NO FOOTBALL NO LIFE

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“劇的勝利”はもういらない

2007-02-14 | アーセナル

アーセナル 2-1 ウィガン

得点)OG、ロシツキー / ランザート

HOME)アーセナル

                 アンリ
                         バチスタ

          ロシツキー                ウォルコット

                 セスク
                       ジウベルト・シウバ

       クリシー                          ホイト
                ジュルー     トゥーレ


                     レーマン


交代)ジュルー → アデバイヨール
  ウォルコット → フラミニ
      ホイト → アリアディエール


AWAY)ウィガン

                ヘスキー    アガホワ

         マッカローク                R・テイラー

               ランザート     スココ

      バインズ                          ホール
               M・ジャクソン   ボイス


                    カークランド


主審)フィル・ダウド


<変わらぬ悪癖>
マンチェスター・ユナイテッド戦と同じような展開の劇的な逆転勝利でしたが、勝利で得た「喜び」よりも、それまでの過程で感じた「フラストレーション」の方が大きかった試合でした。

アーセナル公式サイトのマッチレポートBBCのマッチレポートにもありますが、このチームはどうしてもっと楽に試合を運ぶことができないのでしょうか? BBCの掲示板にあるファンのこの書きこみが、現在チームが続けてしまっているもどかしい試合展開を非常に的確に表しています。
この試合は普通なら前半で終えられたはずです。 しかし、ウォルコットの最高のクロスをアンリがフリーで外し、今回のような最悪な状況を自ら招いてしまいました。 あれを決めてさえいれば、もうそれで終わりだったような試合でしたが…

学習能力が感じられませんね。 試合終了後、アンリやその他選手が燃え尽きたように疲れた様子を見せましたが、自業自得と言わざるを得ません。 ここ最近は結果こそ出ていますが、過密日程の中でこういった「全力を出し切らなければならない試合」を毎度毎度迫られては、体力的負担は相当なものとなります。 前半のうちから「勝ち試合」を作るつもりで戦わないと。
結局、ホームで簡単に先制点を許すという今季の「悪癖」は、未だ改善されていないわけです。 


試合ハイライト
http://www.youtube.com/watch?v=TO8j62PQIzE

ロシツキー逆転ゴール
http://www.youtube.com/watch?v=yF0bxqDA7l4


選手個々のパフォーマンスも最悪でした。特に酷かったのはセスクでしたね。スペイン代表の試合での消耗はそれほど大きくなかったはずですが、珍しくドリブルにパスにトラップにと精度がありませんでした。 裏を返せば、現在のチームの出来不出来は彼の調子にかかっているということですが。
ウォルコットは前半は良かったですが、後半は時間が経つにつれて存在感が薄くなっていった印象です。 やはり、まだ90分間の安定した貢献度は期待できないですね。相手が引いてスペースがなくなると、途端に活躍の場がなくなってしまうのも、レギュラーを務めるには辛いところです。


ただ、この試合は、「3つのオプション」が計算できるものと確信できた試合でした。
1つは、フラミニの右SB。 実際はオフサイドでしたが、同点ゴールはフラミニの素晴らしい飛び出しとクロスから生まれました。 ホイトとの違いを見せましたし、こういった「点を取らなければならない状況」では、今後もこういった起用が増えてくるかもしれません。 本当に貴重な選手ですね。
もう1つは、ジウベルトのCB。 前回はセンデロスの退場、今回はジュルーの負傷退場ということで、謀らずも2試合連続でCBを務めたわけですが、安心して見ていられますね。 フラミニの右SB同様、「点を取らなければならない状況」でのこの采配は有効だと思います。 「中盤の底の選手」としてはどうしてもパス能力に見劣りする部分がありますが、「CB」としては十分ですから。
最後は、バチスタのセンターハーフ。 これも、上の2つ同様、「点を取らなければならない状況」では、彼の前へ出る力が非常に生きてきます。 CBがセンデロスやジュルーの場合、彼らを攻撃的な選手と交代し、ジウベルトをCBに下げ、バチスタをセンターに置く、というオプションが形として見えてきました。


最後に、フラミニのヘスキーに対するチャージがファウルだったのではないかということについて。
あれは完全にファウルでしたね。 ただ、ヘスキーが倒れたというのは意図的だと思います。 あの強靭のフィジカル、ジュルーを肘打ちして負傷退場に追い込んでも、心配することも詫びを入れることもなく笑っていられる図々しさを考えても、あれぐらいで倒れるようなヤワな選手じゃありませんよ。 「ファウルされたのは本当で、倒れたのはウソ」というのが正解な気がします。
それ以外のジャッジを見ても、この日のダウドは最悪でした。 アーセナルにとっても、ウィガンにとっても不公平且つ理解不能なジャッジが多かったですし、選手に対して侮辱的発言を浴びせたなんていう話も出ています。 もし本当ならこれは前代未聞です。 それで抗議したジュウェルが制裁を受けるというのはおかしな話です。 やはり、プレミアは審判のレベルをどうにかしないと。 ダウドやマイク・ライリーら高年齢のダメ主審がトップレベルの試合で笛を吹くことがあってはなりません。

 

さて、次は水曜日の「FAカップ再試合」ボルトン戦です。 アウェイで、どうせ「サッカー」はさせてもらえないでしょうから、ここは思い切ってセスクを休ませてディアビーを起用するのもアリでしょう。
もちろん、勝ってほしいと思っていますし、いい加減ボルトンに対する苦手意識を払拭してほしいところではありますが、もし負ければ、週末に予定されているFAカップ5回戦(対ブラックバーン)が消え、来週火曜日のCL・PSV戦まで休むことが可能となるので、それはそれでアリな気がしてきました。 CLのすぐ後にはカーリングカップ決勝も控えていますし(まぁ、これは例の如く“控え組”中心でしょうけど)。

どちらにせよ、今後の2週間はアーセナルにとって「3つのコンペティション」の行く先を左右する重要なものとなります。


それにしても、ロシツキーのプレミア初ゴールがまさかヘディングとは(笑)


 

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