グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

強風と波の花

2016年01月05日 | ツアー
昨日は高速船で到着されたお客様と、裏砂漠に行って来ました。

イズノシマダイモンジソウが暖かな日差しを浴びて…

可愛い花を咲かせているのを、幸せな気分で眺めながら…


神社で木漏れ日の森を楽しんで…

裏砂漠を目指しました!

青空で、風もそれほど強くならない予報だったのですが、裏砂漠に着いたら立っているのがやっとのような強風が吹きまくっていました!

最近こういう、予報に出てこない強風…が多いような気がします(^_^;

裏砂漠を長距離歩くのは潔く(?)あきらめて、風体験に切り替え。

風と遊んでいます(笑)

これほどの風が吹いていても、山の稜線を少し外れてススキや低木たちの陰に身を寄せると、座ってお弁当を食べられる状態になります。

昨日は、こんな環境の中で…

植物たちに守られながらランチタイム!

野生のアシタバに囲まれながら「アシタバオニギリ弁当」を食べました(笑)

強風体験したあとだけに、植物たちの防風効果を実感できました。

しかし…眼下に見下ろす海には白波が増え、風はさらに強さを増しているもよう…

で、オヤツタイムはここ波浮港(爆発的な噴火でできた、かつての火口)へ。

火口壁に取り囲まれた港の中で、キラキラ輝く水面を見ながらお茶を飲んだり、港内で羽を休めるカモメたちを双眼鏡で見たり…と、風を避けつつ、のんびり過ごしました。

そして最後に、再び気合いを入れて、強風の“砂の浜”へ!
海が荒れている時に見られる“波の花”ができているのではないかと期待して行ってみました。

昨日の『砂の浜』の風景です。

白い波は沖で砕け、波打ち際には“波の花”が連なり、海の上に『黒い砂浜』が現れていました!

海の中の砂が急に深くなる所で波が砕け、それより岸側には大きな波は入ってこない状況になっていたようです。

いや~、ビックリしました。

海の上に、こんなに広範囲の陸地(砂)が広がる風景は、初めて見ました。

海の中の地形と潮の満ち引きが、ちょうどタイミング良く合うと、このような風景が見られるのですね! 

普通これだけ海が荒れていたら、波打ち際でのんびり遊ぶことなんてできないはずですが、昨日は白波は沖で砕けてしまうので、波は静かに打ち寄せるだけ…

安心して、消えない泡(波の花)で遊びました。

時々波が近づいて来て、慌てて逃げることもありましたが(笑)


こんなに近くで安心して泡と遊べるなんて…

スバラシイです!

虹色に輝く泡もありました。

キラキラして、とてもキレイでした~。

…ということで、またまた新しい風景に出会いました。

この風景を見られたのも、ツアーをリクエストをしてくださったお客様のおかげ…
お申し込み、ありがとうございました!

(カナ)
コメント
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