北海道新聞主催の「ぶんぶん寄席」無料チケットが当たりました。
今回は「柳家花緑独演会」です。
会場の「地域交流センター・ゆう」にはたくさんのお年寄りが集まっていました。
姉に
「お年寄りばっりだね。
昔、ラジオが娯楽で落語・講談・漫才を聞いて育った年代だもね。」
「そうだね。」
柳家花緑さんの登場です。
はじめに花緑さんの病気の話から。
珍しいですよね、人を笑わす職業の人が自分の病気を
カミングアウトするなんて。
「発達障害」という病気だったと、この年になってわかったと。
小学校では識字障害で文字の認識ができなかったので
文字が読めなく苦労した話を。
今でも漢字にはルビをつけてもらってると。
「柳家小さん」の孫だったので落語だけは覚えられて、
最年少で真打ちになったこと。
演目は「つる」と「妾馬」です。
落語に入ったら、立て板に水の勢いで観客の心をわしづかみ、
もう、笑って笑って、泣かせてまた笑わせて・・・感動の1時間半。
すごいですねえ。
人間、勉強だけが人の価値を決めるものじゃないとは、
わかってはいましたが、まさにそのことを証明した時間でした。
最高の落語を聞かせてもらいました。
道新さん、花緑さん、ありがとうございました。