今日から北海道旅行が始まる。
舞鶴港からフェリーで小樽へ行く。
舞鶴に着いたのは午後9時。11時ころからフェリーへ乗り込んだ。
私が参加している「オープンガーデン・オブ・信州」の総会が、明日4日長野市で開催される。
例年なら、総会の後が遅くなるので長野に宿泊しているが、今年は、反対に前日の今日から出かけて、別所温泉に泊まり、
明日長野の総会に出席することにした。
今日は生憎の空模様だが、道すがら軽井沢に立ち寄る。
シーズンになると美しく花が咲き誇こる「軽井沢 絵本の森美術館」を訪ねた。軽井沢も春は浅く、ようやく、スイセンなどが咲き始めたところだった。
ここは、2つのエリアに分かれている。絵本美術館のエリアと向かい側の「エルツおもちゃの博物館」だ。(入場料は2館合わせて1000円)
ポール・スミザーが手掛けたピクチャレスクガーデンと呼ばれていて、軽井沢の自然をいかした野草中心の庭が広がっていた。
入り口には、真っ白なオオニソガラムが咲いていた。絵本美術館ではビアトリクス・ポターの経歴や作品が展示されている。
「エルツおもちゃの森博物館」はドイツのドレスデンの東、チェコとの国境あたりにあるエルツの森に伝わる木工おもちゃがいろいろ展示されている。安全で温かみと楽しみのあるおもちゃだ。
その後、中軽井沢をドライブして星野エリアに向かった。ハルニレテラスにある丸山コーヒーで「スミレ」と名付けられたブレンドコーヒーを飲む。雑味のないすっきりした味わいだった。
雪解け水で湯川の流れが速い。
その後、上田市にある別所温泉に向かう。途中から雨は本降りになった。
今日泊まった宿は、文化庁登録有形文化財に指定されている、築99年になる木造建築の「花屋旅館」だ。
渡り廊下、部屋の作りには風格がある。夕食会場のダイニングルームは「大正ロマン」が溢れてる。
大理石作りの浴場も、歴史感たっぷりだった。温泉の質は無色透明でやや硫黄臭が漂っていた。
3月14日、いよいよ「東京~金沢」間に北陸新幹線が開通する。直前の金沢の街はどんな感じか、ご近所の友だちと一緒に街の様子を見に行くことになった。前日加賀温泉に泊まって、朝10時過ぎに北陸本線で金沢駅に到着した。駅構内はピカピカの真っ新だ。
新幹線の改札口はまだ、まだ覆いが掛けられている。向いの百貨店もリニューアルしたようだ。
改札口を出たところに「あんと」という金沢・石川県の名産品販売所がオープンしていた。和菓子やさんが沢山あるので、何を買おうか迷ってしまう。
金沢駅の東口を出ると、「もてなし」ドームという巨大なガラスの空間に出てきた。
その東の端に木造の巨大な門のような構造物があった。その前で観光客の皆さんが記念撮影をしていた。
駅前の広い通りをそのまま歩いていくと、近江町市場がある。鮮魚類を中心に、色んな食材が売られているので見て歩くだけでも楽しい。そこを過ぎるとほどなく金沢城にやってきた。黒門から城内に入っていくと、広い芝生の新丸広場がある。
河北門や五十間長屋などは新築されていた真っ新だ。そこから二の丸広場を抜けて、黒門に戻ってきた。風が強く寒かったが、雨も止んで日差しが出てきたのは幸運だった。
昼時になったので近江町市場にもどる。獲れ立ての鮮魚が盛り沢山にもられた海鮮丼の店が並んでいたので、そのうちの一軒に入った。
特製の醤油をかけていただくと海鮮丼は食べ応え十分だった。
帰りは駅構内の「あんと」で土産物を買う。平日の昼というのに沢山の観光客が詰めかけていた。新幹線開通の熱気がむんむんとした金沢だった。
7日の朝はやや雲が多い。ゆっくり露天風呂に浸かった後朝食を食べる。
色んな小鉢が深い盆の中に入っている楽しい料理だった。サラダやデザート、ソフトドリンクはセルフサービスとなっている。
食後旅館内を散歩した。梅の蕾が開き始めていた。
旅館でのんびり時間を過ごした後、チェックアウトする。
白浜の街をドライブしていくと、一番高いところが「平草原」という公園になっている。
展望台に行くと、「和歌山県朝日夕陽百選」の看板が立っていた。
そこからは白浜の町が見渡せる。公園は遊歩道に沿って桜が植えられていて、日本庭園やバラ園、紫陽花園などもある。花の咲くころはさぞや見ごたえがあるであろう。
公園を出てしばらく走った後、いつものように「とれとれ市場」で昼食にする。土曜日の昼時なので、店は沢山の観光客が詰めかけていた。
カランカランと鐘がなって、マグロの解体ショウーが始まった。海鮮丼や握り寿司で昼食にした後、干物などのお土産を買って帰路についた。
海が見たくなったので、久しぶりに白浜温泉へ行こう。車で3時間弱、白浜も近くなった。近畿大学のマグロ研究所の横を通って、白良浜に出る。
白良浜の砂は真っ白で目に痛いほどだ。春のような日差しに誘われて海岸筋を歩いていく。
ところが海を渡ってくる風は、強く冷たいので、ほうほうの体で車に戻った。
その後、南白浜道路を走る。岬めぐりの道路からは、広く太平洋を望むことができた。
2時過ぎに白浜温泉「海舟」に着いた。チェックインが2時からなのだが、受付は混雑していて、待たされた。お好きな浴衣を選んで部屋に案内していただく。部屋からも海が見えるので気持ちいい。
温泉は、やや塩味がする無色透明無臭だった。昭和18年に掘削と表示があった。第2時世界大戦真っ最中の時にも温泉の掘削はやっていたのかと驚いた。
そうこうしているうちに日が沈んできて、断崖が茜色に染まってきた。
夕食のメインは船盛料理。
魚や貝類など品数が多く、ボリュームは十分だった。〆のうどんやデザートを食べると満腹になった。