リバプールのホーム「アンフィールド」で行われたリバプールとマンチェスター・ユナイテッドの試合は、アウェイのユナイテッドがテベスのゴールで「1-0」の勝利を収めました。
この試合の後に行われたアーセナル対チェルシー戦を含め、プレミアの「ビッグ4」が同日に直接対決するとあって、現地では「Grand Slam Sunday」と呼ばれて、ここ1週間の大きな話題となっていましたが、
試合前に解説者のマーク・ローレンソン(「ウイニングイレブン2008」の英語版の解説者。 ちなみに、この試合の実況を担当したジョン・チャンピオンも、同じく「ウイニングイレブン2008」の英語版の実況)が、
「なぜファンがこの試合がエキサイティングになると期待するかわからない。 この2チームの対戦は必ずつまらないものになる。」
と予想していた通りの試合となりました。
両チームの中盤がコンパクト且つ非常にタイトになっていて、
ボールを受けるスペースとボールを持つ時間がない。
↓
スペースと時間がないから、強く速めのパスを送る。
↓
強く速めのパスを送るから、トラップが大きくなって、相手にカットされる
というシーンの繰り返し。
“ハイレベルの凡戦”とは、まさにこのことを言うのでしょう。
試合を通して思ったのは、やはりユナイテッドは勝負強いなということ。
例えば、同じ「アンフィールドでのリバプール戦」を取っても、アーセナルの方が良いサッカーをしてチャンスも多く作りましたが、アーセナルが引き分け止まりだったのに対し、ユナイテッドは盤石な守りを見せ、ワンチャンスを活かして、しっかりと勝利。
また面白いのは、ユナイテッドは、チェルシー戦、アーセナル戦、今回のリバプール戦と、全て前半ロスタイム付近の時間帯で先制していることです。
ビッグゲームでこの理想的な時間帯に先制することは非常に抜け目がないですし、その後の展開を非常に楽に進めることができますね。
とある携帯サッカーサイトのコラム(執筆者はリバプールファン)では、
「後半は圧倒的にリバプールが攻めていた。 ユナイテッドには全くチャンスを作らせなかった。」
と書いてありましたが、全くそうは思いませんでした。 “プロ”なら中立的に書いてほしいですね。
終始ユナイテッドの“ゲームプラン通り”に進んでいたように見えましたし、何より、リバプールはほとんど決定機を作れませんでした。
それにしても、リバプールの攻撃の工夫の無さは心配。
後半はイングランド下位チームの如くロングボール一辺倒の攻撃でした。 アンフィールドの大歓声と相まって、それなりに迫力はありましたが、ユナイテッドやチェルシー相手にこれは通じないだろうと。 得点の匂いは感じませんでした。
あ、アーセナル相手には非常に有効ですよ(苦笑)
もう1つの「Grand Slam Sunday」、アーセナル対チェルシー戦の記事は明日にでも。
書くべきポイントが多すぎます(笑)
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