HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第623話≪1986年から続く「愛知県高校生フェスティバル」≫

2008年11月07日 | 一般情報
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、「愛知県高校生フェスティバル(略してフェス)」を知っていますか?

 このフェスティバルは、1986年9月に結成され、愛知県内の学校から中高生が集まってやりたいことを実現するために活動し、中高生の明るく元気な姿をみんなに魅せていこう!・・・・とする集まりです。

 このフェスティバル活動の原点は、私立高校と公立高校の授業料の差を訴えて高校生が毎年このイベントをしているそうです。

 1986年当時、公私格差は約30倍あって、学校に通いたくても通えない生徒が増え続けていました。
 そんな中で、私学助成運動を行っている大人たちの姿を見て、
  「僕たちにも何かできることはないのか?」
  「私たちの問題なんだから、私たちが参加したい!」 
    という想いから誕生したのが、この「愛知県高校生フェスティバル」でした。

 そして、
  春には ⇒ 新入生歓迎フェスティバル
  秋には ⇒ Bigフェスティバル
 を、 企画から運営まですべて高校生の手で作りあげています。
 その他、主な活動としては一億円募金や群舞などがあります。

  ◆群舞・・・・政治活動に参加することができない高校生が想いを発信するための踊りです。他の踊りとは違い、高校生がそれぞれの制服を着て、鳴子やカスタネットなどを持ち、群れて舞う踊りのことです。
  ◆1億円募金・・・正式名称は、「愛知私学奨学資金財団 1億円募金活動」で、経済的な理由で学校に通いたくても通えない高校生に年間12万円を無利子で貸し出すための募金活動です。現在は、毎月0がつく日(10日、20日、30日)に行う「0の日募金」を中心に、さまざまな場所で活動。


 最近の活動では、群舞、1億円募金、や年に2回行っている高校生の祭典(5月の新入生歓迎フェスティバル、11月のBigフェスティバル)などです。

 その後、各地の高校生が刺激を受け、「宮城県高校生フェスティバル」「岡山県高校生フェスティバル」「京都私学フェスティバル」「にいがた私学フェスティバル」「福島県高校生フェスティバル」などが活動開始しているようです。

 今年も11月2日に「Bigフェスティバル」が開催され、経済的理由で私立高校に通えなくなる仲間をなくそうと、県内の高校生たちが、名古屋市中区栄の白川公園で行いました。
 今年も約60の高校が集まり、生徒たちが模擬店やダンスイベントなどを運営し、フェスティバルの最後には父兄や教師なども集まり、学費で悩んでいる仲間を救おうと、思い思いのコスチュームで栄や大須を約1時間半練り歩いたようです。

 「愛知県高校生フェスティバル」に続く活動が出てくることを、HageOyajiは期待しています。

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