フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

ダンゴギク 秋になれば定位置で咲く

2019-09-15 | アダージョの森
今年も、庭の西の端にダンゴギクが咲いた。
 
 
ダンゴギクという、なんとなく面白い名前が好きだ。園芸店では、ヘレニウムという学名の名前で売られているが、このヘレニウムという名前が覚えにく。
 
 
 
中央こんもり盛り上がるところがダンゴギクと言いう名前の由来らしいが、9月に咲く花ということから、「月に団子」というイメージでダンゴギクとなったのではないかと、勝手に解釈している。
 
 
このダンゴギクは、あまり日当たりにいいことはない中庭の西の端に陣取っていて、ここから移し替えられることもなく、それで、増えることも減ることもなく、毎年、必ず咲いてくれる。
 
 
 
ヘレニウム
 
学名:Helenium H. autumnale
和名:ダンゴギク
キク科  へレニウム属

シュウメイギク 菊と名付けられているが菊の仲間ではない

2019-09-14 | アダージョの森

大阪から清里に戻ると、少しの間に、庭はすっかり秋景色になっていた。とともに、あれだけ草抜きをしていたのに、またもやおびただしい草に覆われてしまった。
そんな中、ひときわ目をそそるのは、スクット立ち上がったシュウメイギクだ。


秋明菊という命名がよかったのか、秋の訪れを実感させてくれる花だ。

 

早春に咲くイチゲの類と同じアネモネ属だが、性質はかなり異なる。半常緑性の大型の多年草で、地中の根は太く長く伸びて、色んな所から新たな芽を出してい増えていく。

隣に咲いていた、ミソハギはすっかり花を落とし、オミナエシも色が消えてしまった。


シュウメイギク(秋明菊) 
その他の名前:キブネギク、秋牡丹
キンポウゲ科  イチリンソウ属(アネモネ属)
学名:Anemone hupehensis ほか(Hybridも含む)

コバノギボウシ 夏の終わりに庭を紫に染める

2019-09-07 | アダージョの森
庭のホスタ類の最後に花を咲かせるのが、このコバノギボウシだ。
自生のギボウシで、これとは別に葉の大きいオオバギボウシがある。
 
 
 
シャドーガーデンでいつのころからか生えてきて、今では花壇のエリアからはみ出して通路やいろんなところに増えてきた。
それが、少々踏まれてもびくともしない強さを持っているのも驚きだ。
 
 
 
 
 
 
小さい体には不似合いなほど大きな花穂を立ち上げて花を咲かせる。株が増えてくると、どんどん立ち上がってくるので見ごたえがある。
ところが、花は下から咲いてきて、一日で終わってしまう。咲いた花は、「もう閉店しました」と言わんがばかりに、頭を下げている。
 
 
 
面白いのは、雌しべがぐんと前に突き出されている姿。自分の雄しべの花粉は絶対に受け付けませんという強い「意思」を感じさせてくれる。
 
 
 
「花は一日花で、古い花はうなだれている。 葯と柱頭が離れているのは、自花受粉を避けるため。」

コバノギボウシ(小葉の擬宝珠)
キジカクシ科 ギボウシ属
学名:Hosta albo-marginata
分布:北海道~九州
 

オニユリ 鮮やかな朱色 暗紫色の斑点 ムカゴ

2019-09-06 | アダージョの森
少し以前の写真になって申し訳ないが、

夏から秋の庭に咲く鮮やかな朱色の花が3種類ある。ヤブカンゾウ、フシグロセンノウ、それにオニユリだ。


 

オニユリという名前が何故付けられたのかわからないが、鮮やかな朱色に暗紫色の斑点、強く反り返る花弁を見ていると、なんとなくその雰囲気がありそうな気配だ。


コオニユリというオニユリとよく似たユリがある。
オニユリは種子は作らないが、葉の付け根に暗紫色のムカゴがあり、コオニユリは、種子を作る代わりにムカゴは見られない、というのが区別する点と言われている。


 今年は、残念ながら倒れてしまうオニユリが多い。


オニユリ(鬼百合)
ユリ科ユリ属
学名:Lilium lancifolium
分布:グアム東部、中国、朝鮮半島、日本に自生する。
   日本では北海道から九州の平地から低山で普通に見られる。

オトコエシ オミナエシに似ているがごつごつしている

2019-09-05 | アダージョの森
 オミナエシと同じ時期に咲いている白い花オトコエシ。


オミナエシと同じ仲間なので雰囲気が似ているが、姿がごつごつした感じなので、そこらへんがオトコエシと呼ばれるゆえんだろうか。



白く大きく散開するので、薄暗いところでは、あたりを明るくしてくれる


あまり主張はしないが、いろんなお所に生えている。

 
オトコエシ
オミナエシ科 オミナエシ属の多年草。
学名:Patrinia villosa