グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

裏砂漠で元気に遊びました!

2024年08月21日 | ツアー
8月12日は、ご両親&2人の息子さん(中学生と小学生)と、「三原山半日ツアー」に行く予定でしたが…山が霧だったので、お客様と相談して裏砂漠へ!

時々霧が晴れるのか、森の中にはスポットライトのように太陽の光が差し込んで

セミの抜け殻を照らしていました❤️

そして、息子さんから「あれ、なんですか?」と質問があったのがこの風景。

ボコボコの木の幹が芸術的でもあるような…。これは、蔓が巻き付いて木と一体化してしまったのでしょうか? それとも何かの病気なのでしょうか??

巻き付く木を探して空中に伸びた、ツルマサキのモシャモシャの根っこは…

「地味だけどスゴイ!」と褒められていました☺️

周りが霧で覆われているうちは涼しかったのですが、だんだん青空が現れると暑くなり始め、裏砂漠に着く前に本格的に休憩。

エネルギーと水分をチャージしてから、いざ裏砂漠へ!

裏砂漠では、シャボン玉と真剣に戦ったり(?)

兄弟で息のあったジャンプを見せてくれたり

元気に遊びました。

ご家族そろっての写真は、二方向から。
青空が広がる東側の海を背景にした写真と

西側にある三原山を背景にした写真。

同じ時間に同じ場所で撮ったのに、全然雰囲気が違って面白いです☺️

その後も、シモフリゴケに水をかけて、色の変化を観察したり

お父さんにアブラゼミを持ってもらって観察したり

元気に歩き通しました!

楽しいひとときに感謝!
ツアーご参加ありがとうございました☺️

(かな)
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虫大好きな息子さんと

2024年08月20日 | ツアー
8月9日、私の森林インストラクター同期のお客様が、息子さんと一緒に裏砂漠のツアーをリクエストしてくれました。

息子さんが虫好きで、「ガイドさんからしっかり学びたい」とのこと。
私は虫に詳しいわけではなく、毎年出てくる虫がわかる程度なので、「多分息子さんの方が詳しいのでは?」と思いましたが、「一緒に虫を探そう!」という気持ちで出発しました。


歩き始めてすぐに、目線よりも上の高さにあるセミの抜け殻が目に入りました。

「なぜ、わざわざこんな高いところまで登って来て羽化するんだろう? 本州ではこんなに高いところまで登っているのをあまり見たことがない」と息子さん。
伊豆大島では、この高さの抜け殻は普通なので、地域差があるのか?と興味深く思いました。

息子さんは、予想通り、とても目も良くて、木の幹に止まっているコメツキムシの仲間も、いち早く発見!

(写真がよく撮れていませんが、黒くて細長い物体が虫です💦)

次に、色使いが綺麗なホタルガ幼虫が登場。

毒がないと思って手に乗せてもらったら、後から調べたら危険を感じると体から液体を出し、それがかゆくなるそうです。(汗;)
息子さんは優しく触っていたので、ナニゴトもなかったようです。(よかった💦)

この日、いちばん数が多かったのが、黒くて微妙な模様がある1cmぐらいの甲虫です。
木の葉っぱの影から…

草の上まで、いろいろな場所で見つかりました。


イタドリの葉っぱの上にいた、米粒よりも小さい甲虫(たぶんハムシの仲間)も発見。

この景色の中で、米粒よりも小さい黒い虫を見つけるとは…

虫への愛を感じますね〜☺️

裏砂漠ではコモリグモが、卵から孵った子供たちを体に乗せた状態で現れました!

まだ卵を抱えているクモが多いのに…季節はどんどん進んでいるのですね。

後半は、世界の虫について、息子さんからいっぱい教えてもらいながら歩きました。

森林インストラクター東京会メンバーが主催する観察会などでも、いち早く虫を見つけて活躍してるようです。

ぜひ、このまま好きなことを伸ばして、虫(生き物)の魅力を伝える人になってもらいたいです☺️

(かな)
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やまで~す。

2024年08月19日 | 植物

霧の出る日も有ります

 

 あ

 三原山だけ霧です。砂とスコリアの道あり

 

坂と草の生える道(道有るかな?)

 

 

何だかクッキーにクリームを挟んだような地形?美味しそうに見えるのはお昼の時間がちかいため?

 

大地を貫く謎の人工物?

  ガイドツアーへは天気に恵まれて山を満喫、

  カワイイお友達もお喋りにやって来ましたが・・・

 今週の予定は家に居る事が多いかな?もう少し涼しくなると良いのにな~(しま)

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雲に触りたい!&行きも帰りもカエル!

2024年08月18日 | ツアー
8月7日は、ご両親と3名の娘さんとの裏砂漠ツアーでした。

ウツギの実を見て、「コマみたい!」という娘さんの感想に、納得しつつ歩き…

雨が降らないので、干上がった水たまりに、うずくまる(?)ヒキガエルを観察。

少し開けた場所の草の上では、シオヤアブが獲物を抱えていたので写真を撮ったら

抱えられていたのも、シオヤアブでした!(共食いか、喧嘩の途中??)

セミの声が賑やかな森には、抜け殻があちらこちらで見つかりました。

でも昨年よりは、セミの数が少ない気がします。(猛暑のせいでしょうか??)

ジオ・ロックガーデンでは、“噴火で降り積もってできたゴツゴツの岩”の前で家族写真!

とても暑い日でしたが(気温40度超え)、子ども達は元気で、溶岩の上で踊ったり

裏砂漠では「雲に触りたい!」と、岩の上へ!

雲に向かって水鉄砲も打ちました!

☺️

大人は休憩〜😆

素敵な夏休みですね❤️


帰り道、カエルがまだ同じ場所にうずくまっていました。

湿った土の中で、目を閉じて眠っているようでした。

水捌けの良い活火山の島で、カエルたちは皮膚が乾燥しにくい場所を見つけて、こうやって生きているのかもしれませんね。

(かな)
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オオルリ幼鳥

2024年08月17日 | 
先月と今月、無事に巣立ったオオルリ幼鳥を見つけたのでご紹介します。

まずは先月18日の幼鳥から。
メスの幼鳥が母鳥からセミの幼虫をもらっていました。





しかし大きすぎたようで食べることはできませんでした。

すぐ近くにはオスの幼鳥も。



兄妹であることは間違いないでしょう。
オオルリ幼鳥オスは巣立ったときにはもうこうして一部に青い羽が生えています。

続いて今月11日に出会った幼鳥です。
その1。

メジロやヤマガラ、シジュウカラと一緒にいました。
ちょっとわかりにくいですが翼に青い羽が見えるのでオスです。

その2。

この子はまさに巣立ったばかり!という雰囲気。

その3。

↑のコと兄妹であると思います。
周りを親鳥と思われる個体が飛んでいました。

その4。

上の2羽に比べると明らかに成長しています。

無事に巣立ったとはいえこれからさらに厳しい世界が待っています。
南の国に渡り、また来年帰ってきてくれることを願います。

がんま
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元気に裏砂漠。ただ顔が💦

2024年08月16日 | ツアー
茗溪学園中学校高等学校の地学・生物学習ツアー、午後の部です。(午前はこちら

「植生遷移」を学ぶため、15時に「樹海」と呼んでいる森をスタート。

みんな午前中に猛暑の中を歩いて、かなり疲れていたはずですが、観察力は衰えず、草の中に埋もれているオナガミズアオを発見!

飛びかうセミの下をくぐり抜け…(写真に3匹写っていますが、これでも例年より少ないです)

開けた場所に出てからは、交尾中(?)のトノサマバッタを発見!

全然逃げないので

私も正面顔を撮らせてもらいました。

☺️

マグマの飛沫で焼かれた場所、溶岩に覆われた場所、その後も台風被害の影響を受けた場所など、過去の出来事の違いによる植物の生え方を観察しながら歩き、目的地の裏砂漠に到着。

皆さん、翌日のフィールドワークのために、広さを測って下見していました!!(翌日は環境による植生の様子を観察し、考察するとのこと)

朝9時から1日猛暑の中をあるいて、この時16時40分!
「頑張るなぁ〜」と感心しました。

帰路は、草地に絶賛成長中のクロマツに注目したり

再び目の前に現れたトノサマバッタのペアの写真を撮ったり

まだ同じ場所にいたオナガミズアオを観察したりしました。

行きと同じ生きものたちが、帰りも登場してくれたのが、面白かったです☺️

丸1日のロングツアーでしたが、全員、熱中症になることもなく、無事歩き切れて本当に良かったです!

おまけ
この日、個人的にショックだった景色があります。
これなのですが…

3週間前の写真に比べて、何かがなくなっていると思いませんか?

いつもお客様が、「女の人の横顔に見える」と言っていた岩。

首の部分が細く、「いつか落ちるのではないかな?」かと思っていたのですが

ついに落ちてしまいました!

忽然と消えた横顔、ちょっと怖い〜。
でも、景色は変わるから仕方ないか💦

(かな)
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大島巡り

2024年08月15日 | ツアー
本日、仲良し3世代ご家族のみなさんと大島を巡りました。

まずは、三原山へ!


ほどよく雲や風がありカルデラ内は歩きやすかったです😊


お孫さんたちがお祖父様の手を引いてアシストして登っているのが愛おしかったです❤️


1986年に流れた溶岩の上も登り、溶岩の固まり方の違いを体感していただきました。


お昼休憩の後、お客様のご希望で立ち寄り箇所をピックアップ。

まずは、地層大切断面です。


前日にバスで通ったそうですが、写真も撮れず、通り過ぎただけだったので、
あらためて、地球の壮大な営みに感嘆されていました✨


続いて、トウシキです。


弘法浜、日の出浜で泳いだみなさん、トウシキでも泳ぎたいー!と😊


波浮港見晴台にも立ち寄り、今年の年賀状の写真が撮れました☺️
こちらは写真を撮った後↓


筆島にも立ち寄り、


最後に泉津の切り通しへ


スダジイの根っこにも感心されていました✨


お客様たちがしきりに言ってくれたのは、
「ガイドさんと一緒じゃなきゃ、ただ景色をみるだけだから、
わかりやすい話が聞けてよかった!」
という嬉しいお言葉です😌💕

仲のよいご家族と大島を巡れて、わたしも楽しかったです!
海だけでなく、伊豆大島をもっと知っていただき何よりでした✨
ご参加いただき、ありがとうございました💕

(ユリカ)
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マムシと、岩脈と、ギンカクラゲの骨格!

2024年08月14日 | ツアー
8月6日、茗溪学園中学校高等学校の先生から「地学・生物を学びたい」というガイドリクエストをいただき、丸1日かけて、極相林、筆島、裏砂漠を歩きました。

最初はまず「極相林」の様子を見に、薬師堂へ。

前日に火口を一周されていたので、その時見た景色を思い出してもらいながら、20mほどの巨木が頭上高くに伸びている様子を観察。

生徒さんたちは、実に様々なものに興味を持って「これなんですか?」と質問してくれました。
殻に包まれているスダジイの実や

クサカゲロウの子ども!(久しぶりに見ました)

そしてなんと、マムシ!

マムシは大人気で、みんな激写していました。

(マムシとは1m以上、距離を空けています)

白くなった落枝も

観察対象でした!!

(この時点で、生徒さんたちの観察眼や好奇心に感心しました)

次に行ったのは筆島海岸。
皆さんのスケジュールを聞いたら、かなり潮が引く時間帯に筆島に行けそうだったので、しっかり安全対策をして海岸を歩いて観察することにしたのです。

海は静かだし風もないし、着いたらすぐに歩く予定で行ったのですが…、遠くにできた熱帯低気圧のせいか想像より波が高く…

“最も潮が引く時間”になるまで、この場所で、噴火で飛んできた石や植物を観察。

ここでは生徒さんが、“石のようになったイタチの糞(と思われるもの)”を見つけていました!(驚)


その後、いよいよ筆島海岸へ。
マグマが地殻を割って地上に上がってきた様子がわかる貴重な風景ですが、垂直な崖は崩れやすく、実際に崩れている場所もあります。

なので、できるだけ崖から離れて歩き、観察したい箇所だけ、崖の上を見張る安全要員を置くことにして観察しました。

大地の動きが体感できる風景に、感激した人が多かったようです☺️

水が湧き出ている場所では

水が砂に浸透して消えていく様子を、みんなで観察しました。


そしてここでも、生徒さんたちは実に色々なものを見つけて、報告してくれました。
トンボの死骸。

クワガタの死骸。

他に瀕死のセミもいました。
みんな猛暑にヤラレタのでしょうか?(砂は手で触れると「アチチ!」って感じでした😅)

生きているエボシガイ。

エラを伸ばしたり縮めたりして動かしていました!


一番驚いたのが、これです。

「透明なのも落ちていました」と生徒さん。
歩き終わってから、見つけたものを全部見せてくれました。

なんじゃこりゃ??

最初なんだか全然わからなかったのですが、帰宅後調べたら「ギンカクラゲの骨格」らしいことがわかりました。

茹だるような暑さの海岸を歩くのは疲れましたが、生徒さんたちの不思議なものを発見する目と、それを調べようとする好奇心に感動した半日でした。

午後の裏砂漠ツアーの報告は、明後日に続きます☺️

(かな)
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噴気とコニワハンミョウの不思議。

2024年08月13日 | ツアー
8月3日は、ご夫婦との半日ツアーでした。

今年の夏は、雨も全然降らないし、とりわけ暑い気がします。
暑すぎるので、山には登らず、のんびり溶岩や植物を観察してから裏砂漠に行くことになりました。

三原山からは、しばらく出ていなかった噴気が上がっていました。

何日も雨が降っておらず、気温も高いのに、なぜ突然噴気が上がるのでしょうか??

「火山って不思議だなぁ」と思いました。

道にはキレイなキジの羽根が落ちていたので、お客様と足を止め観察。

記念写真(?)も、撮ってみました。

☺️

このあと、歩く距離の短いルートから裏砂漠へ。

足元には、茶色と黒のコニワハンミョウ(?)が混ざって飛んでいました。

上の写真だけで、合計6匹いると思うのですが…。見つかりますか?(もっと、いたりして💦)

この色の違うコニワハンミョウ…。なんとなく黒い方が動作が遅い気がします(写真を撮りやすい)

しかも白斑が薄くなっているものも結構いますが、全部同じ「コニワハンミョウ」なのでしょうか?

顔つきはみんな、立派な“ハンミョウ顔”なんですけれど(笑)

かなりハンミョウに心を奪われましたが、観察はほどほどにして裏砂漠へ!

夏らしい雲と、広い景色が爽やかだったし

帰り道には“ハート型の木漏れ日”も見つけられて、奥様と喜びあいました。

無理せず、のんびり、楽しい時間を過ごしました。
ツアーに参加いただいた皆様、ありがとうございました。

(かな)
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遅い?早い?

2024年08月12日 | 植物

今日は山も(昨日も来た)

   

三原山はおかくれに(笑い)昨日は見えていた。山へ行った人達は火口火口が見えないと嘆いていました。

 

 近くの桜の木には早々と葉が黄色く変わっていました。毎日暑いのですが木はもう秋の支度です。

   

終わりの支度があれば始まりも薄はまだ穂も出ていませんね。

(今出ているのは去年の穂のかす)

穂の出ている物もあつたり??これは何?と思える物?早過ぎデシよ!(しま) 

 

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