フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

早春の信濃を訪ねて

2015-04-03 | 旅行

私が参加している「オープンガーデン・オブ・信州」の総会が、明日4日長野市で開催される。

例年なら、総会の後が遅くなるので長野に宿泊しているが、今年は、反対に前日の今日から出かけて、別所温泉に泊まり、
明日長野の総会に出席することにした。

今日は生憎の空模様だが、道すがら軽井沢に立ち寄る。

シーズンになると美しく花が咲き誇こる「軽井沢 絵本の森美術館」を訪ねた。軽井沢も春は浅く、ようやく、スイセンなどが咲き始めたところだった。

ここは、2つのエリアに分かれている。絵本美術館のエリアと向かい側の「エルツおもちゃの博物館」だ。(入場料は2館合わせて1000円)
ポール・スミザーが手掛けたピクチャレスクガーデンと呼ばれていて、軽井沢の自然をいかした野草中心の庭が広がっていた。


入り口には、真っ白なオオニソガラムが咲いていた。絵本美術館ではビアトリクス・ポターの経歴や作品が展示されている。

「エルツおもちゃの森博物館」はドイツのドレスデンの東、チェコとの国境あたりにあるエルツの森に伝わる木工おもちゃがいろいろ展示されている。安全で温かみと楽しみのあるおもちゃだ。

その後、中軽井沢をドライブして星野エリアに向かった。ハルニレテラスにある丸山コーヒーで「スミレ」と名付けられたブレンドコーヒーを飲む。雑味のないすっきりした味わいだった。

雪解け水で湯川の流れが速い。

その後、上田市にある別所温泉に向かう。途中から雨は本降りになった。

今日泊まった宿は、文化庁登録有形文化財に指定されている、築99年になる木造建築の「花屋旅館」だ。

渡り廊下、部屋の作りには風格がある。夕食会場のダイニングルームは「大正ロマン」が溢れてる。



大理石作りの浴場も、歴史感たっぷりだった。温泉の質は無色透明でやや硫黄臭が漂っていた。