45年振りに書いた恩師へのメール
昨年秋、昔の仕事仲間から”三途の川岸から”というショッキングなタイトルのメールが転送されてきました。 元の送り主は45年前私が就職した会社の上司でした。 昔からそんな冗談をさらっとおっしゃる方でしたが内容から重病であることが分かりました。 その方は私の仕事での唯一の恩師と呼べる方で、コンピュータとは?、プログラムとは?を教えて下さった方です。 出産を控えて僅か3年半でその会社は退職し、その後直接関わることは一度もありませんでしたが間接的に私がコンピュータの仕事をする際の心の支えになっていた方でした。 メールの中に"メールによる便り歓迎です"と記されていたので下記のようなメールを書きました。 ********************************************************** ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ 45年前に会社でコンピュータ、プログラムの何たるかを教えて頂いた ○○○○です。 ”三途の川岸から”といショッキングなタイトルのメールを○○さん経由で受け取りました。 私の周りでも色々あって、年月の経過に驚かされることが多くなりましたが、それぞれ良い方向に向かっていますので貴方様もきっと良い方向に向かう事とと信じています。 現在の私は母の介護を中心に忙しく過ごしていますが、3年前まではコンピュータの仕事を続けていました。 退職して15年程のブランクの後、プログラマーの仕事に復帰しました。 プロコン、オフコン、スパコン、サーバー、パソコンと次々に変化するマシンに対応して言語もそれにあわせて変化してゆくのが面白くて続けてきたように思います。 年齢を超えてコンピュータの仕事を続けられた事が不思議なくらいです。 これも貴方様の指導があったからこそと何時も感謝していました。 新しい仕事を始める際には 書店内のコンピュータ関係の棚で必要な本を探すことになるのですがそこで懐かしい名前を見つけて、”凄いな~いつも最先端で活躍していて、この方の部下だったんだから今度もきっとできるわ”と思うことができました。 こんな風に長い間間接的にお世話になっていたのです。 感謝をこめて”こころより早い回復を願っています。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・ ********************************************************** メールありがとう。 なんとか頑張っていこうと思っています。 とお返事を頂いて・・・・・ とてもとても残念なことに今年初夏にお亡くなりになり、再会はお通夜での写真となりました。 |
御冥福を祈りながら
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恩師と呼べる方に出会えた仕合わせを今はっきりと感じています。 |