グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

センニンソウ物語・その2

2018年09月27日 | 
センニンソウの観察、パート2です。

パッと見た感じでは、何もいなさそうに見えるセンニンソウの花々。

でもよ〜く見ると、小さな生き物がいくつも見つかります。

数日前の晴れた日には…

茶色と白の模様が素敵な、シロオビノメイガ!

草の葉の裏に隠れているものや、堂々と葉の表で休んでいるものまで、数個体いました😃

花の一部のような色使いの、マエアカスカシノメイガ!

翅は鱗粉が少ないため、透かしのように半透明の翅をもっている綺麗な蛾です😃

なかなかの大物、ハラナガツチバチ!

コガネムシ類の幼虫に寄生することで有名なハチなのだとか。
ここにはコガネムシ類がいっぱいいるので、幼虫の餌には困らないと思います。

瑠璃色が背中(…が、あまり目立たない)たぶんルリチュウレンジ!

雌は葉の縁に沿って卵を並べて産み付け、幼虫はツツジの葉を食べるそう。
なんだかくつろいでいるように見えたのは、花の蜜を吸ってご満悦だったのでしょうか?
それとも、産卵が終わって「やれやれ」と思っていたのかも?

これまた葉裏に隠れていた、ハナグモ!

小さくて最初はゴミかと思いました。

でも、しっかり獲物を捕まえ、持ったまま移動していました!

花に来る虫を待ち伏せしていて捕まえるハナグモにとって、センニンソウの花はさしずめメニューの豊富な食べ放題レストランという感じのかもしませんね😃

そして、今日の雨上がりに見つけたアトモンサビカミキリ。
 
広葉樹各種の枯れ枝に集まり、皮をかじって食べたり産卵したりしているようです。
この時は、食後の休憩中かな?

クロクサアリかクサアリモドキ(どっち?(^^;;)

どちらにしても、アブラムシの蜜が大好物らしいです。
アブラムシを探して歩いていたのかな?

立ち止まってじっくり見ることで、見えて来る小さな生き物たちの世界。

みんな、ただひたすら生きてました〜💕

(かな)





コメント
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