フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

カタクリの森を作ろう

2020-04-26 | アダージョの森

今朝の6時前の気温は2℃、ようやく朝の氷点下から解放されたのだろうか。

「春がやってきた」と思って芽を出してきた花たちは、かなりダメージを受けている。

シロバナエンレイソウ、例年もいじけた感じで出てくるのだが、今年はやはり冷害にやられたようだ。

持ち直してくれればいいが。

こちらは寒さにはいたって強い、スイセンと後ろの赤い芽はシャクヤク。

今日は、中花壇の東に咲いているカタクリの話をお伝えする。ここは日当たりがいいので、ボルドーギクがはびこってきていて、カタクリたちが圧迫されてきているエリア。

その横は新しく移植したコアジサイ、防風用に植えたものだ。

そのカタクリ花壇の下は通路になっていて、そこに種から育ったカタクリが芽を出してきていて、通るたびに踏むのが心配だった。
それを何とかしようと、今回、通路に生えているカタクリを移植することにした。

カタクリ3苗を掘り上げる。カタクリは、普通の草花よりも地中に潜って球根を育てているので、掘り上げるときは注意が必要だ。

掘り上げたカタクリを東の森の中へ運ぶ

クリの大木の下は、イガが一杯落ちている。

そのクリの大木の少し東側に、「カタクリ花壇」を作っている。

枯れ枝で囲ってそれとわかるようにしたエリアの中に、運んできたカタクリ3苗を移植した。

これは、以前蒔いた種から発芽したカタクリ 下の細い雑草のようなものが発芽1年目のものだ。

ここは、くっ付いて発芽しているもの。これから花が咲くまでには、6~7年はかかるので、のんびり待とう。

カタクリは環境さえ合えば、自然に種から育つ力を持っている。これから森の中にも広がってくれればと願っている。