NHKの朝ドラ「花子とアン」は毎日がハラハラドキドキの展開で
おもしろいですね。
しかも、村岡花子と白蓮(柳原子)が実在の人物だったことが
このドラマに関心を寄せないではいられません。
私の高校時代に友人が「赤毛のアン」の文庫本を読んでいたのです。
「ねえ、読み終わったら貸して。」
といって、毎月1巻ずつ発売されるたび友人が読み終わるのを待って
ワクワクしながら読みました。
あんなに楽しい本はありませんでしたね。
(うちは買ってくれなかったので。)
だから、作者のモンゴメリーの本を翻訳した村岡花子がどんな
人物だったか、朝ドラの開始を楽しみにしていたんです。
事実は小説より奇なりと申しますが・・・花子も蓮様もすごい人生を
送ってきたのですね。
「アンのゆりかご」村岡花子の生涯 村岡恵理 作
ネットで関連本を探し、町の図書館の蔵書を検索すると、この本が
ありました。
貸し出中でしたが、やっと2日前に手に入り一気に読みました。
花子は妹の子みどりを養女にし、その子ども(義理の孫)がこの本の
作者村岡恵理です。
孫の恵理から見た、祖母の人生が時代考証とともに、しっかりと書かれていて
読み応えがありました。
白蓮ー柳原子は大正天皇のいとこです。
すごい身分の高い家柄だったのですね。
ドラマの通り、高い身分であっても愛を知らずに生きてきた蓮様が
当時、「白蓮事件」として世間を驚愕させた駆け落ちをしたとは・・。
その行動力も驚きです。小説みたいですね。
その後の話は、これからのドラマの展開になるので書きませんが、二人は
婦人参政権運動など女性の地位向上のために様々な活動をしていきます。
私は、村岡花子と柳原子(あきこ)の二人が日本の女性のために働いてきた
姿勢に深く感動しました。
一読をおすすめします。