フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

夏の八ヶ岳雑木林のホスタたち アトランティス アメリカンハロー オーガストムーン ブルーマンモス ステンドグラス

2018-07-26 | アダージョの森

アダージョの森のホスタたちを紹介しよう。

1 アトランティス

 しっかりした葉に黄色の覆輪が鮮やかだ。

 H.‘Abba Dabba Do’の変種 で 2004年 H.Hansen&T.Avent作出 
    

1mを越える大株になるとのことなので、成長を楽しみにしている。周りのオカトラノオがどんどん増えてきて困ったものだ。

2 アメリカンハロー

ふっくらとした丸い葉が特徴的。これも大型になる品種だが、今年になってその片鱗が出てきたようだ。

ホスタの造詣が深い「The Holy Garden」さんによると

ハローとは「Halo」で、「光輪、栄光」を意味する、エレガンス(sieboldiana 'Elegans')の流れ、つまりトウギボウシ系列とのこと。

3 オーガストムーン

 これも H.siebordianaの交配種 で1996年 R.Langfelder/A.Summers/P.Ruhにより作出された。

春先はライムグリーンだったが、名前の通り、徐々に黄色が強く出てきた。もう少し大きくなってくれてもいいと思うのだ、どうも成長が遅い。

4 ブルーマンモス

これもH. sieboldianaの変種で、2010年 P.Aden/Pete & Jean Ruh により作出 された。
名前通りに巨大化していくホスタと言われている。我が家ではまだその迫力は出ていない。成長がゆっくりなので、気長に待とう。

5 ホスタ・ステンドグラス

ホスタ・ブルーマンモスの横にある黄色いホスタが、ステンドグラス。 H.‘Guacamole’(グアカモーレ)の突然変異種 1999年 H.Hansenにより作出 された。

明るい黄緑色に濃い緑色の覆輪がある。
2006年ホスタ・オブ・ザ・イヤーに選ばれた。

 


夏の八ヶ岳雑木林の花たち ホタルブクロ クモキリソウ トリアシショウマ

2018-07-25 | アダージョの森

ホタルブクロ(蛍袋)

キキョウ科  ホタルブクロ属の多年草
学名:Campanula punctata var. punctata
その他の名前:チョウチンバナ、トッカンバナ
 
今年も庭のあちらこちらにホタルブクロが咲いている。日当たりの良いところの方が個体数が多い。

大きな釣鐘状の花は美しく印象深い。蛍袋という名前は、子どもが本種の袋のような花に蛍を入れて遊んだことに由来する、といわれている。

ホスタ・サガエの間から咲いてきて、何とも楽しい。

 
クモキリソウ (蜘蛛切草、蜘蛛散草、雲霧草 )
 
 ラン科クモキリソウ属の多年草
 学名:Liparis kumokiri
 
庭の東の方は雑木林の森になっていて、ユニークな形のクモキリソウが咲いている。
名前を漢字で書くと「雲と霧」なのか「蜘蛛切」なのか、どちらを思い浮かべてみても面白い。
 
これは、家のボイラーの近くにまで進出してきて咲いている個体だ。
 

  

トリアシショウマ(鳥足升麻 )
ユキノシタ科 チダケサシ属の多年草
学名:Astilbe odontophylla

庭のシャドーガーデンでトリアシショウマが咲きだした。ショウマという名の付く花は、他にサラシナショウマやレンゲショウマもあるが、それらはまだ花が咲いていない。
芽生えた時期の茎の先が鳥足状に分かれているので、この名が付けられたという。
「升麻(しょうま)」は、葉が麻ににているとしてつけられた中国での薬用名です。 
「アスチルベ」として販売されている花は、この園芸品種で、学名の属名「Astilbe(アスチルベ)」をとっている。 
   

驚くほどの白さが印象的だ


夏の八ヶ岳雑木林の花たち キバナノヤマオダマキ ヒヨドリバナ

2018-07-24 | アダージョの森

八ヶ岳の雑木林の庭に、朝陽が射しこんできて、花たちが輝き始めた。

 

 キバナノヤマオダマキ

最盛期は少し過ぎたが、キバナノヤマオダマキが庭のあちらこちらで可愛く咲いている。花の形とこの透き通るような色あいが素晴らしい。一見すると弱弱しそうだが、標高1100mの寒さと乾燥に耐えて、毎年必ず咲いてくれる花だ。

キンポウゲ科オダマキ属
学名:Aquilegia buergeriana f. flavescens

 

 ヒヨドリバナ  

キク科 ヒヨドリバナ属
学名:Eupatorium chinense L.

ヒヨドリバナの蕾が立ち上がってきた。花が咲いたときよりも、咲く前の蕾の時の方が美しいと思う。

 美しいアサギマダラはヒヨドリバナが大好物。今年もアサギマダラがやって来るのを楽しみにしている。

庭の中腹の法面には、ヒヨドリバナが一面に広がっているが、果たしてアサギマダラはやってくるだろうか。


夏の八ヶ岳雑木林の花たち アスチルベ

2018-07-23 | アダージョの森

森の中に朝陽が射してきて、植物たちが輝いている。薄いピンクの華やぎを与えているのがアスチルベ。

アスチルベは、特に、アスチルベと一緒に咲くホスタとの相性が抜群だ。ライムの大きい葉は、サム&サブスタンス、手前の花はサガエ

これは違う角度から見たもの

細かい花がふわふわするところが魅力だ

 アスチルベ

学名:Astilbe 
和名:アワモリショウマ、チダケサシほか
ユキノシタ科  チダケサシ属(アスチルベ属)

原産地 東アジア 北アメリカ


夏の八ヶ岳雑木林の花たち キキョウ

2018-07-22 | アダージョの森

中央ガーデンの4本コナラの下が、「キキョウ花壇」になっている。毎年種が落ちてそこか新しい芽が出てきて花が増えてきた。

秋の七草のひとつ 「朝貌の花」(あさがおのはな)は本種であると言われている。とろがキキョウは、秋ではなく、夏の盛りから花がさく。蕾が膨らんできて、ある日、「ポン」と鳴って花が開くと思わせるような咲き方をするのだ。
 
キキョウの種が取れたら、「キキョウ花壇」とは別に、庭の色んな所に種を播く。結構繁殖力の強い花だので、少しずつ苗が増えてきた。
庭の思わぬところに青色の花が現れるのがいい。青色の花が好きなんだな。
キキョウというと明智光秀は桔梗紋を用いていた。運命に翻弄される光秀の生きざまがキキョウの紫に重なる。
 

キキョウ(桔梗)
キキョウ科 キキョウ属の多年草
学名:Platycodon grandiflorus
 

 園芸品種で白花もある