グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

冬が見えてきて

2009年11月22日 | 植物
先週の日記では「まだまだ暖かい」ぐらいな事をかきましたが、その後すっかりさむくなって「冬」を感じさせる大島になってきました。

そんな季節の植物たちの様子です。

先日散歩をしていたら、まるで明日葉のような花火様の花が満開なのに気付きました。

ヤツデです。

大きな、テングのうちわのような葉をたくさん持ち、花は花火のように丸く広がって、カスミソウのような淡いイメージですね。
大きさがあるから逞しくてそんなイメージにはならないかな・・・??

アップで見てみましょう~

やはり明日葉のように集合花ですね、ひとつひとつの小さな花が集まって一つのお花のように見えていて、さらにそれが集まって大きな塊となっています^^

小さいものが集まって、ひとつの存在感となって主張しているのってかわいいですね。

お次はこれ。

前にもロゼット状のものを出しましたが、あれはツツジの珍しい現象のようでした。
今回のロゼットは・・・?
分かった方はぜひコメントくださいね!!
答えはハマボッスさんでした♪

今回見つけたロゼットは、海岸近くの公園の山側の壁に張り付いていました。

ハマボッスときいて、「あれ、海岸に多くあるやつだよなぁ」と、海岸の捜索をしました。
すると・・・

ありました、ありました♪
これがハマボッスです。
先ほどのものと随分雰囲気が違いますねぇ。
でも葉の様子は同じようです。
海岸に育つ子は随分と葉っぱを必要とするのですね????

そして・・・、

次にこんなのも見つけました。
ほぅ、こちらは一つの株でいくつもいくつもの分け目を作って八方に広がっています。

うーん。
同じ植物でもちょっと環境が違うと、そこに適した冬の過ごし方をする為に工夫をしているのだなぁ。

山側の壁に張り付いてた子は、いきなり土があるのでそこから葉を横に広げただけでOK、
海岸で養分のある所なら、ジャリを避けるだけの高さが必要、
そして、こんな場所じゃムリだよ~!という所ではどれか一つでも生き残るためにだ放射状に株が別れていたのでしょうか・・・。

こういう姿を見ると、植物の生き方になにかヒントをもらう気がします。
みなさんも海岸を歩く際にはちょっと足元に目をやってみてください♪
色々な不思議が見えてくるかもしれません!!

翌週も続いて植物の冬の姿をお伝えしたいと思います!!
私たちも寒さに負けず、元気に冬を乗り越えましょうね~!


(友)





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする