梅雨の合間の涼しい日を選んで庭の手入れをしました。
花が好きで、店先で気に入った鉢植えを見つけるとつい後始末も考えないで買って来てしまします。
結果花や実の時期が終わった後、庭のちょとした空き地に移し、ほったらかしにして・・・・・
もともと小さな庭なのに、隙間も考えないで植えるのですから、植えられた植物はさぞ迷惑なことだと思います。にも拘わらず根付いてそれなりに花を咲かせたり、実をつけたりしていました。
主人が亡くなってしばらくは手入れを怠り、荒れ放題となりました。その結果花を咲かさないものが増えました。
少し落ち着き始めた頃から少しづつ手入れをしてきました。雑草除去作業の中で、それぞれの植物が自分に適した場所を選んで生きている事をしりました。合わないところに植えたものは根付かないのです。根付いた植物は最低限度ひつような場所を確保して生きているようです。ですから狭い土地でいろいろな植物を愉しむためにはそれぞれの本数を制限しなければならないのです。
そのことを認識してからは欲張らず、境界を意識してそれぞれが生きられる土地を確保した結果、今年は「すかしゆり」、「千両」、「南天」等も花を咲かせました。
今の時期は植物が新芽を育てる時期でもあるので先日の雑草除去の際、新芽の広がりを制限してお互いの領地をはっきりさせてみました。その結果は今後の楽しみですが・・・・・
以前ブログで我が家の椿について書いたことがありました。「椿の花に魅せられて」の中では、植物の営みの不思議さと生命力について感じた事を書いたのですが、今回も植物に触れることで、作業を始める前のちょっと気怠い気分が作業後には私も頑張ってみようと変化させる不思議な力を感じることができました。
植物の力といえば、先日、沢山頂いた大葉を綺麗に洗って、刻み、醤油漬けにするだけで何年も保存できることを知りました。それを使ってカツオやゴマと一緒に冷奴にかけたり、いろいろな料理に使ったりして重宝しています。
日々の暮らしを丁寧に過ごすことで最期まで自立していけるように心がけたいと願っています。