グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ランタナに来る虫たち

2010年10月15日 | 

 外輪山の駐車場で標高が600メートル足らずです。
三原神社近くの三角点で673.2メートル。
地下700メートルがどのくらいの深さなのかイメージしてみました。
とにかく、33人の方々が全員生還できて良かったです!!

 見出しの花がランタナです。パステルカラーと言うのでしょうか?
色とりどりの小さな花が丸くまとまって、かわいいですが・・・
枝や幹には細かい棘がたくさん付いています。
根元から切っても、孫生えが出て、
すぐに大きな株になる、繁殖力旺盛な帰化植物です。

 次々に花を咲かせて、虫たちを呼び集めます。
こちら↓は、1週間ほど前のツマグロヒョウモン。



 今日の夕方、仕事を終えて、片付けてをしていると、
サッと目の前を飛ぶものがいました。
アシタバの花に虫が来たのですが、
素早く飛び回るので、・・・分かりません。
 日の暮れが早くなって、5時には薄暗く感じます。
一応、カメラを取り出して・・・
2~3枚撮ってみましたが、ダメでした。
ホウジャクの仲間のようでしたが・・・(汗)

 これは、数日前の朝、撮ったものです。 
これ↑もホウジャクの仲間で、ホシホウジャクではないかと、
思っていますが、この写真じゃあ!(涙)

 ホウジャクの仲間は、スズメガ科の中では小型なので、
近くに飛んで来た時、
一瞬、スズメバチなのかと、ギョッとすることがあります。
 それもそのはず、ホウジャクは漢字の「蜂雀:はちすずめ」の
音読みでした。ハチのようなスズメガの意味なのでしょう。
そこまで似ているとは・・・(笑)

 高速でホバリングして、長い口吻(こうふん)を伸ばし、
花を次々に替えて飛び回るのが、瞬間移動しているよう。


  でも、この↑スズメバチが来ると、追い払われてしまいます。
コガタスズメバチでしょうか? あまり来ないようですが、
蜜も好きなんですね。


 こちら↓は、今年初めて見つけました。



 ルリモンハナバチというそうです。
瑠璃(るり)色・ブルーに見えるのは、黒い体に生えた青い毛です。

 東北アジア( 本州~沖縄、台湾、中国大陸、朝鮮半島)に生息しているそうですが、
日本の地域によっては、絶滅危惧種に選定される珍しい種とも。

 前に回ると、こんな↓感じ。




 古い図鑑では、ミツバチ科に分類されていますが、
最近は、コシブトハナバチ科となった?ようです。

 幼虫の時に、近い仲間のケブカハナバチ属の巣に
労働寄生するそうですが、詳細は不明とか。

ご存知の方がいらしたら、お教えください。



 脚にも青い短毛が生えているようです。

(なるせ)


コメント
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