学生時代の友人が京都から遊びに来てくれました。
今回は11年ぶりの再会です。
「わあー、会えて嬉しい。kakkoさん変わってないわねえ。」
「あはは、変わってるって。年取ったって。」
と、大騒ぎ。
今日の目的はアルテピアッツァ美唄の安田侃の彫刻を見る事です。
せっかく遠くからきてくれたのに雨でした。
「雨で一段と新緑に大理石の白が映えるわね。すばらしいわ。」と感激しきり。
「ねえ、あの一期後輩で一緒に研究室にいた安田さんはやっぱり、他の人と
違っていたよね。何か自分の道を一人で行くような人だったわね。
そして、先輩の私たちにも優しいというか思いやりがあったんじゃない?」
と、彼女。
「ほんと、いい人だったわね。この彫刻見て。すごいでしょう。
この硬い大理石に優しさとか柔らかさを感じて、思わず触ってしまうでしょう。」
「大理石ってきれい。安田さんのあの眼鏡をかけた顔を思い出すわ。
「ねえ、kakkoさん、なんでこんなにすばらしい公園に誰も人がいないの?
北海道の人はもっとテレビなどで全国に宣伝しないとね。
あーすばらしい、来て良かった。ありがとうね。」
彼女の感動はずーっと続きました。
旧栄町小学校で今は美術館になっている校舎と体育館は定休日で中の
彫刻を見てもらえず残念。
でも、彼女は十分満足して帰っていきました。
雨に煙るアルテでしたが、緑の鮮やかさが大理石の白さを際立たせ、彫刻群が
一層輝いていました。
『雨の日もいいね。』を実感する日でした。
もう一つ彼女が感動したこと。
「この国道12号線が日本一長い直線道路なの?」
「そうだよ、美唄ー滝川間の29kmが直線道路だよ。」
「うわー、感激。帰ったらみんなに自慢しよう。」
だって。