フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

赤毛のアン第2巻を読み終えて

2009-04-21 | 濫読

アンが、Avonleaの小学校の先生に赴任した16歳から18歳までの2年間の話、面白くて、飽きさせなかった。子供たちとの学校生活、引き取った双子の子供、二組の大人のカップルの誕生、など。

4人の女の子が、春先ピクニックへ行ったとき、かつて人が住んでいて今は誰もいない庭に出くわすが、真っ白い桜の花とスイセンが一面に咲いている場面がいい。

......but when they reached the top and came out into the open the prettiest surprise of all awaited them.

....Just before them hemmed in by beeches and firs but open to the south, was a little corner and in it a garden....or what had once been a garden.. A tumbledown stone dyke, overgrown with mosses and grasses surrounded it. Along the eastern side ran a raw of garden cherry trees, white as a snowdrift. there were traces old paths still and a double line of rosebushes through the middle; but all the rest of the space was a sheet of yellow and white narcissi, in their airiest, most lavish, wind-swayed bloom above the lush green grasses.

beech ブナ、firモミ、tumbledown壊れそうな、dyke溝、snowdrift雪の固まり、narcissiスイセン、lavish豊富な、lush瑞々しい

 

 

 


雑草抜き

2009-04-19 | フルート

今日は朝からいい天気だ。6時に起き、コーヒーを淹れて、ゆっくり新聞を読む。印象に残る面白い記事はなかった。ベートーヴェンの弦楽四重奏第9番「ラズモフスキー3番」、と第11番「セリオーソ」を聴く。第9番は、いい曲である。

8時30分になったので、NHKの「趣味の園芸を見る」。今日はクレマチス、しかもモンタナ系。モンタナ系のクレマチスは、「アダージョの森」にないので、1本は植えたいところだ。解説を聞いていると、「エリザベス」という品種が、いい香りがして良さそうだ。

番組の後半で「ポタジェ」の話が出てきた、コックさんが登場し、いいコックというのは自ら素材を育て、それを使って料理を作る人だ、とのこと。私も、昨年はイタリアンパセリやミツバなどを植えたが、今年は、もう少しクッキングガーデンを充実しようと思った。

番組を見終わると、さっそく草抜きにかかる。1週間しかたっていないのに、庭の草がびっくりするほど成長している。特に、ヤエムグラとドクダミの成長が著しい。いい天気なので、ちょっと作業をすると、たちまち汗が出てきた。半分ほど抜くと正午になったので、作業中止。

午後は、近くのカラオケボックスに行き、フルート練習だ。宿題のアンデルセンNO5とテレマンのFモールをまずやるが、はやり同じ所で、引っかかってしまう。練習あるのみか。

 


山行きの打ち合わせ

2009-04-16 | フルート

夕方、この春の山行きの打ち合わせを行う。いつものメンバーの内、Sさん、Yさん、Kさんと私の4人が集まった。仕事の忙しい者、体調を崩している者など、いい年になってくると、集まるのも一苦労だ。

餃子がおいしいと有名な四ツ橋の中華料理屋に集合。餃子を食べてみると確かにうまい。おいしさの秘訣は、表面の皮がパリッと焼けていて、中がトロッとしてジューシーなことにある。4人で12人前ほど食べたか、そのほかの中華料理は、際立ってどうといいうことはなかった。奥さんの愛想がいいのがよい。

メンバーの誰かが退職すると、恒例で、その人の希望する山と温泉に行くことになっている。退職したYさんの行先は、南アルプス赤石岳の麓の鄙びた温泉宿となった。ところで山に登るのかというと、夏までは雪が多いから無理だろうということになり、麓から赤石岳の雄峰を望む、温泉に浸ることにとどめておこうという、軟弱計画となった。


4月3回目のレッスン

2009-04-15 | フルート

今日は、4月3回目のレッスン日。いつものように職場を早々に抜け出し、先ずはカラオケBOXに入り、音出しとレッスン曲の練習をする。これが、30分100円と異常に安い。

先ず最初にやったのはアンデルセンのNO5。低音のメロディラインを明確に吹くこと、それと中ごろにある、半音ずつ上昇していく運指のややこしフレーズ。最後に、フレーズ感を踏まえた練習。

次は、テレマンのFモール。第1楽章を今日は一人で吹く。一拍目の八分休符が、十分取れておらず、そのためテンポが速まるので、そこを注意する必要があると指摘された。第2楽章は強弱、付点八分音符のトリルのやり方。どれも先生が先に見本として吹いてくれるのが助かる。

阪神ファンの次の生徒さんが来て、6月20日に阪神対楽天の切符が手に入ったので、どうですか、と勧められた。6月の予定は、分からないので、即答はしかねると返事。新しい甲子園球場を見ておきたいのだが、どうなるのだろうか。


「ポールスミザーのナチュラルガーデン」ポール・スミザー、日乃詩歩子

2009-04-14 | 濫読

テレビでも有名なポールスミザー。イギリスはバークシャー生まれ。英国王立園芸協会ウィズリーガーデンで園芸を学び、現在八ケ岳で2万㎡のガーデンを育てている。この本は、八ケ岳での庭造りの実践を写真を交えて紹介している。

彼は、その土地の気候、風土に合った庭造りを提唱している。ポールのガーデニング手法で特徴的なのは、花を追いかけないということだ。花が咲いている期間は短いのだから、庭はむしろ花の咲いていない時をどうするか。葉そのものの色、形などが庭の風景に与える印象を大事にする。もう一つは、イネ科の植物を積極的に取り入れる点だ。日本の何処にでもあるススキ、チカラシバなどを意識的に植栽し、その風に揺れる風情を生かす。

ポールが言う「いい庭」とは

「庭はそこに住む人が、リラックスして楽しむスペース。だからのんびりした自然の雰囲気が味わえて、あんまり手入れをしなくてもいいナチュラルガーデンがいいと思うんだ。いくら素敵な庭でも、それを愛でる時間も惜しんでずっと草むしりしていなきゃあいけない、なんてことにならないように。そして、ハンモックを吊るして寝そべったり、座ってお茶やワインを楽しんだり出来る場所を作ること。オーブンを置いてピザを焼いたりするのもいいよ」。このポールのナチュラルガーデンの考え方には大いに共感を覚えた。

もう葉桜になった公園のソメイヨシノも、今日の雨で散ってしまった。