NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
随時更新!

さよなら、アリアディエール

2006-12-17 | アーセナル

アーセナル 2-2 ポーツマス

得点)アデバイヨール、ジウベルト・シウバ / パマロ、M・テイラー

HOME)アーセナル

                アリアディエール
                        ファン・ペルシー

           リュングベリ               フレブ

                 セスク
                       ジウベルト・シウバ

       クリシー                        エブーエ
                ジュルー    トゥーレ


                    レーマン


交代) リュングベリ → ウォルコット
  アリアディエール → アデバイヨール
       エブーエ → フラミニ


AWAY)ポーツマス

                      カヌ


          M・テイラー               D・トンプソン

               G・オニール    S・デイビス

                    P・メンデス

       パマロ                        G・ジョンソン
                キャンベル    プリマス


                     ジェームズ


主審)スティーブ・ベネット


<悲しき現実>
2人の選手の、「キャリアの分岐点」となるべく試合を見た気がする。

1人はもちろん、アリアディエール。
先発には驚かされたが、「4週連続週2試合ペース」という超過密スケジュールをこなし、ターンオーバーを進行中のアーセナルの現在の状況を見れば、考えられなくもない話だった。
そして、このヴェンゲルのアリアディーエルの起用には、1月の冬の移籍市場再開を前に、彼に「ラストチャンス」を送ろうという意図も込められていたのだと思う。
今回の試合は、場所はホームのエミレーツ・スタジアム、相手は決してビッグクラブではないポーツマス、システムは彼を最大限に生かす「4-4-2」と、彼がチャンスを生かすにはこれ以上ない条件が揃った試合だった。 ここで結果を出すか否かで、ヴェンゲルは彼への「見極め」を行おうとしていたのだと思うが、残念ながら、彼は期待に全く応えられなかった。おそらく、「再試」も考えにくい。
期間が冬になるか、来夏になるかはわからないが、アリアディエールのアーセナルでのキャリアは幕を閉じたと言っていい。

もう1人は、リュングベリ
開始5分で、相手との接触なしにハムストリングを負傷して退場。
もちろん、彼は、「うまい選手」ばかりが集まるアーセナルにとって、「気持ち」を入れてくれる非常に重要な選手。 チーム愛も強く感じさせ、個人的にも好きな選手であるため、ずっとチームに残っていてほしいと思う。
しかし、怪我があまりにも多すぎる。
現在のアーセナル、ヴェンゲルのプランに、「攻撃的ミッドフィルダー」は、ロシツキー、フレブ、リュングベリ、バチスタ、ウォルコット、の5人がいると思われるが、残念ながら、そのリュングベリは怪我でほとんど計算ができない。

毎年のこととなってしまっているが、この「計算ミス」が、シーズン途中で必ずチームを悩ませる。
現在は、ロシツキーとリュングベリが怪我、バチスタはチームにまだ馴染んでおらず、ウォルコットは経験不足。 つまり、頼れる選手がフレブしかいない状況だ。
開幕の時点で「計算」に入ってしまっているぶんだけ、補強の計画も立てにくくなっている。

リュングベリの怪我の状況がどれほどのものかはわからないが、もしまた1ヶ月以上の長期離脱を繰り返すようなら、そろそろ「他の選択肢」も頭の中に入れておかなければならないだろう。

怪我の話をすれば、アーセナルは他の4強と比べて怪我人が多すぎる。
アンリ、リュングベリ、ロシツキーはいつもそう。 加えて、現在好調のクリシーもいつ「再発」するかわからない状況。 高い身体能力の割には、エブーエも怪我に弱い。 フルで働ける選手が、セスクとジウベルトとトゥレぐらいしかいないのだ。
ただでさえ他と劣る戦力の中で、これだけ怪我人が出てしまっては勝ち目がない。
チェルシーやユナイテッドは、「核」となるテリーとランパードとドログバ、ファーディナンドとロナウドとルーニー、にほとんど怪我が見られない。
「怪我をしないのも実力のうち」ということか。


最初に「個人」の話をまとめたが、この試合は「チーム」としても最悪だった。
一番不甲斐なく思うのは、選手達に「学習能力」が全くないこと。 今回も、前半ロスタイムでの「セットプレー」で失点。 ホームでこれだけ先制されることをどう考えているのか。 なぜこうも続けて試合の入り方を間違うのか。
前半終了時に、ファンが選手達に浴びせた「ブーイング」は当然の報いだ。
少しのパスミスでブーイングするスペインのファンと違って、イングランドのファンが自らのチームにブーイングを浴びせることは、「異常事態」だと考えてほしい。

ただ、今回に限って言えば、ファンにも責任があると思う。
後半、続け様に2点を取って同点に追いついたが、これは選手達の頑張りの他に、「ファンの後押し」も要因として切り離せない。
チームの性質上、どうしても「人を探して」立ち止まってしまうことが多くなる中で、ファンの大きな声援が、選手達にボールを「前へ」と運ばせた。
しかし、これが始まるのが遅かった。
この日のエミレーツに劇場空間の如き熱いチャントの共鳴は存在せず、6万人収容が嘘であるかのような静けさしか見られなかった。 このファンの沈黙が、アーセナルの選手達から「前への意識」を奪ってしまったことは、否定できない。
オールド・トラッフォード、アンフィールドと違い、エミレーツのファンには熱気が感じられない。 これらのクラブに追いつくためには、ファンもこの水準に追いつく必要があると思う。

 

収穫は、2点差を追いつき、「ホームでは負けない」という意識をさらに高められたことと、アデバイヨールが、アンリがいない今「エース」としての自覚が芽生え始め、それが結果に表れていること
ウォルコットも、あと必要なのは「得点」のみ、と言っていいほど、コンスタントにチームにアクセントを加えられるようになっている。 スピードを生かす術も見につけ始めた。

 

Arsenal Team Name Portsmouth
  2 Goals 2
  8 Shots on target ( Inc Goals ) 3
  6 Shots off Target (inc woodwork) 2
  0 Blocked Shots 2
  7 Corners Won 4
  15 Total Fouls Conceded 14
  3 Offsides 3
  0 Yellow Cards 2
  0 Red Cards 0
 50% Possession 50%

http://home.skysports.com/matchreport.aspx?fxid=298536&CPID=8&channel=

 

CL決勝トーナメント1回戦の相手がPSVに決まり、最悪の事態は回避されたが、このままではそう簡単にはいかなそうだ。

 

 

ランキングダウンでモチべーション低下中…
最後まで読んで頂けた方は是非クリックをお願いします!!!
人気blogランキングへ
最新のサッカーブログランキングはこちらをクリック!!!
(登録中!!! モチベーション維持のためご協力お願いします!!!)

は、こちらへ!!!