グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

春の嵐

2010年03月21日 | 今日の大島
今日の大島は風速13M(朝7時時点)の大荒れ!
朝の4時頃からでしょうか、風が強まり、その後7時前にはカミナリとドシャ降りでした。
強い低気圧の影響です。
ニュースでは「爆弾低気圧」と表現していましたね。


今年は低気圧が発達して週末を襲っていく日がとても多いですね。
昨日は夕方のうちから夜行船欠航が決定していました。

とはいっても、雨も風もという悪い状態は長くは続きません。
程なく雨はあがり、今日も山のツアーは決行!
と思いきや、残念ながら大島では竜巻注意報なんぞが出たらしく、
そんなものに襲われてしまったらまずいので本日のツアーは
中止になってしまいました。
結局強い風は一日中吹き続けるし、高速船は全く運行できませんでした。
本当に風にやられてるこの頃の大島です。
街なかで清楚に咲いていたオオシマザクラも白い花びらを散らせています。



さて。昨日20日はやはり強風の中でのツアー敢行でした。
山を登り始める時にまだ山頂が見えていたので、登頂コースで行ったのですが、
あれよあれよと霧が覆い始め、山頂につく頃には強風で霧が吹きつける、
試練のようなハイクになってしまいましたっ。
しかしお客様がたはそんなすさまじい事態すらも「めったに出来ない体験」と
楽しく受け止めてくださったので助かりました♪


ツアー最後には樹海でほっとする時間を過ごしました。
アオキはもう少しで花を咲かせそうな様子。
オオシマツツジもつぼみを付けていました^^
山の桜がそろそろですね♪
ツアーに来て下さった方にいつもお話させていただいているのですが、
三原山の山腹で自生するオオシマザクラが麓のほうから山頂に向かって徐々に
咲き始めるのがほんわか綺麗で、山全体にかすみがかかったようになるのが
一年でたったの1週間ほど味わえます。
それが始まったらきっとこの日記か掲示板でお知らせさせていただきます。
一見の価値ありです!
どうぞ、皆さまお見逃しなく^^

友。
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ジョウビタキ

2010年03月20日 | 
ジョウビタキは代表的な冬鳥です。
秋になると大陸やサハリンから全国にやってきます。
私が2009年にここ伊豆大島で初確認したのは10月22日でした。

もうずいぶんと暖かくなってきましたがまだあちこちで目にします。
姿よりも「ヒッ、ヒッ、ヒッ」という特徴的な鳴き声で気付くことが多いでしょうか。

枝先や杭のてっぺんなど、目立つところに止まって尾羽を震わせる仕草をよくします。
ルリビタキのように1羽1羽縄張りを持ち、渡ってきたばかりのころは争っている場面に出くわしたりします。
子供のころ、家の車庫に停めてあった車のサイドミラーに鳥の糞がたくさん付いていて不思議に思ったことがありました。

どんな鳥が?なんのために?

鳥の正体を知りたくて物陰に身を潜めていると、小さくて綺麗な鳥がミラーに写った自分の姿に何度も体当たりをし始めたのです。

その鳥がジョウビタキであるというのと、なんでそんなことをしていたのかというのを知ったのはしばらく後でした。
私にとっては思い出深い鳥のひとつです。


こちらはオス。

口を開けて「ヒッ、ヒッ」と鳴いていました。
顔から喉にかけての黒とお腹のオレンジ色とのコントラストが美しいです。


ルリビタキと同じようにあまり人を怖がりません。
このときも3~4メートルほどしか離れていませんでした。




頭は見事なロマンスグレー。
歳を取っているからではありません。
生まれた年にはこうなります。

尾羽がブレているのは得意のぶるるん!です。




こちらはメス。

オスよりもかなり淡い色合い、というか知らない人が見たら別の鳥かと思うかもしれませんね。
でも翼の白斑は同じです。


この個体はうちの庭を縄張りにしている鳥です。
1日に何度も見かけます。



正面顔おもしろーい(笑)





なにかに驚いて細くなっちゃった!!
とても上2枚と同じ鳥とは思えません。


オスは17日、メスは今日の撮影です。


愛想のいいジョウビタキたちとももうすぐお別れです。
毎度のことながら、こんな小さな体で何百キロも旅をする彼らの無事を祈らずにはいられません。


      がんま
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まきばの風景

2010年03月19日 | 歴史・文化
 今日の日中は晴れていたものの、気温はあまり上がりませんでした。
 園芸の専門家の方に、椿公園(元町下高洞)にオガサワラヒメツバキの木があると聞いて案内して頂きました。近くにはハマヒサカキなども植栽されていて、これから花の咲く時季が楽しみになりました。

 牛乳パックと牛乳ビン。もう、今日は牛乳工場しかありませんね!(笑)
大島の北部、岡田新開地区にある大島牛乳を作っている工場です。

  

 この牛乳工場で働いていたわけではないし、今回日記を書くために見学させてもらったわけでもないので、詳しいことは分かりません。すみませんが、詳しく知りたい方は、(株)大島牛乳
TEL04992-2-9290 へ連絡して、見学を申し込んだり問い合わせたりして下さい。

 この工場では、なかなか美味しい牛乳を作っています。殺菌法が「高温保持殺菌法(75℃ 20分)」を採用して、200ミリリットルと1リットルのパック詰を島内のスーパーなどで販売しています。1リットル240円くらいで、安売りの時は198円! とか。本土の感覚では、ちょっと高めですか? 味を1度お確かめ下さい。ご満足頂けると思います。



 大島空港の滑走路脇の広い草原が借景のようなので、牛乳工場の隣りの牧場や牧草地の本当の広さはよく分かりません(汗)。とにかく、広くて気持ちいいです。

 冒頭の画像の牛乳ビンは古いもので、裏に「大島町農業協同組合」とあります。20年以上前でしょうか? 学校給食にでも使っていたのでしょうか???

 大島は昔、「酪農の島」と呼ばれるほど乳牛がたくさんいた時期があったそうです。観光でいらっしゃるお客さんに旅館で「牛乳風呂」などを提供するところもありました。大島のお土産の代表的な物に、「牛乳せんべい」があります。最近では、ソフトクリーム、プリン、生キャラメル、クリームパンなどなど、いろいろな物に加工されています。



 牛乳工場と「まきば」の畜産団地は、ひとつの一体の生産拠点になっています。牛舎につながれたままの牛たちも多いのに、ここの牛たちは放牧してもらえてしあわせです。

 私が小学生の頃なので40年以上前のこと、神奈川県の田舎でカラの一升ビンを持って行って、近くで酪農をしている知人宅で搾りたての牛乳や山羊の乳を分けてもらっていました。1軒の農家で少ない頭数の乳牛を飼育しながら、田畑の耕作も行なう複合経営が成り立っていました。



 ニワトリのメスは1羽だけで飼っても卵(玉子)を産むように、ヒトが都合よく改良してしまいました。でも牛はそうはいきません。オス牛(たねうし)と掛け合わせるか、人工授精することで、妊娠出産させ、そして初めて乳を出すようになります。オス牛を飼うのは負担なので、通常は人工授精がほとんどです。経済動物とはいえ、考えると、かなり辛いことですよね(涙)。

 最近は、バイオエタノールの需要が増えて、牛の飼料にする輸入トウモロコシの価格が高騰して酪農を続けることが難しい時代です。放牧地に放して、草だけ食べさせておけばいいと思っていませんか? たくさんの乳量を長期に出してもらうには、麦、トウモロコ、フスマやビート粕など濃厚飼料を食べさせなくちゃダメなのです。
 大島では昔、林の下草のカンスゲを刈るなどして食べさせていたそうです。



 ちょっと気になったのが、この木々。放牧地の中の木々の幹が皮をむかれて、傷だらけです。角(つの)をといだり、皮を食べてしまったようです。牧柵の保守管理が大変なので、他の放牧地を使わないのでしょうか? 生えている牧草が少ないので樹皮を食べてしまうのでは? サクラの木が多いようでしたので、枯れてしまうのが残念!




【今日のおまけ】
 この左の小ビンは、大島で入手した「山羊乳ビン」です。
でも、大島でビン詰めされて売られていたものではありません。

 

 実は、これ、浜に打ち上げられた漂着物、漂着ゴミと言った方がいいかも知れません。
これは台湾製・・・台湾省嘉南羊乳、と書いてあります。

 昔々、沖縄を旅した時、やはりビン入り山羊乳が市販されていて、何だか嬉しくなったことがあります。

(なるせ)
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オオバヤシャブシ物語

2010年03月18日 | 植物
この2週間、ひそかに通っていた場所があります。

元町林道北線にある1986年噴火口の周辺です。

噴出物の影響で植生回復の初期の段階が観察できるこの場所では、オオバヤシャブシが瑞々しい花をつけ、数週間前から春らしい景色が楽しめたからです。

2週間前、オオバヤシャブシの雌花、雄花、新芽が先端に1個ずつ付いた枝を見つけました。
(こんな風にこじんまり、まとまっているのは少ないのです。みんな結構バラバラなのですよ~。)

「か、可愛い!」
すっかり気に入って、このトリオ達のその後の変化を観察してみることにしました。

3月7日。
緑色の葉っぱは小さく畳まれていますが、「これから伸びるぞ~。」という感じです。
何だか初々しいですね~。


雌花はもう雌しべの先端を延ばしていました。

赤い2つのV字のようなものが雌しべです。
花粉をキャッチする準備万端という感じですね。

雄花は花粉を溜め込んだツヤツヤした葯を膨らませていました。
写真のツブツブが花粉を収納した葯です。

ちなみにこの葯は花粉を飛ばす時期が来ると合わせ目がもっとわかりやすくなります。

たとえばこんな風に…。花粉が見えるでしょうか?

今まさに花粉飛ばしのまっ最中という感じですね。
花粉を飛ばして弾けた葯と、自らも花粉まみれで今まさに弾けようとしている葯が混在しています。

3月10日。
観察中のトリオの雄花は、花粉を飛ばし終わってかなりみすぼらしくなっていました。

でも花粉を飛ばすころには垂れ下がってしまう雄花が多い中で、しっかりシャンと空に向かって伸びています。「えらい~!」

3月13日。
さすがに雄花はもう落ちているだろうな…、と思って行ってみたら「あれ?」まだ頑張っていました。

かなり垂れ下がっていますけれど、まだ枝にしがみついていました。
でも葉が少しずつ伸び始めたから、栄養吸い取られてしまうのでは…?

3月15日。
夜のうちに、かなり強い風が吹きました。雄花はどうなったでしょうか?
やはり…さすがに耐えられなかったらしく、枝に雄花の姿は見られませんでした。

でも代わりに新しい葉が勢い良く伸び始めていました。
これから木は雄花に使っていた栄養を葉にまわし、光を受け止めてさらに栄養を作り出し、ますます大きく成長していくのですね。

ところで、数日前、海スタッフからオオバヤシャブシに真っ赤な雌花がついているという情報をもらいました。

大島のオオバヤシャブシはあまり長く雌しべを伸ばしません。
先端をチョロっと出すだけで充分受粉できるようです。
なので、赤い雌しべで覆われたような雌花を見る機会は、ほとんどありません。

早速教えてもらった場所へ行ってみました。ありました~!

この見事な色をご覧下さい。

すごく綺麗ですよね~。
こんな色の雌花が木全体に沢山付いていて、とてもとても見事でした。

この場所は、他のオオバヤシャブシが生きている場所に比べて、日当たりが悪い、水分が多いという特徴があります。
この事と、真っ赤な雌しべを勢い良く伸ばしたオオバヤシャブシの生き方とは、何か関係が有るのでしょうか?

う~ん、植物の世界は奥が深いです。

オオバヤシャブシ達はこれから夏に向けてグングン葉を伸ばし、その影で雌花達はしっかりと種を作っていきます。
あのトリオの雌花は、どんな変化をしていくのでしょうか?

晩秋のころ、オオバヤシャブシ物語パート2を報告したいと思います。
(夏の激務でエネルギー吸い取られないようにしなくちゃ~・笑)

(カナ)







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磯の貝類23

2010年03月17日 | 海の生物
う~ん また通し番号を間違えていたようです。
そろそろ、このタイトルも止めにしましょうかね~
といきなり、独り言で始めてしまいました。。。

陸上にゆっくりと春が近づき始めると、海の中にも春がやってきます。
水中は、水温が上がり始めてきました。
今現在水温17℃程です。こんな時期でも黒潮の影響を受けます。
しかし、水温が上がり水中の栄養素が多くなると水が濁って来てしまいます。
これを「春濁り」って呼んでいます。

しかし、磯をウロウロするには、最高の時期がもうすぐやってきます。
春の大潮は一年中で一番潮が引いてくれるのです。
そんな磯を歩いていると、非常に良く見るのが今回のネタ「イボニシ」です。

イボニシはアッキガイ科の貝で、なんて事はない、普通の貝に見えます。
しかし、ここ近年深刻な問題がこの貝達を襲っています。
「インポセックス」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

これは、雌の貝にペニスや輸精管が出来る1種の奇形の事です。
つまり、雌が雄になってしまう現象です。
雄になってしまった雌は、この時点で雄性器と雌性器を持つことになります。
つまり、ウミウシの様に雌雄同体になってしまうのです。

この奇形の原因は、船底や魚網の塗料に使われている「TBT]や「TPT」と呼ばれる物です。
重症のインポセックスの場合、輸卵管末端の開口部が塞がれ
産卵不可能になってしまいます。
そして、一回そうなってしまうと回復する事はないそうです。

イボニシ以外でも、レイシガイやエゾバイ科のバイ等でもこれらの現象が確認されています。

しかし、大島の磯を歩いていると、非常に多くのイボニシを見ます。
大島では、どれ位被害が広がっているのか分かりませんが
いつまでも、磯でイボニシが見られ続けることを祈るのみです。

この身は食用にされ、私も以前島の知り合い方に食べさせてもらった事あります。
舌にピリピリと痺れる感じがありました。
その方は「それが美味しいんだよね~」と仰っていました(笑)
イボニシは、完全肉食の貝なので、そのせいで少しピリピリ感があるのでは?と考えます。
(シガテラ毒って程、大げさではありませんが・・・)
しかし、調べてみると結構色んな地域で食されており
その味から「ニガニシ」と呼ばれている場所もあるようです。

そう考えると、海の物って結構食べられる物が多いですね~~
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ワシカモメ

2010年03月16日 | 
 少し前にもこの日記に書きましたが、海が荒れると港にカモメ類が入って来ます。

 前回は多数派のオオセグロカモメ、その前は通年見られるウミネコとご紹介しましたが、今回は少数派のワシカモメです。



 とはいえ、カモメ類はどれも姿がよく似ていてどちらかというとマニア向けです(^▽^;)

 このワシカモメは第一回冬羽、と呼ばれるステージですが、成鳥になるまでには4年かかります。来年も戻ってきてくれるといいのですけれど…。昨シーズンも今シーズンもワシカモメを見ていますが、なぜか毎年第一回冬羽。すなわち去年と同じ個体ではない。
 
 ワシカモメや、同様に伊豆大島では滅多に見ないシロカモメは北方系の種類で、冬の北海道などではごく普通に見られますが、西に行くほど見る機会は減り、関西や九州ではかなり稀です。関東では、例年見られますが、個体数が少なく、多くの個体が若い個体です。

 関東ではなかなか成鳥をみるチャンスがありませんが、よく現れる地域もあるようです。

 そのうち伊豆大島でもワシカモメの成鳥が見れることを期待して、私は海が荒れると港に向かうのです。

(あまの)


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も一つの春

2010年03月15日 | 植物
去年11月から夜出ることがあります。歩いて5分ぐらいのところで同じ時間に行きます。星空を見上げれば冬の代表的星座のオリオン座が出ています(東の空)冬の大三角や火星も確認しつつ歩いていました。
近頃は雨、曇り空すっかり星に嫌われてしまった3月でしたが久しぶりの帰りの星空

 『あ! 北斗七星!』

春の息吹が沢山見つけられるこの頃、夜の空でも春の星が現れました。春の曲線は残念ながら少し見づらい位置でもう少し待たなければならないようですが、これから温かくなれば星見も楽になります。

16日が新月なので、まだまだオリオンの三つ星と会えますが…


道路拡張工事で私の大好きだった野増の切り通し(鎌倉にある切り通しに似ています)が切り取られてしまいます。
そこに生育していた準固有種のイズノシマダイモンジソウは元町の藤井工房に避難しています。(残念ながら全部ではなく出来る限りでしたが)


ユキノシタと親戚なのでよく似ていま~す

この子達の定住先が愛宕山に決まりました。(植物のベテランの方々が場所を探してくれたそうです)
 つきましては皆様に移植のボランティアのご協力をおねがいしたいと思います。

                   
                    まだまだ沢山あります

4月4日(日曜日)時間は わ! 聞き忘れています。ごめんなさい。後日告知ということで(藤井工房に問合せでも可)
=今回募集はネイチャーガイドとは直接の関係は有りません=

一緒にホトトギス(植物の方で鳥ではありません)の移植もします。こちらは固有種でも準固有種でも有りませんが、数少ない種類なので保護したいと思っています。

                 
                  ブロックに隠れて生活しています

順調に行けば8月ごろに独特の模様の(鳥のホトトギスの様な模様と言われています)花が見られます。
沢山咲いて沢山増えるといいな       (しま)    
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今日の風景と先日のお山にて

2010年03月14日 | 今日の大島
↑は今日のお気に入りの一枚!

そういえばこんな景色が三宅島にもありました^^
三宅のメガネ岩は由来が違うかと思うのですが、この岩は
右からの溶岩と左からの溶岩がちょうどぶつかって止まった、
というのが見て分かる貴重な場所なのですって!
自然な流れで出来あがったゲートをくぐって大海の水が出たり
入ったりしています。
いつまで見ていても飽きのこないシーンですね^^

そしてもう一枚。

これも今日の撮影です。
小さな浜辺に粘土質の土(火山灰地)がテーブルのような地形を作っておもしろい所です。
浜を歩くと、昨日吹き続けた南西の風の影響でしょうか、まだ小さな波が残っていました!

次は朝の散歩中に撮影しました。

ヤナギイチゴさん、これから花をもっともっとつけていく所ですね^^
まだ開いていないようですが、これからパクッと割れて可憐な花が
出てくるのかな、と考えると、楽しみですね!
イチゴと名にありますが、イラクサ科。
ヤナギの葉に似てて、イチゴのような実をつけるからヤナギイチゴなんだそうです。
花の後に葉が出てくるタイプの野生の植物はそんなに多くないらしいのですが、
この時期はそういう物が何種類か目に入ってきます。
ハチジョウキブシ、オオバヤシャブシなんかもそうですね。

そして次は先日お客様と歩いた裏のお山にて。

おぉ、もうヒサカキが小さくて可憐な花を咲かせていますね!
下向きに、主張せずに咲くあたり、学びたい生き方ですね~^^;



えぇ~~~!?トベラが花をつけてる!?
早い早すぎる!なんかおかしい??

よくよく見たら、トベラの葉の隙間からスイカズラがひょっこり出てきたというような事みたいですね。
スイカズラにしてもやっぱりちと早いかも!
年々季節が早送りになっていきますね・・・。



最後になりましたが、他メンバーもお知らせしているように、椿まつり開催中です。
夜になると、元町の船客待合所がお祭り会場になります。
地元の踊りや子ども達のかわいらしいダンスなどを見ながら、抽選があったり
お土産が買えたりと楽しい事が色々ある1時間半。
お泊りのホテルからの送迎バスもありますので、夕食後、楽にお祭りの雰囲気を楽しめます。
3月も後半になり、いよいよラストスパートです!
ぜひ大島の春を感じにいらしてください(^0^)/

(友)



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穴っこの住人

2010年03月13日 | 
可愛らしいですね。
私たちにとって一番身近な鳥のひとつ、スズメです。

今日、毎年巣作りしている場所がどうなっているか見に行ってみました。
もうすっかり場所もお相手も決まっているようです。



しかし私が現場に着いて早々いさかいが始まりました。

飛んで来たのはお隣さんでしょうか?
それともまだ相手のいない独身さんでしょうか?
たぶんオスだと思います。






穴の持ち主が怒っています。
この怒っているのもたぶんオスだと思います。
(スズメが見た目でオスメスがすぐにわかればなぁ~)






そして・・・






地面に落ちてケンカになりました。





噛み付いてる!





にらみ合ってる!





また噛み付き攻撃だ!






キックキック~!!





どりゃあぁー!!





ぐふぅ・・・っ!





ダンスじゃないよ!





真剣勝負なんだから!





ヘンな解説つけないでよ! うぐぐ・・・





・・・パタッ。



たっぷり30秒は戦っていたと思います。
こんなときに野ネコに襲われたらひとたまりもないでしょう。


決着はついたのでしょうが私にはどちらが勝利したのかはわかりませんでした。



この2羽はケンカを眺めていたペア。

このまま邪魔が入らないといいね!




こちらはちょっと離れた別の穴っこ。

見つめ合って互いの愛を確認中~。




・・・春ですなぁ~。



      がんま
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椿炭:つばきずみ

2010年03月12日 | 植物
 昨年、12月11日の日記に炭焼きの窯出し風景を載せましたが、
今度はツバキの炭を焼き上げたところを見せてもらえました。

 前回、炭にした樹は、マテバシイでした。
焼き方に違いはないそうですが、できた炭は違いました。



 今回、ヤブツバキの枝は、
比較的細いものをそろえて用意されました。
太い幹を炭に焼く場合もありますが、
たまたま細いものがあったそうです。



 炭窯の口は狭いので、
トロ箱という木製の箱に乗せて木炭を出します。
手荒く扱うと折れたり粉々になったりするので、
慎重にやさしく運び出します。



 炭窯の中は、こんな感じでした。
うっすら白くなっているのは、
灰になったり、灰を被った部分です。



 軽トラックの荷台の段ボール箱に入れて、
購入希望の方に配達したり、
しばらく保管する倉庫へ収納します。



 出来上がった木炭の断面を比較してみました。
左下の三角形は、前回のマテバシイです。
上の方の3本、真っ黒く緻密で、
隙間なくよく詰まったのがツバキ炭です。

「今日のおまけ」

 今日は午後、仲間5名で植物調査をしてきました。
林道でたくさん咲いていたコケリンドウです。





 昨日とってもキレイな花の写真が載ってましたので、
今日は、コケリンドウの全体像と
周辺の環境などをご覧ください。




 小さくて可愛い花を咲かせる植物ですが、
崖のような、結構、過酷とも思える環境を好んで自生しています。
林道に多い・・・というわけではありません。(笑・・・寒い!?)

(なるせ)




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