    ・科学的リテラシーは比較可能な2006年に比べ、平均得点が有意に上昇

    ・数学に対する興味・関心を持つ生徒や数学の有用性を感じる生徒の割合は、2003年に比べると有意に増加



 OECD参加国(34カ国)の中で見ますと、

    ・数学的リテラシー ⇒ 日本第2位

    ・読解力 ⇒ 日本第1位

    ・科学的リテラシー ⇒ 日本第1位


 しかし、全参加国(65カ国)の中で見ますと、

    ・数学的リテラシー ⇒ 日本第7位
      (参考:2000年第1位、2003年第6位、2006年第10位、2009年第7位)

    ・読解力 ⇒ 日本第4位
      (参考:2000年第8位、2003年第14位、2006年第15位、2009年第8位)

    ・科学的リテラシー ⇒ 日本第4位
      (参考:2000年第2位、2003年第2位、2006年第6位、2009年第5位)

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