葉が豊かに茂り、青々と涼しい緑のカーテン作りのために、
まず大切なのは土づくり。
そして、2つ目に重要なのが、ネットの張り方です。
基本は、網目が10センチ程度のネットを、
上下それぞれに支柱を通して安定させ、しっかり固定。
植物は、安定を感じると安心して子蔓、孫蔓を出しますが、
ネットがゆらゆら揺れて不安定だと、茂りません。
以前も、いくつかの方法をご紹介していますが、
ここ数年、時折吹き荒れる強風対策としては、
上げ下げできるネットの張り方がかなり有効です。
こんな感じ。
我が家の場合は、このように、
もともと天井にフックが取り付けられており、
ネット上部の支柱を結んだロープをフックの輪に通すことで、
上げ下げできる仕組みを作りやすくなっています。
とはいえ、ベランダは共用部で勝手にフックはつけられないなあ、
という方にお勧めなのが、洗濯物干し用スタンド。
突っ張り棒の上下を説明書と逆にすることにより、
さお受けを高い位置に上げることができます。
これがポイント。
さらに、さお受けの穴に支柱を通すのでなく、
ネット上部を通した支柱に結んだ紐を通すことにより、
ほら、このように上げ下げ可能になるのです。
紐は長めにとり、普段はベランダの手すりなどに結んでおきます。
もちろん、ネットの下の部分にも支柱を通し、
こちらは突っ張り棒にしっかり固定。
もう一つ大切なのが、ネットとプランターの位置関係。
ネットの外側にプランターがあると、
このように土に日差しがいつも当たります。
土の温度が上昇し、水もすぐに蒸発してしまい、
植物にとっては大きなストレスです。
ネットの内側にプランターがあれば、
土に日が当たることもなく、しかも植物は、
のびのびと太陽に向かって伸びていくことができます。
さらに、ネットと建物の間に空間があることで、
室内の涼しさもぐっと増すのです。
とても大切なネットの張り方。
今ががんばりどきです。