加齢を愉しむために

未来に希望を抱けるように生きたいという願望を叶えるために如何に行動すればよいのかを探してみたいと思っています。

加齢が輝いていました

2008年01月29日 | Weblog
加齢が魅力になって
1月27日朝、NHK総合テレビの”経済羅針盤”を見てとても楽しい気持ちになりました。

「話題のリーダーにインタビューして経済ニュースをやさしく解説」という番組で今回はオリックス 宮内 義彦 会長 でした。

お話の中で宮内会長は業種の枠にとらわれず、新しい時代のニーズを捉え、リスクをとりながら新規事業に次々に乗り出すことで会社を成長させてきた様子を楽しそうにお話になっていました。
終戦を10歳の時経験なさったそうなので70歳は超えていらっしゃる筈なのに今が青春といった感じでした。

そして少子化の時代でも、シニアを活用すれば良い方向に行くというようなお話もなさっていて・・・・・
そうよねと元気を沢山いただきました。
この放送の前日に主人がアマチュア・オーケストラの演奏会でフルート・ソロ演奏をしました。

曲目は精霊の踊り、アルルの女で学生の頃に聴かせてもらった曲でしたが、70歳を超えた今の演奏の方が比べ様もない位素敵でした。

落ち着いた雰囲気で現れ、物静かに吹き始め、美しい音色で最後まで魅力的に演奏しました。

真っ白な頭髪がスポットライトで輝いていました。

これからも研鑽を積んでまた私を驚かせてくださいね。

一つ年を重ねて

2008年01月15日 | Weblog
迷う心
もうそろそろという気持ちとまだまだという気持ちの揺れの中で昨夜”技能五輪に挑んだ若者たち”というテレビ番組を見ました。

そこにに映し出された現在の若者がはっきりと自分の行く道を見つけて、その夢を叶えるためにしっかり歩いている姿を見て、自分の二十歳の頃とは、違うなあ~と感心しました。

私の場合は兎に角経済的な自立が目的になっていて、その為に就職を考え、せいぜい適性を考慮して就職先を選択する位しか考えていなかったと思います。

その後も,その時々を自分なりに精一杯生きてきたけれど、いまだに充足感が得られずもう少し、もう少しと何かを探しています。

60代も後半になった今、最近まで関わって来た分野で最新技術を習得し、それを活かした活動がしたいとう方向性だけは掴めた気がしていますが、ここ数年現場から離れているので果たして復帰できるのかな~と不安にもなっています。

寿命が延びた現在、もし母のように長生きするなら、かなり長い時間があるのです。
その期間の生き方は、人それぞれ違うと思いますが、私は自分にとって未知の分野に挑戦している状態でいたいと思っています。
この写真は昨年の楽しかったクリスマスコンサートの後、光の美しさにどきどきしながら撮ったものです。何時の間にかデジカメにも慣れ、手軽に楽しむことができています。

このように新しい技術を体験できる喜びを感じながら生きていたい。

さあ今年も怖気づかないで前向きに歩いていきましょう。

重箱を片付けながら

2008年01月05日 | Weblog

お重の中味
三が日が過ぎてほっと一息ついています。

役目を終えた大小の重箱を片付けながらこの大きい方の重箱に母の作ったおせち料理を詰めて持ち帰った頃のことを思い出しました。かなり最近までそんな状態だったのです。

暮に、年が開けたら母にも食べてもらいたいとおせち料理を小さな重箱に詰めながら、母の味を引き継いでいるのはお煮しめと煮豆と酢の物位で・・・・・

あそこの昆布巻きが美味しいとか、ごまめはあのお店の味があっさりしているとか、あのお店の鴨ロースは去年好評だったとかいいながら上手に?手抜きして、デパ地下で集めたあれこれの多さにがっかりしました。

母は昆布巻きだってちゃんと自分で作っていたし、ごまめだって炒り煮していました。珍しい料理もあれこれ工夫して作っていたな~

その上、紅白歌合戦が済む頃には揚げたての天ぷらがのった年越し蕎麦が用意されて、それがすむとその頃両親が住んでいた近くのお寺(総持寺)に母も一緒に開門に遅れないように初詣に出掛けていました。帰るとちゃんとお汁粉が出てきて・・・・・

私たち家族は全てを済ませて重い重箱を持って車で帰宅・・・・・

その頃はそれが当たり前で凄いとも思わずにいました。

ここ数年間は私がその真似事をするようになっていますがあれこれ沢山手抜きをしても結構大変です。

今の母は私の持って行った小さな重箱を開けて「全部作ったの」と感心してくれます。「今は色々便利でね」と言葉を濁しながらちょっと恥ずかしい気持ちになりました。