なーんもさ

北海道の小さな町から発信します。

市立病院の工事現場

2009年11月18日 | 生活

日暮れが早くなりました。

午後5時50分というのに、窓から外を見ると市立病院の工事現場が

こうこう(煌煌)と明かりをつけて仕事の真っ最中でした。

もうすぐ、あの高くそびえているタワ-クレ-ンが外されると市政便りに

書いてありましたから、急ピッチで仕事を進めているのでしょう。

雨の中、気温3℃での仕事は辛いだろうなあ、なんて作業員の心配をしています。

 

私も働いていた頃、外が藍色から真っ暗な世界になっていくのを見ながら

「あ-、早く帰りたいなあ。」って切なく思っていたっけ。

「子ども達はどうしてるだろう。晩ご飯のおかずは何にしよう。」って。

 

退勤時間になったら車に飛び乗り、真っ暗な道を、ひたすら目をこらし

カ-ブの連続の山道を走ったっけ。

どうぞ、あのカ-ブから対向車がこちらの車線に飛び込んできませんようにと

祈りながら。

山を下り町の明かりが見えた時、ホットしたなあ。

 

ス-パ-に飛び込み、どんどん籠に食材を放り込んで車に飛び乗る。

市立病院のエレベ-タ-のスイッチをトントンたたき4階へ。

母とおしゃべり。おむつを点検。洗濯物を袋に詰めまた走る。

 

夕食の支度をパパッとやって、子どもの話は背中で聞き、内容は半分も

頭に入っていなくて、え-、なんだって?なんていつもの事。

 

また病院に行き、おむつ交換して「明日ね。」って母に言い午後9時に帰る。

それから、12時頃まで仕事。

ワ-プロたたいて、目をしょぼつかせ書類を作成。

 

そんなことが出来たんだ。

今思うと信じられないことを普通にしてきたんだよ。

若かったんですねえ。

母が亡くなってもう20年。

ふと昔を思い出した工事現場の明かりでした。

 

コメントは失礼します。

 

 

 


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