加齢を愉しむために

未来に希望を抱けるように生きたいという願望を叶えるために如何に行動すればよいのかを探してみたいと思っています。

「能と狂言の世界」に触れて

2015年06月21日 | Weblog

 昨日、国立能楽堂で「能と狂言の世界」という催しを鑑賞してきました。それは「JBC能楽部会」主催のものでJBC会員による演能を中心に、プロの方も演じられる能舞台でした。

 先ず教科書やテレビで見たことのある能舞台を目の当たりにできたことが嬉しかったです。

 (写真は能楽-Wikipediaの能舞台の構造より) 

  私が鑑賞した演目は  狂言:樋の酒  能:船弁慶 葵上 でした。解説や仕舞もあり4時間近く休みなく演じられるプログラムでした。

 狂言「樋の酒」では野村萬斎さんの声を聴いて、直ぐテレビの声を思い出しました。内容も分かり易く、素直に楽しめました。ちゃっかりしている太郎冠者、次郎冠者に対して、ほほえんでいる自分がいました。

 能の事は良く知らない私ですが、落ち着いた静かな環境の中、抽象的な世界を、シンプルに静かに演じられる舞台を観ているうちに日常の慌しさを忘れ、空想の世界に遊ぶことができました。

 合間を見つけて食堂でお茶も愉しむこともできました。特に休憩時間はないのですが、周りの皆さんがそれぞれの都合にあわせて中座している様子をみて合間を見つけました。食堂では、舞台の様子がテレビで観られるようになっていました。

 終了後展示室にも寄り、少しは能の世界を知ることができたと満足して帰宅しました。


素敵な初体験

2015年06月01日 | Weblog

 娘の提案で、近くの森(陣が下渓谷公園)での朝食という愉しい初体験をしました。

 今の処に住んで30年も経つのに、朝食を森で楽しむなんて考えたこともありませんでした。

 早朝簡単な朝食を持って出掛けました。

 今の時期は6時でも太陽がさんさんと輝いていました。清清しい空気の中を10分も歩くともう陣が下渓谷公園の入り口。直ぐ横上を環状2号線が走っているのに一歩踏み入ると静かで、森に入り込んだ状況になることが不思議に感じられました。

 30年前ここに住み始めた頃、近くに蛍が棲んでいる渓谷があると聞いて、主人と探検に出掛けたことがありました。まだ公園として整備されていなくて、うっそうとした森を歩いたことを思い出しました。それ以来「又散歩に来ましょう」と言いながら森の入り口までの散歩位で・・・いつの間にか陣が下渓谷の事は忘れていました。

 その後、この地域に環状2号線が開通し、それに伴って2004年に陣が下渓谷公園として公開された事も知りませんでした。

 今回訪れた 陣が下渓谷公園 は整備され、人がたのしめる素敵な森に生まれ変わっていました。入ると直ぐひんやりした空気の中で渓流のせせらぎの音が聞こえてきました。

 自然を活かした歩きやすい道を楽しみながら歩くと休憩の場所があったり、渓流への道を降りて行くと渓谷があり、水が少なかったので飛び石を使って向こう側に渡り・・・・・いろいろな森を楽しみました。

 歩くうちに大きな休憩所が現れました。何箇所もあるテーブルの一つを選んで朝食をする事にしました。そこは小鳥達のさえずりが聴こえるくつろげる場所でした。

 ポットに入れて持参したミルクティーはまだ熱々で・・・・・こんな素敵な朝食ができるなんて、まるで映画のワンシーンを自分で眺めているような錯覚を起こしました。

 自然は人の手が入らないままが素敵なんだと思い込んでいましたが、上手に手を入れ、管理された自然には別の魅力があることを知りました。

 年を重ねても億劫がらずに未体験に係わってみる事の大切さを知ることができました。

 これからはもっと積極的に外に向って心を開いて行きたいと感じています。