何年か前に花友さんから頂いたタマアジサイ。
北側エントランスと中庭の中段で育てているが、土地に合っているのか、どんどん他の植物を押しのけて増えている。
蕾が丸い玉の形をしていることからタマアジサイと名付けられた。
タマアジサイの開花が面白い。最初は丸い蕾が少しずつ膨らんで来る。
ある日、表皮が裂けて中から、綺麗な紫色の花の塊こぼれが出て来る。
今度はその塊の中にある小さな花が少しずつ開いて行く。
淡紫色の小さな両性花は、最初は塊だが、どんどん開いてきて、美しい花となる。
その周りに花弁4枚の白色の装飾花も開く。
このまま行くと、エントランスはタマアジサイにヤマアジサイ類が圧倒されるので、そろそろ間引いて、他のところに移植していこう。
タマアジサイ(玉紫陽花)
アジサイ科アジサイ属
学名: Hydrangea involucrata
タマアジサイは日本固有種で、本州の宮城県から紀伊半島にかけての太平洋側や、新潟県から福井県にかけての日本海側、および長野県などに分布する。