3月13日から18日まで、虫垂炎の手術のため入院しました。
3月6日午後の会議中、お腹が突然爆発的に痛くなりました。
「痛い・・・・痛い…痛い・・・・なんでこんなに痛いんだろう?」
と前かがみになりながらも、会議で発言し続け、
会議後の研究紀要とじ込みのための作業も
「く、苦しい・・」
と思いながらしっかり参加。
その後、担任の先生との打ち合わせも行い、
さらに仕事を続け、6時過ぎに「もうだめだ、病院に行かないと・・・!」
と自転車に乗りました。
自宅近くの内科に行くつもりでしたが、あまりの痛さに、
学校の目の前にある救急病院の夜間外来窓口に飛び込みました。
名前や年齢、症状をたずねられ、
「すぐに看護士が来て対応しますから。」
と言われてまった挙句、
「今、急患で手が離せないので、他をあたってくださいとのことです。」
「・・・・・・・」
絶望的な気持ちになりながら、もともと行くつもりだった内科に、
受付時間ぎりぎりで到着。
虫垂炎が一番疑わしいけれど、血液検査は15分前で終了した、
とのことで、抗生剤をいただいて帰宅しました。
症状は幾分おさまり、翌日も「痛い・・・」と思いながら勤務して、
夕方今度は胃腸科クリニックへ。
腹部のレントゲンとエコーで調べていただいた結果、
やはり虫垂炎が怪しいけれど、抗生剤を服用したためか、
血液検査では数値が低く、確認できず。
金曜日に別の病院でCTの撮影の結果、やはり虫垂炎と判明。
卒業式までは何とか、とお医者さんにすがり、
とりあえず抗生剤の点滴で散らしてみることに。
週末も毎日点滴に通いました。
週が明けて、火曜日になっても微妙な痛みが消えず、
翌日手術を受けることになりました。
虫垂が厄介な場所に潜り込んでいたため、2時間ほどの手術に。
取り出した虫垂は、ものすご~く悪い虫の幼虫みたいな感じ。
「これは、とっちゃってよかったねぇ。」
とお医者さんがおっしゃいました。
術後は順調に回復し、3日目のお昼から食事の許可が出ました。
重湯とスープとプリンみたいなものと、アイスクリーム。
うれしかったなあ。
そして、18日、最後の昼食をいただいて、午後退院しました。
1週間の入院生活、いろいろなことを思いました。
思いのままに体や腕を動かすことのできるありがたさ。
好きなものを、好きなだけ食べることのできるしあわせ。
家族がそばにいる安心感。
そして、お医者さんや看護士さんの存在の心強さ。
何かと不安になったり、動いたつもりはないのに点滴が漏れたりして、
質問したり、お願いしたりするたび、
笑顔で、「そうですよね。」「大丈夫ですよ。」と対応してくださると、
心の底から安心して過ごすことができました。
二人部屋だったのですが、お隣が高齢の方で、カーテン越しに、
その方にそれは優しく語りかけながらお世話する様子が
伝わってきました。
保護者の方々と私たち教員の関係も同じだな、と感じました。
何か問題があってお話しする時、保護者の方は不安だったり、
時に情けなかったり、腹が立っていたり。
私たちは、まずは保護者の方の気持ちをしっかり受け止めなくては。
その上で、ていねいにK前向きに話し合い、
よりよい道を一緒に考えていくことが大切。
学校で緑のカーテンを始めて10年。
忙しく駆け抜けてきました。
こんなに体を休めたこともありませんでした。
これからは、体を大切に、家族との時間を大切に、
そして心身ともに充実した状態で仕事もしっかり。
そう心に誓いました。
学年末の大切な、そして忙しい時期にお休みしてしまったけれど、
明日はいくつかの学年の最後の授業と卒業式練習。
明後日の卒業式リハーサルと25日の卒業式に、
間に合ったことは幸いでした。
さあ、がんばらなくちゃ。